ミーハーに生きる2016年。

前回のBlog更新から1年が経ってしまった。

この1年、とにかくエンタメ方面で充実していた。
そのぶん、お金もものすごくつぎ込んでしまったわけですが。
ざっと振り返ってみます。

 

2015年12月、男性限定公演であることに女性団体が噛みついて話題になってしまった、ももいろクローバーZ『男祭り2015 in 太宰府』に参戦。

続いて12月24日、極寒の軽井沢スノーパークで開催された「ももいろクリスマス2015 ~Beautiful Survivors~」。

明けて2016年1月はSMAP解散報道やらベッキー&ゲスの極み乙女。の不倫報道に沸くのを横目に、ジャニーズ発の小説家・NEWSの加藤シゲアキくん原作、行定勲監督の『ピンクとグレー』で芸能界の闇と菅田将暉くんの怪演に憧れる。

『ピンクとグレー』公式サイトより
『ピンクとグレー』公式サイトより

 

2月から4月にかけては再びももクロ。
北海道から福岡まで全国5大ドームで繰り広げられたドームツアー『DOME TREK2016 AMARANTHUS/白金の夜明け』全9公演、全部参戦しました。

名古屋は手羽先と味噌カツ、北海道は味噌ラーメン、大阪たこ焼き串揚げ豚まん、福岡もつ煮、埼玉はとくに無し。どの旅も楽しかったなぁ。

ももいろクローバーZ公式Twitterより
ももいろクローバーZ公式Twitterより

しおりんのピアノ演奏に度肝を抜かれたことが強烈に印象的だったツアーでしたが、皆公演を重ねるごとに著しい成長を遂げ、最後の西武ドーム公演は集大成と呼ぶにふさわしい内容でした。

とくに感慨深かったのは地元民が多かった北海道。LIVEのセットリストが前半アルバム曲、後半いつもの定番曲ときれいに分かれていたのですが、サーカス団が出てくる絢爛豪華な前半が終わったところで後ろの席の初参戦さんが「いや〜!すごい!すごいですね!」と素直な感想を力いっぱい吐き出すと、連れてきたであろうモノノフのお友達が

「ふっふっふ‥‥、ここからですよ」。

次の瞬間、暗転して始まるオーバーチュア!会場中のモノノフによる“うりゃおい”の大合唱。「え〜!?まだあるんですかあああぁぁ?!」のけぞる初心者さん。絵に描いたようなリアクションは周囲を和ませました。

‥‥って、この調子で1年を振り返ってたら大長編になってしまう。

ちょうど仕事も大きな案件(※)が立て続けに公開された時期で、平日は深夜帰宅、土日はももクロ遠征と家庭を全く顧みない生活を続けていたところ、4月6日から6月20日までの2ヶ月少々、妻から一言も口を聞いてくれない日々を過ごすことに。

全面的に自分が悪い。仕事のせいにはできない。ましてやあーりんのせいでもない。ひたすら謝罪をさせていただき、こうして、まだ生きております。

 

6月下旬から落ち着いた日々を取り戻し、『レヴェナント』、『ズートピア』、『デッドプール』、『エクスマキナ』、『疑惑のチャンピオン』と、毎週末映画三昧。

妻に誘われて観た『セトウツミ』もよかった。

 

そして2016年夏の話題作『シン・ゴジラ』、『君の名は。』、をリピート鑑賞し、『怒り』、『永い言い訳』へと突き進んでいくわけですが、この4本の破壊力たるや。

『シン・ゴジラ』公式サイトより。僕は4回観ました(同僚は7回)。
『シン・ゴジラ』公式サイトより。僕は4回観ました(同僚は7回)。

 

『君の名は。』公式サイトより。ツッコミどころもあるけどSFミステリー要素があってグッときた。
『君の名は。』公式サイトより。ツッコミどころもあるけどSFミステリー要素にグッときた。

 

泣きました。(『怒り』公式サイトより)
泣きました。(『怒り』公式サイトより)

 

原作小説も素晴らしいです。(『永い言い訳』公式サイトより)
ひりひりする。泣かされました。(『永い言い訳』公式サイトより)

『シン・ゴジラ』、『怒り』、『永い言い訳』についてはいずれ、個別に感想をポストしておきたい。

 

前後しますが8月13日、14日、日産スタジアムでの『ももいろクローバーZ 桃神祭2016』に参戦。

圧倒されたこと以外、あまり記憶に残っていない。
圧倒されたこと以外、あまり記憶に残っていない。

 

深く沈み込んで己を見つめ直したくなる傑作映画、色めき立ち喉を枯らすまで声援を投げつけるLIVE、いっぺんに振り返るのはちょっと無謀だったかもしれません。

Blogに記録しなくても日々は流れる。書くほどでもない日々が9割。残り1割は、誰かの胸打つ作品に出会ったとき。それはちょっと寂しい。もうすこし、丁寧に日々を見つめていきたい。

 

