JOJO日記003

『ジョジョの奇妙な冒険』第3部、
オインゴ・ボインゴ兄弟が自滅。

目に包帯を巻いた花京院がなかなか渋い。

 

こんなに面白いJOJO・ザ・ワールドが家に
揃っていながら読んでこなかったなんて、
俺、人としてどうかしてたわマジで。

JOJO日記、はじまる。

「いい加減にして、読もうか」

と言って彼女は食べ終えたカレーの皿を持って立ち上がった。

流し台に皿を置き、水をさっとかけ、手を拭いて自室に入る。

部屋から声をかけられる。

「何部から読む?お薦めは3部からだけど、
 選ばせてあげるよ」

え、上から目線?

 

長年なんとなく敬遠していた『ジョジョの奇妙な冒険』を、なぜか第3部から読むことになりました。

 

Perfumeかしゆかもハマっているジョジョ。

「ほらね!ジョジョは大人のたしなみなんだよ。
 これを読んでいるだけでみんなと友達になれるよ。
 天気と野球とジョジョの話は大人の定番だよ」

なぜに大人を引き合いに出すのかがよくわからん。

だが実際、彼女は仕事場で会う業者さんたちに
自分の手帳に貼っているジョースターのカードを
見られては「ジョジョお好きなんですか」と聞かれて
コミュニケーションが活発になるんだとか。

「かしゆかと街でばったり会っても困らないよ!」

ズギュゥゥゥゥゥゥン

がぜん、読みます。

お茶の間アリーナ

Perfumeワンマンライヴ
ディスコ!ディスコ!ディスコ!が、
ライヴ開催から一週間というスピードで
WOWOWにて独占オンエアされました。

もちろん、この日のために
・視聴無料キャンペーンに登録し、
・HDDレコーダーの予約をセットして、
・京都の弟にブルーレイ録画を頼み、
・盟友koni氏を家に招き入れ、
・ドミノピザを注文し、
・部屋の電気を消し、
・5.1chアンプをONにして、
・コーラ片手に、
いざ。

これでサイリウムを持ってたら病。
(すでにビョーキと診断する人もいますが)

 

「BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!」のDVDよりも
高解像度で、ずっといいカメラワークとカット編集。

WOWOWはRADIOHEADの映像もやばかったけど、
もともとライヴ映像が得意なんじゃないのかしらん。

現場にいたとはいえ、運良く前方での参戦だったため、
場内の規模や照明の広がりは初めての鑑賞です。
いやぁ、代々木は大きい。そして3人は美しい‥‥。

 

当日、僕の手前で狂ったように踊っていたおじさまが
3人の足下でしっかり映っていました。
僕もいました。いるわな、そりゃ。いたんだから。

おっちゃん、ハイビジョン化だよ!美しいぞ!

 

追記:
著名人の方々がぞくぞくと「私も観に行きました~♪」と
ブログで公表されていますが、我らが大先輩・辛酸なめ子氏も
あの群衆の中に紛れ込んでいたようです

掟さんのブログともども、楽しく読ませていただきました。

NIGHT FLIGHTから不時着

先週はしゃぎすぎたからなのか、
夜中にたべたアレがあたったのか、
体調を崩す。

夕方にはちょい回復(体力ゲージ赤から黄色へ)。
仕事場に出たのは午後4時をすぎていましたが、
そのぶんたくさんの宿題をもらって帰宅。

こうして、ふたたび日常にランディング。

 

 

『闇金ウシジマくん』13と14巻を買う。
テンションがだだ下がる。

マンガ史に残るようなタイプの作品ではないかも
しれないけれど、これは間違いなく現代の必読書。
(ビレバンの店員だったらもっと上手いこと書くだろうなぁ)

だって、はしゃいでた先週末を3ページで
一気にクールダウンさせてくれるんだから。
悪寒を体感したけりゃ読め、みたいな。

しかも13巻の舞台は、浪人〜大学時代を過ごした立川。
よく写真に撮った街が背景に使われている。

あぁ、日常にランディングさせてくれたなぁ。
100万ボルツでがんばろっと。

ディスコ!ディスコ!ディスコ!

Perfumeワンマンライヴ
ディスコ!ディスコ!ディスコ!

アリーナ席、前から3列目という
驚愕の至近距離から3人を拝み倒し!!!

しかも!!!

 

かしゆかに

手を振ったら

振り返してくれた!!!!!!!!!!!

 

嬉しさのあまり、隣にいる盟友kofumeに速報。

「今の見た!?俺が手を‥‥」
「俺も!!」

あんたにじゃねーよ、俺にだよ!!!!!!

