すけべな女の子

5.1チャンネルで
くるりの「すけべな女の子」を聴いている。

うちのオーディオは、スピーカーが五本、
部屋の四隅とフロントにある。
なので、それでCDをかけると、ヴォーカルはフロント、
ギター、ベースはサイド、ドラムはリアで音が出る。

オートサラウンドが上手く振り分けられると、音で
部屋が包み込まれる。普通には聞こえなかった音も、
これで聴くと確かに感じられたりして、楽しい。

 

最近は学校で写真を撮るのが面白くて、
何でこんなに知らないことが多いんだろうと思うほど、
知らない場所や場面に遭遇する。

それは今までにも遭遇していたはずの場所で、
きっと見過ごしていただけなんだろう。
カメラあってこその世界が、知らない間に
フレーム越しに広がっていた。それが不思議で面白い。

学校以外でも撮っているけど、
テイストが変わってしまうのがまた面白い。
同じ自分なのに、違う人のような気もする。

装置と気分が変わるだけで。
耳も、眼も。

 

作家性に欠けるとか、視点がバラバラだとか言われても
返す言葉はないのだが、それでいいと思っている。
作家ではないし、ぼくは浮気性なんだと思うし。


投稿者: tacrow

伊藤 拓郎 / Takuro ITO (April 12, 1980~) 2006年 武蔵野美術大学 造形学部映像学科卒業。デジタル系広告制作会社を経て、2017年〜広告会社にてデジタル・プランナー/コミュニケーション・プランナー職