9月19日、母の誕生日でもありますが、ももクロのアイドル、あーりんこと佐々木彩夏さんの初のソロコンサートでした。

圧巻。いちばん観たかったものが観られた。
圧巻。いちばん観たかったものが観られた。

あーりんのやりたかったことを全てやりきった『AYAKA-NATION』。エンターテインメントを吸収することが自分を生かしてくれていると痛烈に感じたLIVEでした。

 

2016年はまだ残り2ヶ月少々あるけれど、「鑑賞」という点では充実した1年でした。仕事もやりきった。

走り抜けたタイミングで現れた宇多田ヒカル8年半ぶりのアルバム『Fantome』。

生きててよかった。
生きててよかった。

両手でも抱えきれない まばゆい風景の数々を ありがとう

(宇多田ヒカル「花束を君に」より)

ももいろクローバーZ 桃神祭 2015

\はち、はち、はち、はち、でこっぱちー!/
茶畑のシンデレラといえば?
\かなこぉ~~~↑↑/

というわけで8月8日。
あれからもう1週間が経ってしまった。

 

夏休みを取って向かった先は静岡県・エコパスタジアム。7月31日(金)と8月1日(土)の2日間に渡って繰り広げられる『ももいろクローバーZ 桃神祭2015』の開催地だ。

7月31日13時台のエコパスタジアム。最高気温は34℃。
7月31日13時台のエコパスタジアム。最高気温は34℃。

 

両公演ともに「祭り」をコンセプトに行われたもので、ステージに高さ21メートル、幅23メートルにおよぶ巨大な鳥居や、茅の輪、提灯などが設置された。
両公演ともに「祭り」をコンセプトに行われたもので、ステージに高さ21メートル、幅23メートルにおよぶ巨大な鳥居や、茅の輪、提灯などが設置された。

初日公演「御額様ご来臨」に3万5418人、2日目公演「遠州大騒儀」に4万7018人、両日でのべ8万2000人を超えるファンが集結したほか、「遠州大騒儀」公演の日に全国70劇場73スクリーンで行われたライブビューイングには1万4234人が来場した。

ナタリーより)

1日目の公演は「御額様ご来臨(おでこさまごらいりん)」というサブタイトルが付いていたことからも分かる通り、静岡生まれの茶畑のシンデレラ・百田夏菜子をフィーチャーしたLIVE。炎天下、御額様のモニュメントに行列ができている。そんなスタジアム周辺は出店や数々の催しが開かれ、フェス会場と化していた。

Greenエリアで開場前から開かれていた女子プロレスを見逃したのは痛恨の極み。
Greenエリアで開場前から開かれていた女子プロレスを見逃したのは痛恨の極み。

 

胸にずしんと響く和太鼓が気持ちいい「ももクロ和楽器隊」の演奏と共に幕開けした『夢の浮き世に咲いてみな』で会場の熱気はのっけから最高潮。音楽監督・武部聡志率いる「ダウンタウンももクロバンド」や「サムライロックオーケストラ」の生演奏も迫力をブーストさせる。

初日の見所はなんといってもヒャダインVS川上アキラ電流爆破デスマッチ、かと思いきや、開始数分でヒャダインが川上マネをノックアウトし、終始解説席から「ぶっ殺してやりたい」とヒャダインを睨んでいたチーフディレクター・宮本純之介からの“まさかの”和解要請でがっちり握手。壮大な茶番はわりとあっさり終わった。

こうしてももクロ最大のタブー(by清野アナ)は、プロレス、というかとんねるずのコントみたいなノリでまるく収まり、そのままメンバーと合流したヒャダインは、5人とともに『行くぜっ!怪盗少女』を歌いながらメインステージへと戻ってゆく‥‥。

東スタンド1Fの前から2列目(裸のkwkmさんがにゅっと出てきた場所の目の前)から見ていた僕にとっては、このときの6人の、心の底から楽しそうに駆け抜けてゆく姿が最初のハイライトだった。落ちサビで涙に声が詰まるしおりん。ヒャダインは楽しさと照れと感激とがない交ぜになっているのがよく見える。八重歯を光らせて笑っている夏菜子の目も潤んでいる。

全員がうっすら涙を浮かべたあの笑顔は一人の人間に向けられた「おかえりなさい」の笑顔で、僕ら3万5,000人はあの瞬間、ただただ見守るだけだったのかもしれない。完全にあだち充の『みゆき』の最終回ばりにキラキラしていた。あだち先生ほどの画力はない僕はひたすら瞼に焼き付けるしかない。この広大な会場で表情が見えるというのは本当に幸運なことだと思った。

「ゲストの前山田健一さんでしたー!」あーりんの声がスタジアムに響く。それがいかに待ちわびた紹介だったかを、このときになって初めて気づかされる。茶番も感動も、それ自体を目撃することだけに必死になってしまうものだ。ヒャダインこと前山田健一という名前をメンバーがステージで発せられる状況に今日からまたなれたんだ。だったらやっぱり新曲も期待していいんですよね?と思いながら、奥へ消えてゆくヒャダインに手を振りつづけた。

 