 

mixiを通じて一緒に行った人はwonder2の衣裳で
参戦し、MCであ〜ちゃんにバッチリ拾われていました。
どこを切り取っても、代々木の奇跡。

両脇から伸びた花道で、目の前で、
かしゆかがステージから一瞬、落ちそうに
なったのを見て、「魔女宅」のジジばりに
身の毛に電気が走り、思わず前のめりに。
ただ、1万数千人いても、ファンは祈るのみなんだなぁ。
あぁ、近くて遠い。

なんてフクザツな思いが頭をよぎる暇もなく、

Perfumeの真骨頂たるLIVEを、
圧巻のダンスを、どんな規模の
ハコでも健在のゆる〜いMCを、
初披露のNIGHT FLIGHTを、
Hiパフォーマンスを
「見」たのではなく「演」りました。

もう、ひたすら、「生」はすごい。

明日はセンター花道、巨大ミラーボールの
眼前で観戦します!!!

リッチであること。

時よ止まれ!

 

どうやって撮るんだろう?

 

21:9という、映画のシネスコサイズを黒帯なしにフルスクリーンで表示できる液晶テレビの、プロモーション用につくられたムービーのようです。カンヌ受賞。

 

それにしても、これだけダークなモチーフで電化製品の宣伝をするなんて、日本だと考えられないですね。

まず、大量殺人がNG。
次に、ピエロが怖くてNG。
ピエロがマクドナルドのドナルドに見えなくもないから配慮してNG。
液晶テレビと関係ないからNG。

でも映画の臨場感をそのまんま余すところなく見られますよ。それは例えばこんな臨場感でっせー。って話で、そんじょそこらの臨場感ではなし得ないレベルになってることが、この液晶テレビの広告になっている。

YouTubeではただの「すごい映像」ですが、メーカーのサイトに行くとその意図が伝わってきます。商品の肝である縦横比が変えられたり、高精細で再生できたり。

まあ、それを見ているのはノートPCだったりするのですが。

贅沢な商品を広告するには、贅沢な体験をプレゼントする。
日本だとTVCMありきの広告費の使い方をするものだから、こういった贅沢さってまだまだ少ないのが現状。贅沢な商品をアピールするためにスペックを並べ立てるのが常套手段で。作り手の僕が「日本だと」だなんて言ってる間はブレイクスルーできないんだろうな。反省。

それにしてもこの映像、制作費はいくら掛かっているんだろう?見とれてしまう2分間でした。

やっぱり、広告は貴重な時間をもらう分、「得した気分」を与えなきゃダメですね。

 

Carousel: A Cinema 21:9 Production

ぐるりのこと。

じんわり、染みいる映画だった。

木村多江、リリー・フランキー主演。
映画『ぐるりのこと。』を観る。

 

めんどうくさいけど、いとおしい。
いろいろあるけど、一緒にいたい。

 

ある夫婦の10年間が、モノローグもBGMも使わず
たんたんと、それでいて緊張感をもって描かれる。

主演の木村多江さんは、撮影中、ほんとうに
役を超えて自分も「うつ」状態になったそうだ。

 

[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=5kdqcFCxT6c&hl=ja&fs=1&rel=0]

 

ふたりでお風呂に入るシーンが好き。
あれはふつーに痛いよなぁ。

脇役も豪華なのに、うるさくない。
美大出身のふたりという設定に、親近感を覚える。
リリーさんの佇まいが、素のままのようで可笑しい。

 

傍らにいるだけの夫が、妻の鼻水を拭いてあげる。

 

とってもいい映画です。

名作コピーに学ぶ

広告学校の恩師・鈴木康之先生の
名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方』読了。

名作コピーの
何がどういいのか?
を見事に解剖された一冊。

「書くことは、書き直すこと。」

「1行目は、2行目を読みたくなるように書くこと。
 2行目は3行目を、3行目は4行目を読みたく
 なるように書くことだよ。」

「文章は書くものではなく、読んでもらうものです。」

(本書より)

解剖の詳細なレポートと、先生の経験から
導き出された教訓が「読みやすく」まとめられています。
感動しました。

「何かに感動したことを、どこかの元首相みたいに
 感動した!で説明しようなんて怠けちゃダメ」
という声と、めがねの奥の鋭い視線が頭に浮かびます。

もっと勉強しなきゃ。

 

文章を「読んでもらいたい」と願う
すべての日本人におすすめです。
(これも常套句なので、赤ペンチェックの対象かな‥‥)

WATCHMEN

[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=R3orQKBxiEg&hl=ja&fs=1]

『ウォッチメン』を鑑賞。

「Who watch the watchmen?」
(誰が見張りを見張るのか?誰がヒーローを監視するのか?)

