書く、消す、出す。を丁寧に。

ふと思い出して、こんなことをTwitterにつぶやいてみました。

 

コピーライター養成講座に通っていた時、消しゴムや修正ペンを使わずに文字の上から間違い部分を乱暴に塗りつぶして提出する受講生が意外と多かった。ビックリした。自分が講師だったら注意して0点にするなぁ。

 

すると、恩師(@baccano21)から反応がありました。

 

即アウトにしてた。「伝える」ってことをわかってない人に何言っても意味ないから。

 

ひとりでも多くの心を奪いにいくのだから、下手くそな字でも、ゆっくり丁寧に書く人が好きです、僕は。

 

ですよね。

たぶん、ぐじゃぐじゃっと塗りつぶして提出している人たちは、ぎりぎりまで試行錯誤して、よりよいものを出そうとした。だけど、これが履歴書だったら?テストの解答用紙だったら?

紙切れの向こうにはターゲットがいて、履歴書やテストの答案以上に読んでくれるかどうかもわからない。

それが広告なのに、講座だから必ず読んでもらえると思い込んでいる。そこには「自分はお金を払っている客だ」という甘えさえ潜んでいるんじゃないか。

 

伝える側に立ちたいなら、丁寧に書く、消す、出す。

まずはここからじゃないかと思います。

これなら僕にもできる。


投稿者: tacrow

伊藤 拓郎 / Takuro ITO (April 12, 1980~) 2006年 武蔵野美術大学 造形学部映像学科卒業。デジタル系広告制作会社を経て、2017年〜広告会社にてデジタル・プランナー/コミュニケーション・プランナー職

「書く、消す、出す。を丁寧に。」への2件のフィードバック

  1. 昨日、コンペに出すクリエイティブに使うから
    字を書いてと頼まれて、一生懸命「書く」ことをしたのを思い出しました。

    紙を何枚も使ってかきました。
    ていねいに書く、消す、出す。
    忘れないように、こころがけたいなあと思いました。

  2. >pinkpecoさん
    だねえ。心に余裕があること、そして
    読む相手を思う想像力があること。
    肝に銘じておきたいですね。

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