直前のリハーサル中に左手を骨折し全治四ヶ月と診断された高城(れに)さんは「鋼の腕を手に入れて戻ってくる!」と宣言していたが、言葉どおり鋼鉄っぽいプロテクターで左腕を吊っての「4対1」のパフォーマンスとなった。しかし踊れないぶん、4人とは別になって僕ら客席によく来てくれる。あーりん推しの自分も、この日の『全力少女』はまさにれにちゃんのことだと思わずにはいられず、涙。

定番になった『ココ☆ナツ』での放水銃による観客への攻撃も、高城さんは一人だけ片手で威力の小さい放水だもんだから、トロッコに乗って、なんとスタンド席に沿うほど近くまで来てやってくれた(そこまで寄らないと水が届かない)。

ナタリーより(Photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)
ナタリーより(Photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)

おかげで目の前のれにちゃんから顔面に水を浴びせられるという、夢のような事件に遭遇することができたのだが、いつもなら歯茎を出してケタケタ笑いながらやる放水でさえも「さあ、この水で熱中症を納めなさい」と民を慈しむような優しい顔をたたえて廻っていた。泉の中からきれいなジャイアンが出せそうな神々しさ。正直、推し変の3文字が浮かんだ瞬間でもあった。

ラストは『灰とダイヤモンド』と『ひとつぶの笑顔で』。『灰ダイ』は作詞・只野菜摘、作曲・前山田健一である。この日を締めくくるにふさわしい曲。

間奏でちょうど自分たちの前に高城さんが立った。歌い出しの「霧が晴れた向こう側」までの3秒間、目が合った。信じられなくて思わずそらしそうになったが、客席から応援と感謝の念を送った(後日「れにちゃんは目を細めるから誰とでも目が合ってるように思っちゃうよねー」とモノノフの友人に一蹴されたけど認めない)。

ふだんの全力からはほど遠いパフォーマンスしかできない高城さん。
だからこそ、他のメンバーのフォーメーションとは違った動きで、今できる全力を示そうとしてくれる。それは西武ドームのファンクラブイベント直前に左足を骨折したあーりんが車いすで客席を巡ってくれたときと同じアプローチで、今まさに逆の立場になったあーりんは、終演の挨拶で感極まる。表舞台では涙を見せることを良しとしない佐々木プロが、この日はれにちゃんを思って存分に号泣した。

「れにちゃんとLIVE一緒にできて良かった」

唯一の、同じ不安を抱えたことのある人の素直な気持ちがあふれ出てくる。顔を覆っても涙は止まらない。そのひと言に高城さんの涙腺も崩壊。もしかしたら、国立競技場の聖火台で流した涙よりも熱い。こういうのにおじさんは弱い。客席から号泣。

さらに、音楽監督・武部さんからの「今回は、れにが頑張ったよな」でとどめの号泣。初日は泣いてばかりのLIVEだった。

 

2日目はアリーナ席C6、センターステージの真ん前だった。

ナタリーより(Photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)
ナタリーより(Photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)

カインドの飛田社長にヘアアレンジをしてもらったり、百田夏菜子のお父さん(御額様にソックリ!)と遭遇したり、スペシャルゲストの舘ひろしさんからレスをもったりと、レアな体験続きであっという間に終わった。2日目は『青春賦』がとくに良かった。

250メートルの外周ステージが敷かれた広大なスタジアムでも圧倒的歌唱力で場内を包み込む小さな巨人・有安杏果。

湿っぽい空気になっても軸足をブレさせずにカラッと仕上げの抜群のMC力でLIVEを牽引する玉井詩織。

腕の負傷という事実以上に満足にパフォーマンスできないことを申し訳なく思いながらも精一杯の思いを届けてくれた高城れに。

かつての自分を重ね合わせ、れにちゃんを思って涙した初日以上に元気よく振り切った『Link Link』を披露する佐々木彩夏。

そんなあーりんの歌い出しにどこからか舞い込んだ黒いアゲハチョウが目の前を行き過ぎ、思わず“うひょ顔”になる百田夏菜子。

5人が全員、こんなにも広いステージでさえも狭い箱でやっているかのごとく濃密な空間を作り上げていた。その体験が、今回の『桃神祭』でのいちばんの収穫だった。万感の思いで観た国立競技場大会とも、これまでのどのLIVEとも違う濃さがあった。なんというか、とても“近い”。とても“豊潤”。

物理的に近い良席を引き当てたこともあるのだろうけど、それよりも表現力の向上と言いたい。

やはり、映画と舞台の経験を経た5人は表現力が格段にパワーアップしていて、歌唱でもパフォーマンスでも、茶番の演技でさえもハッとさせられるほどの吸引力がある。東京に戻って2014年の『桃神祭』のBlu-rayを見直したが、1年で人はこれほども成長するのか?と改めて驚いた。

「紅白出場」や「国立競技場」などへの分かりやすい挑戦(大人たちが築いた壁)ではなく、地味だけどしっかり伝わる「実力の向上」を示してくれることはまた格別なものがある。

 