アメリカVSソ連の冷戦を背景に、
X-MENのようなスーパーヒーロー、
「WATCHMEN」の活躍を描くSFバイオレンス。

と思いきや、単純にそれだけではない。

のっけからヒーローのひとりが殺害されます。
しかも、そのヒーローはニクソン政権に
心酔したメチャクチャな奴で、ケネディを
暗殺したり、ベトナム戦争で現地の人を
殺しまくったり、描写が半端ない。

もちろんストーリーはそこで終わるわけではなく、
正義を貫くためにどこまでやっていいのか?
ある悪を根絶やしにするために、星ごと燃やしてもいいのか?
‥‥誰がヒーローを監視するのか?みたいなことが描かれます
(星ごとというのはものの例えであってネタバレではないです)。

『300』の監督なので、暴力もSEXも超スロー、
歯が折れるシーンも“炎”が発射されるシーンも
容赦なく隠すことなく見せてくれます。

 

デート映画にはとうていなり得ないので
ヒットはしないでしょうが、『300』や『ダークナイト』を
面白いと思えた男子諸君は、ひとりで映画館に行くべし。

中学生時代にコミックの『X-MEN』を集めていた僕には
かなり衝撃的な作品でした。

WATCHMEN(米国版)
WATCHMEN(日本版)

What for?

「WhatとHow、つまり、広告で
何を言うかと、どんな表現で言うかの手前に、まず
何のために言うのかという、ミッションから考えます」

 

NTTレゾナント「goo」、
日清カップヌードル「NO BORDER」「FREEDOM」
などを手がけてこられたクリエイティブディレクター、
高松聡さんの講義を受講。

 

気になる言葉はすべてメモしてきましたが、

「コピーライティングとコピーライターの違い」
「What to SayとHow to Sayの手前」

のふたつが心に刺さりました。
冒頭の言葉はその中から。

 

What for?の目を持つ。

 

基本中の基本なんだと思いますが、
言葉にされて改めて意識できたというか、
今の自分の企画案に欠けていた部分が
まさに「何のためにやるのか」という視点だった!
と気づかせてくれました。

HD

[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=vP4BJVmjZq4&hl=ja&fs=1&rel=0]

これはHDモードで、フルスクリーンにして見るのが正解です。

 

フランス人写真家が撮った東京の空、だそうです。
息をのむ光景が広がります。

 

HDカムが一般にも扱えるようになった3~4年前、
まさに

「定点で街を撮りっぱなしの写真のような動画」

を作って展示しよう!と計画していたことがありました。

当時は映し出すモニタをレンタルするにもお金がなく、
計画はあえなく頓挫したのですが、今やYouTubeでも
細密なクオリティを配信できることに隔世の感を覚えます。

(※このムービーはキヤノンのEOS 5DMk2で撮られたらしい)

 

動画を主とした映像学科にいながら写真(静止画)を
勉強していた身として、動画なのか静止画なのかが
あいまいな部分での遊びを追求していきたい、
というのが僕の当時のスタンスでした。

1,000分の1秒を撮るのが写真なら、
動画を1,000倍のスローで流したらどうだろう?
とか、そんなことばかり考えてました。
そのためには、ハイビジョンの高解像度が必須とも
考えていました。そうしないと絵として持たないから。

ただ、動画で額縁(モニタ)に飾ると、それだけで
見る人は「尺」を意識し、「物語」を期待してしまう。
「これ、いつになったら何かが始まるの?」という構えで
見ようとするのです。それは僕の意図とは違うので、
そうじゃないですよ、と言いたいところですが、言えない。
なので、床面に映して、装置として見せるなんてことも
やりました。懐かしいなぁ。って、それだけの話です。

 

それにしても、かっこいいなぁ。
久々に映像を撮りたくなりました。

ざわ‥‥ざわ‥‥

先週見たときは33万だったBRAVIAが
今週は29万に下がってたんだよ!しかも
ポイント20%OFFで実質23万円也。もう
今が買い時ってことなんだよ、これは!!

 

激安先生になったつもりで熱弁したところ、

 

「じゃあ、この調子で下がれば
 いつかタダに‥‥よかったね!」

 

そう来たか。

 

「そんなあなたはこれを読むがいい」

と言われ、『カイジ』を読み始めた。

 

上京後、自堕落な日々を過ごしていた伊藤開司(カイジ)は、ある日金融業者の遠藤により、かつて自分が保証人になっていた借金30万円を押し付けられ、法外な利息により385万円にまで膨らんでいることを知らされる。

遠藤に誘われるままカイジは、負債者に借金一括返済のチャンスを与えるというギャンブル船「エスポワール」(フランス語で希望を意味する)に乗り込む。そこで行われるのはカード12枚を使った「限定ジャンケン」。うまく勝てば借金は帳消し、ただし負ければ命の保障はないというものだった。

カイジは幾度となく煮え湯を飲まされながらも、土壇場でのひらめきと思考を駆使して、生き残りを賭けた勝負に身を投じる。

 

伊藤って同姓じゃないか‥‥。
ざわ‥ざわ‥。