studiousを思い出せ。

CANNES PANTSU 2011

 

去年のカンヌで撮った1枚。
角を曲がったところのアパルトマンでこれ見よがしに干されていた白いパンツ。
南仏の西日に照らされて輝くパンツライオン。

 

博報堂アイ・スタジオを辞めましたBlogを書いて、スタジオというフレーズが過去のエントリーを思い出させてくれました。

 

studious – 創造の磁場

熱中している時ってどういう時かというと、自分がない状態なんですよ。で、自分がないってことほど幸せなことはないんで。ぼく、その幸せな状態を「ステュディオス(studious)」っていう状態だと思うんです。

「ステュディオス」から派生した言葉の「スタディ(study)」は、単に「勉強」って直訳されますが、一般的に「勉強」って言葉ってすごく義務的な語感があると思います。そうじゃないんですよ、本来のstudiousは。夢中になって、のめりこむような状態。たぶんラテン語だと思うんですけど。

たとえば白金スタジオでもナントカスタジオでも、「スタジオ(studio)」ってのは、みんながあるものを撮影する‥‥あるものを作るときにみんな熱中して、みんなが集中して自分を忘れて作る場ですよね。(中略)生き生きしている状態が自分がない状態ってのは変なんですけどね。(中略)Crazyですね。

 

佐藤雅彦さん
(メディアクリエーター、東京芸術大学大学院映像研究科教授、慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授)のことば。

 

同僚によく話してました。「だから俺たちはもっと熱中しなきゃ」と。


投稿者: tacrow

伊藤 拓郎 / Takuro ITO (April 12, 1980~) 2006年 武蔵野美術大学 造形学部映像学科卒業。デジタル系広告制作会社を経て、2017年〜広告会社にてデジタル・プランナー/コミュニケーション・プランナー職