リーダー・百田さんの「私、言葉のボキャブラリーがほんっと少ないんですけど」と断りながらも「あんまりももクロって闘争心とか競争心とかはないんです。でもみんなの笑顔だけは絶対に譲れない」と語る姿に背筋が伸びる。毎回、この人の挨拶にはすべてを肯定する力があってすごい。リーダーの凱旋LIVEだったのに、今回は終始れにちゃんにスポットが当たりがちで(それは自然な流れだと思うが)、ふつうなら多少でも「今回の主役は私!」と言い放っても良さそうなものだが、確かに本当に闘争心も競争心もないから、どこまでも暖かい。

ただでさえ暑い炎天下に暖かいLIVEをたっぷり堪能させてもらい、すっかりのぼせ上がった。いつの間にか、静岡まで来て良かった‥‥と放心していた。

終演後は47,000人の民族大移動。愛野駅は大混雑で新幹線に乗れないかも?!そんな焦りも川上マネージャーの登場と采配で鎮まり、東海道を突っ切って帰宅。最後までチームももクロの連携を見た2015年の桃神祭だったのでした。

toujinsai_07

さあ 君も一緒に見に行こうよ
終わらない熱狂 始まる国へ
鳥と、魚と、風と、炎と、
そしていま 少女は扉を開けた

(ももいろクローバーZ vs KISS『夢の浮き世に咲いてみな』より)

2日間にわたって絢爛豪華な夢を見させていただき、ありがとうございました。

 

1日目「御額様ご来臨」セットリスト

M00:overture
M01:夢の浮世に咲いてみな
M02:ツヨクツヨク
M03:ピンキージョーンズ
M04:ワニとシャンプー
MC 自己紹介
M05:Chai Maxx ZERO
M06:Chai Maxx
M07:Zの誓い
M08:ココ☆ナツ
M09:仮想ディストピア
茶摘み隊、お祭り隊登場
M10:ももいろ太鼓どどんが節
M11:全力少女
【kwkm vs ヒャダイン】
電流爆破デスマッチ 時間無制限一本勝負
実況:清野茂樹
解説:宮本純乃介
リングアナ:田中ケロ
M12:行くぜっ!怪盗少女 (キーボード:ヒャダイン)
M13:JUMP!!!!!
M14:LinkLink
本編終了

アンコール
M15:渚のラララ (夏菜子ソロ)
清水ミチコ登場
「恋人はサンタクロース」の替え歌で『ももクリ2015』開催発表
12/23(水・祝)・24(木)・25(金) 3DAYS
群馬・軽井沢スノーパークで開催
M16:ニッポン笑顔百景
M17:灰とダイヤモンド
M18:一粒の笑顔で
ダウンタウンももクロバンド・ゲスト出演者 紹介
メンバー挨拶
(終演)

 

2日目「遠州大騒儀」セットリスト

M00:overture
M01:夢の浮世に咲いてみな
M02:全力少女
M03:Rock and Roll All Nite
M04:ワニとシャンプー
MC 自己紹介
M05:LinkLink
M06:サラバ、愛しき悲しみたちよ
M07:Zの誓い
M08:ココ☆ナツ
M09:Chai Maxx
茶摘み隊、お祭り隊登場
M10:ももいろ太鼓どどんが節
M11:泣いてもいいんだよ
ゲスト 舘ひろし登場『泣かないで』
M12:黒い週末
M13:ツヨクツヨク
M14:青春賦
本編終了

アンコール
M15:ピンキージョーンズ
松崎しげる登場
2/17に3rd&4thアルバム同時発売発表
ドームツアー発表
M16:ニッポン笑顔百景
M17:キミノアト
M18:一粒の笑顔で
ダウンタウンももクロバンド・ゲスト出演者 紹介
メンバー挨拶
(桃神祭 終演)

ももクロ スペシャルLIVE in 富士急ハイランド

鮮烈な体験をBlogに残すことは、弔いに似ている。
『マッドマックス』の感想が書けたので、やっと他のことも書けます。

 

7月5日(日曜)、SUZUKIハスラーのオーナーさんが招待される、ももいろクローバーZのLIVEのために山梨県は富士急ハイランドに行ってきました。

LIVE前にアトラクションを乗りまくるつもりで、朝6時半に新宿駅に集合して特急で2時間。

4,000名の招待されたオーナーと、6,000人のチケットを買って来たモノノフが相まみえる‥‥と聞いていましたが、実際は大半がモノノフだったのかな。この日ばかりは園内のお客さんが異様にカラフルでした。モノノフではない推定4歳児よ、そんな奈良美智の画みたいな奇異な目でこっち見んな。

遊べる軽、ハスラー!ってことで遊園地でLIVE。
遊べる軽、ハスラー!ってことで遊園地でLIVE。画像はCMより。
合成すごい。
合成すごい。

LIVEまでの待ち時間に絶叫マシーンのハシゴをしていたのですが、FUJIYAMAに並んでいたら、夏菜子としおりんと杏果がFUJIYAMAに乗り込んだ!という情報がちょうど僕らから見えない位置で舞い込み、場内騒然。目と鼻の先で絶好の機会を逃しはしましたが、ももクロも富士急ハイランドも楽しかったー。

公式サイトより。
公式サイトより。

 

ところで、なんですでに商品を買ったオーナーをわんさか集めてLIVEするんだろう?オーナーはももクロのLIVE目当てにクルマを買ったりはせんだろうに。これがSUZUKIハスラーのプロモーションになってるのかな?

