NoReason

コカ・コーラのCMが変わった。

スカイダイバーがわらわらと出てきて、
まるでアサヒ・スーパードライか?と思わせる映像とエアロスミスの歌。
決め手に「スペシャルマジック!コカコーラ」。

ふーん。

 

これまで、コカコーラといえば「No-Reason」だった。
「ノーリーズン・コカコーラ」。「理由なんてない」と言い切る爽快感。

友達の友達が、就活でコカコーラボトラーズの就職面接を受けたとかで、
そん時に質疑応答で「我が社を受けた理由を聞かせて下さい」と言われた。

そこで一言。

「NoReason」

まさにその一発でその人は採用。コカコーラの社員になれたんだとか。

この場合、すごいのはどっちなんだろう。
ま、どっちも強者だ。「スペシャルマジック」じゃなくてよかったとも思う。

 

友達の友達って誰よ。ていう話は無しね。

寒くても笑顔。

原宿にて

日々、よく目にする写真のひとつは、ビルボードかもしれない。

どれほど加工され高層に掲げられていようが、目が合ってしまう。

肖像権


肖像権侵害撲滅の広告。
「勝手に顔を撮らないで!」と。

顔は撮らないよ。
だけど、その胸に目が行ってしまうよ。

 

散歩がてらレコード屋に寄って、
DVD一枚を買い、散髪して、諏訪祭を見て帰った。
ソフトモヒカンにされた。

サブカル包囲網

アニマトリックスを見ました。

世間で話題になっているあのMATRIXを、世界のアニメ作家が集ってオムニバスアニメーションとして作品化したものです。

よりMATRIXの世界観を楽しめるという触れ込みでしたが、
僕はこっちの方が世界観が確立されているんじゃないかと思いました。

本家は本家で、やはり相当の世界観の構築に成功した映画として凄いのですが、
アニマトリックスのよい点は、
やはりアニメーションの可能性を感じさせてくれるところにあります。
アニメでしか出来ないことが、そのまま世界観の構築に繋がっているのです。
こればかりは見てもらわなければ分からないのですが、一見の価値はあります。

MATRIXという映画自体の評価は人それぞれだと思いますが、
僕は都市表現という視点で見るので、わりと好きな部類に入る映画です。
お話はどうでもよくて。

コンピューターの文字を基本に、緑色がマトリックス(虚構)の世界色。
で、現実は青色で構成されています。非常に分かりやすい。
ビジュアルイメージの統一は、色で行うのがもっとも効果的です。

で、次に眼がいくのが雨の使い方です。
監督のウォシャウスキー兄弟はいわばアニヲタですから、その辺の日本のアニメや映画を存分にパクってくれていますが、それでも雨の使い方は素晴らしいの一言。
スプリンクラーのしぶき。土砂降りの雨。濡れた街。
この辺りのよさは「ブレード・ランナー」やフィンチャーの「セブン」「ファイト・クラブ」にも見て取れます。

アニメ故のよさは、そこへ更にCGという技術が入ることによって、
のっぺりとした絵に、無限の奥行きが構成されるというところにあります。
この広がりは実写では出来ない。不可能です。
ともすれば不粋になりがちなCGの、最も効果的な用い方なのではないでしょうか。
画が奥行きを持って迫ってくるのです。
二次元が三次元になるだけで、ぼくらの眼はワクワクするのです。

こういう楽しみ方は、もしかしたら世代によっては理解出来ないかもしれません。

 

そして、ハリウッドでも異色かつ面白い現象といいますか、
このMATRIXという作品のいいところは、実写映画に留まらず
アニメーション、ゲームと、その姿を変えても同じ目線で語られるところです。

つまり、サブカルチャーを包囲する展開、増殖をしているという事です。
これほど自由で遊び心のある展開はないと思うのです。監督してやったり。

「これは現実ではない。僕はここにいない」という永遠のSFテーマは、
見方を変えればただのひきこもりとしか思えないのですが、
その世界観の拡張がものすごくスムーズに行われている。

すべての作品(商品)が、MATRIXの広告として機能しているんです。
サブカル包囲網とは、つまり広告戦略です。
アニメと実写の融合とか、CGのリアリティには興味がないのですが、
ジャンルを越えて渡り合い、広告としても作品としても相乗効果を狙うなんて、
上手いなぁと唸ってしまいます。賢い。

しかもその展開ゆえにアニメが面白くなっている。
いくら「攻殻機動隊」のパクリと言われようが、ここまでやりきったら勝ち。

そんなことを思いました。