と思ったりもしましたが、断然なってました。

時速172kmでスタートダッシュするアホみたいな絶叫マシーン・ドドンパに乗って「What a lovely day!!!」と叫んでいたら、眼下の駐車場に色とりどりのハスラーがずらーっと見えるではありませんか。

何百台もの実車がこの地を目指して走ってきたことを思うと、道中の対向車ドライバーは「なんだか同じクルマをよく見るけど、売れてんだなー、かわいいなー」と思うかもしれない。この宣伝効果はけっこうバカにできないかも。

そして僕ら非オーナーは遊園地からLIVE会場へ向かう途中の駐車場を抜ける間に「もし自分が買うなら何色がいい?」とか「なんで黄色がないんだろー?」とか会話してるのです。

てことは、招待されているオーナーのため、というのは表の目的で、裏の目的はその周辺にあるってことか。

時速172kmのスリルから一転、コースのてっぺんで壮大な罠にかかっている自分を客観視。次の瞬間にまた絶叫したのでした。

What a lovely day!!!
What a lovely day!!!

水森亜土が怖かった。ぷっぷくぷー。

ハウス・オブ・カード「私の生存に必要な女だ」

『ハウス・オブ・カード』第一話。

主人公フランク(ケヴィン・スペイシー)はホワイトハウス入りを目指す下院議員。 大統領候補ウォーカー(ミシェル・ギル)を応援しており、彼が当選したあかつきには国務長官のポストをもらう約束をしていた。 しかし、大統領に当選したウォーカーはフランクを裏切り、フランクのホワイトハウス入りの夢は無残に散ってしまう。

 

© 2013 MRC II Distribution Company L.P. All Rights Reserved.
© 2013 MRC II Distribution Company L.P. All Rights Reserved.

 

耐えがたい屈辱を味わったフランクは、どんな手を使ってでも必ずホワイトハウスに入ってみせると心に誓う。 利用できるものはすべて利用するしたたかさと、邪魔者には容赦しない残酷さ、3歩先をいく聡明な頭脳を武器にフランクは這い上がっていく。

一方、フランクの妻クレア(ロビン・ライト)もNPO法人「クリーン・ウォーター」の代表を務めるキャリア・ウーマンであり、夫と同様、目的のためであれば手段を選ばない性格である。 各々の欲望が絡み合う熾烈な駆け引きの末に、最後に笑うのは誰なのか。

(Wikipediaより)

人生最大の裏切りに遭った日の深夜、たばこをふかし、冷静さを取り戻したフランクは大統領への復讐を誓う。「それでいい。付き合うわ」と優しく接する妻がコーヒーを手渡し、言う。

「スーツを用意したわ。紺色のよ」

それは大統領選でも着ていた勝負の色。

そこでケヴィン・スペイシーのこの一言。

「愛してる。私の生存に必要な女だ」

部屋から去ってゆくフランクが、妻(というよりは我々視聴者)に向けてさらりと告白する。完全なるパートナー。この「私の生存に必要な女だ」にシビれた。

僕にとっても奥さんはまさにそれで、この人に支えてもらわないと僕の生存は立ち行かなくなる。精神的に。この人を支えよう!じゃなくて、支えてもらわないと死ぬ!と思って結婚にこぎ着けたのが偽らざる事実。だからとってもリアルな台詞だった。自分の場合はだいぶダサいのが悲しい。

そして日々はドラマじゃないので、そんなクサい台詞は決して言わない。

 

では、僕にとってあーりんは何なんだろうか?

Twitterでフォローしているももクロ関連アカウントが、鬼才、デヴィッド・フィンチャー監督がメガホンを執るドラマの視聴中でもあーりんのBlog更新を教えてくれる。ちょうどこの台詞に感銘を受けていた頃に通知が来た。huluを一時停止。

そこにはこの顔である。

IMG_2081

思わずにやける。

生存に必要?いや大半がピクセルでしかお目にかかれないし。けれどその画面からさえ伝わる圧に人生が潤う。好きすぎて苦しい。「それはそれ、これはこれ」とはなんて便利な言葉なんだろう。もはや親戚だったらいいのに。4月は福岡遠征だ。私の人生を圧迫する?いや、潤す人。

 

今朝の奥さんはプロレスラーのイベントの参加券をゲットしに神保町へ行き、帰宅して何本かの試合とHey! Say! JUMPのDVDを見て、山田さま主演の『暗殺教室』を観に出かけた。僕が彼女の生存に必要な男なのかは怖くて聞けない。

 

お留守番中に観る『ハウス・オブ・カード 野望の階段』、じわじわと、面白い。

http://house-of-cards.jp/

映画は繰り返し観るほどに自分を映す鏡へ

makugashiorin

 

会社の後輩(しおりんを崇拝する女)がついに一線を越えました。
抱き枕がどうのこうの。

 

このBlog、本や映画や展覧会の感想やら、広告の話やら、日々の出来事やらをだらだらとつづる日記だったのが、ここへ来てすっかり『幕が上がる』宣伝Blogと化しました。もう4回観ました。と言っても会社の後輩や夏菜子推しのディベロッパーさんは6枚とか10枚とか前売りチケットを持ってるので、僕なんてただの平社員です。

 

そんな“一線を越えた”ノフ社員の後輩とレイトショーの映画館を出て、劇中に主人公「さおり」たち演劇部が見上げる新宿西口の高層ビル群まで歩きました。てっぺん越えてたからか、映画のような煌めく摩天楼ではなかったけれど、この映画がすでに日常に組み込まれている今の日々を実感。それはなかなか特殊な体験で、仕事帰りに観る度に(と言ってもその見方はまだ2回だけど)自分の人生や将来像に照らし合わせて考え込んでしまいます。

 

ここからはネタバレありで書きます。

 

映画に限らずあらゆる「物語」に出てくる登場人物たちは何か「困難」にぶち当たって、それをどう「解決」あるいは「納得」していくか?という「成長」を見せてくれるものですが、でも成長の手前から圧倒的な能力をすでに持ってんじゃん、と思わせる「実力」が彼らには備わっていることが多いです。

たとえば吉岡先生は「学生演劇の女王」と呼ばれていたほどの圧倒的実力者。だから東京の劇団から嘱望され、先へと進められる。弱小演劇部の「さおり」(夏菜子)たちは経験も実力も乏しかったはずだけど、先生の指導や強豪校からの転校生「中西さん」(杏果)との出会いをきっかけにどんどん上手くなっていく。

原作ではこんな描写があります。

「演技なんて、そんなに上手くならないよ」
というのが吉岡先生の口癖だった。だから構成とか、一人ひとりの個性を生かす方が大事なんだと言う。たしかにアドリブは、上手い子はとにかく上手いし、下手な子は何度やっても、やっぱりなかなか上達しない。でも構成を考えながら進めていって、あと吉岡先生のアドバイスを受けると、一年生でもなんだかそれらしく見えてくる。演技が取り立てて上手くなったわけじゃないけど、役がはまるって感じかな。でも、それで自信がつくと、一年生とかは本当に伸びる、ぐんぐん。

(原作より)

そう、実はみんなそれなりにポテンシャルは持っている。

その力を自ら実感できるようになってきてチームワークも高まっていくシーンが美しく清々しいのですが、4回も観てると

「自分は吉岡先生みたいに誰かに喉から手が出るほど欲してもらえる日が来るんだろうか

とか

「そこまで望まれるほどの人間にならんと自分が行きたいところへも行けないよなぁ」

とか

「さおりの周囲と寄り添う丁寧な演技指導は時間がかかる方法だけど理想的だなぁ。彼女は演出家の能力を持ってたんだなぁ。つまり観察力が鋭敏な子なんだな。それを見抜いた吉岡先生もまた観察力の長けた人だなぁ」

「俺にその能力はあるか?」

とかとか、作品と自分自身とを反復させながら観るようになって、そうやって身につまされていく(あーツライ!)先にれにちゃん演じる「がるる」の安心感・・・・。もうおっさんなので、自己投影すべきは高校生たちじゃなくて吉岡先生なのですが。

 

makuga_agaru_06

 

この映画はいつの間にか自分を映す鏡になっていました。スクリーンで輝く彼女たちに比べれば小さな「等身大の自分」に帰ったとき、ちょっと熱くなっている自分に気づきます。

「私たちは、舞台の上でならどこまでも行ける。」

僕は僕の舞台で、宇宙の端まで行ける力をつけねば。

 

(c) 平田オリザ・講談社 / フジテレビジョン 東映 ROBOT 電通 講談社 パルコ

2.20 さぬきで『幕が上がる』

2月28日、いよいよ映画『幕が上がる』が公開されました。

その約一週間前、本広克行監督の地元・香川県で開かれた「さぬき映画祭」のライヴ&トークつき特別先行上映に参加。四国八十八カ所だけあって、高松駅に降り立つと、お遍路さんとモノノフさんが入り乱れる不思議な光景が広がっていました。どっちも巡礼という意味では同じか。

すこし時間が経ってしまったので、そのときの興奮を書き殴ったFacebookの投稿をここにも残しておきます。

今日ほど心があっちこっちにバウンドした日はありません。生きてるって楽しいね。自分の目指す夢がクッキリと見えた日でもありました。この人たちみたいなでっかいことがしたい、走りたい。有言実行と行きたいところだけど、具体的な言葉にするのは自分の中だけにとどめておきます。

ふたつほど、具体的なことを。

映画『幕が上がる』のエンドロールでももクロの新曲「青春賦」が流れたとき、スクリーン前の奈落からメンバーがゆっくりと出てきて、エンドロールに合わせて歌ってくれました。作品の衣装姿で。

makugasanuki

これって最近話題になってたディズニーの影絵のやつみたい!
まるで映画の中からキャラクターたちが飛び出てきたみたいで、とっても素敵なサプライズ演出でした。これが佐々木敦規さんの真骨頂。こういうまっすぐな企画を実行に移せる人間になりたいって、目を潤ませながら思いました。劇中で「吉岡先生」の演技を見て引き込まれた「さおり」も同じような衝撃を受けてたのかな。

もうひとつは、初めて

出待ち

というものをしました。

ファンが詰めかけた歩道から先に出ないようにと用意されたロープは、最初、道路に置かれたままになってて。地元の若い警備スタッフさんが「このロープから出ないでください」と説明してくれたんだけど、その後にやってきた黒スーツで強面の警備員(言葉のトーンからして、おそらくももクロの随行スタッフ)がバリトンボイスで一喝。

「やるならちゃんとやりましょう。ロープを張るなら張る!張らないなら張らない!モノノフさんたち、みんないい人ですから。自分たちでロープ持ってくれますから。ね?」

顔もガタイもロン・パールマンにソックリ
顔もガタイもロン・パールマンにソックリ

なんという人心掌握術。ずるい。
みんな大慌てで足下のロープを持ちました。

自分たちが一線を越えないためのロープを、自分たちで持つ。
ずいぶん滑稽な姿に笑っちゃう。でもこの待ち時間、幸せ。

完全に飼い慣らされた犬状態で待つこと20分、反対側の歩道に出てきたももクロちゃんは本当にかわいかった・・・・というよりも芸能人のオーラを纏った(ように見えた)夏菜子、しおりん、あーりんに戸惑い、荷物を道路に置いて手を振ってくれる杏果、ニヤニヤが止まらない猫背のれにちゃんに安堵。こんなにも近いのに何万光年も遠くに感じられる道幅はまるで天の川のようで。カンパネルラはこの川に飛び込みそうになる衝動を抑えるのに必死でした。

いや、夏菜子もしおりんもあーりんもすっごく丁寧に挨拶してくれて、ゼットもやってくれて感無量だんだけど、びっくりするほど大人に見えたんだよなぁ。さっきまで映画で観てたあの無邪気さとはまるで違うオーラがあった。夜遅くに近隣マンションの迷惑にならないようにささやき声だったから余計にそう見えたのかも。

さぬき映画祭、いろんな意味で最高でした。ありがとうございました。凄いものを観ると落ち込みますが、明日からもがんばれそうです。

 

* * *

 

3月1日、新宿バルト9で三度目の鑑賞をしました。

銀座の東映さんでの試写会、さぬき映画祭での上映、どちらも大スクリーン・大音響での映画体験とは言えません。

一度目はモノノフフィルターがあらゆる小ネタに反応してニヤニヤしっぱなし。そして五人の演技力に心底感動&安心し、公開の1ヶ月以上前だったこともあり、いち早くこの安堵感を世に送り届けねば!と思ってBlogにレビューをしたためました。二度目のさぬきはエンドロールの登場→上映後のライヴ&トーク→出待ち→おいしいうどんと地魚で超贅沢なイベント。だから三度目の映画館がいちばん素直に映画として楽しめた。

「人は、宇宙でたったひとりだよ」
「でも、ここにいるのはふたりだよ」

もはや小ネタはもうちょい抑えてもよかったんじゃない?と思えるほど、冷静に観られた。
やっと映画として成仏(?)してくれた三度目のスクリーン体験でした。
初めて観る人にはこれがデフォで、あんまり身構えたり先入観を持ったりせずに観てほしいと思います。そういう意味で、僕(モノノフ)の感想は書けば書くほどプロモーションの邪魔をしているというジレンマ。

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幕が上がる』、公開中です。

(c) 平田オリザ・講談社 / フジテレビジョン 東映 ROBOT 電通 講談社 パルコ

 

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『幕が上がる』原作を読んで映画を振り返ると2度おいしい。

先日レビューを書いた映画『幕が上がる』の原作小説を読み終え、すがすがしい余韻に浸っているところです。たしかにこれを読めば登場人物たちをももクロに当てはめた本広克行監督の“発見”もごくごく自然なことだったと分かります。当て書きなんじゃないの?って思う。思うよこれは監督。

当たり前っちゃあ当たり前ですが、原作では、演劇部を急激にレベルアップしてくれた元学生演劇の女王・吉岡先生に対する主人公・さおりの気持ちが映画以上に克明に描かれていて、さおりが何を考え、行動したかがより分かりやすくなっています。

映画は2時間という制約があるので、どうしても心理描写を端折ったり濃縮したりしなきゃいけない。それを思うと、原作の持ち味を損なうことなく2時間の物語に収めた喜安さんの脚本に感服。

小説は、さおりの細やかな視点を百田夏菜子さんで脳内再生するのが楽しくて楽しくて、そうとうに贅沢なディレクターズ・カット版を観たような満足感がありました。

 

会社帰り、明治神宮前を歩きながら読んでいたら小説の舞台も明治神宮でテンションが上がる。
会社帰り、明治神宮前を歩きながら読んでいたら小説の舞台も明治神宮でテンションが上がる。

 

中学時代ほど自由闊達に夢を追い続けにくくなってくる高校生という季節。部活に情熱を注ぎながらも進路を考えなければいけない3年生のふつうの女の子が、それでも部活の先に見た夢に向かって駆け抜ける。原作者が劇作家の平田オリザさんだからこそ、平田さんの人間観察と演技指導の流儀が作品から見えてきて、キャラクターの魅力が増幅されてゆく。スーパーポジティブでもスーパーネガティブでもない“平熱”からすこしずつ上昇する物語は、平田さんの提唱される「現代口語演劇」そのもの。

いま売られている雑誌『FLIX』の中で、平田オリザさんはこう語っています。

「小説を出したとき、登場人物が良い子ばかりだという指摘もあったけれど、僕は主人公のトラウマ設定とかが好きじゃないんです。今の物語ってそんなのばっかりじゃないですか。どうもお手軽に思えて、この小説はそういう設定や展開は一切なしで書いてみようと決めた。実際に、演劇をやっている子たちを指導しても、本当にみんな良い子たちで、そりゃ悩みも抱えているけれど、それを虐待とかいじめの社会問題につなげたくはない。そのこだわりは映画にも活かしてもらえましたね」

(別冊FLIX 3月号より)

トラウマを描かずにドラマをつくるって、いちばん難しいことなんじゃないか。

映画の公開は今月末からですが、先に原作を読んでみてもいいかもしれません。平田さんはご自身のBlogか何かでその順をオススメされていました。平田オリザさん、信じられる。

 

昨年観たのは三谷幸喜さんの『紫式部ダイアリー』1本と、しばらく足が遠のいていた演劇に再び興味が沸いてきたので、平田さん主宰の青年団若手公演『南へ』のチケットを買ってみました。楽しみ。

言ってりゃなんとかなる2015

案の定、帰省中は弟と母のみならず伯母からも

「ももクロのどこがいいん?」
「見た目ふつーじゃない?」
「逆にふつーがいいってこと?」
「わからんわー」

と総攻撃を食らい、昨年最後に書いたエントリーの通りになってしまったのだが、職場でも「ピンクは丸すぎないか?」と社長からストレートに問われる一年だったのでここでもノーコメントを貫き通す。どこがいいかを語り出したら止まらないけど、質問を受けているにも関わらずその回答にはまったく需要がないことも知っているので答えない。

いまはただ、インフルエンザで紅白を欠場になってしまった有安杏果の新年最初のBlogエントリーに涙し、紅白直後の24時間Ustreamであーりんママからのメールに露骨な苛立ちを見せたあーりんの人間味あふれる態度が新年早々見られたことにニヤニヤするばかりである。

 

「彩夏にこれ以上食べるなと言ってください。太るよ。あーりんママより」

 

2014年は、自分の「好き」を公言してはばからないことで世界が広がることを学んだ一年でした。

大好きなラーメンズのコントのセリフで

「言ってりゃなんとかなる!・・・・ほら、お前も言ってみ?言ってりゃなんとかなる!言ってりゃなんとかなる!言ってりゃなんとかなる!」

というのがあるのですが、まさに、言ってりゃ誰かが気に掛けてくれて世界が広がる。そのことを僕なんかよりもアクティブに実行しているのが妻で、彼女を見ていると日本でいちばん元気なのは韓流スターや宝塚や歌舞伎スターたちを追いかけるおばちゃん軍団だというのもよくわかります。

「私もいつかサブちゃんの良さがわかる時がくるのかしら」
くるね。

「江戸時代に生まれてたら絶対に写楽の浮世絵集めてたよね」
だね。

 

一月四日の夜、夫婦で「こんなにもお互いに好きなことばっかりしてていいんだろうか?」という話をおそらく初めて真面目に話し合いました。こういうところから、2015年は徐々に始まっているんだと思います。

それぞれに好きなことをひたすら追求するだけじゃなくて、蓄えもつくらなきゃいけないし、できればもうすこし家族っぽい編成にもなりたいし、夫なのに「同居人のおじさん」と言われることからも脱したいし、互いにソロ活動じゃなくてコンビで地方巡業じゃなかった旅行にも行きたいし。

・・・・と、パーソナルなことに目を向ける一年にしたいと思っています。あまりにも目を向けてこなかったから。

まあ、言ってりゃなんとかなる!

mcz

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

『泣いてもいいんだよ』の歌詞を自分ごときが誉め称える無礼をお許しください。

ちょうど書こうと思ってたんだよ!
と唸っちゃいました。

 

(前略)注目したいのは編曲・瀬尾一三である。徳永英明「壊れかけのRADIO」、バンバン「『いちご白書』をもう一度」など、上げればキリがないほどの日本音楽界屈指の編曲家であり、中島とは1988年リリースのアルバム『グッバイガール』以降、ほとんどの楽曲でアレンジを担当する、中島作品に無くてはならない存在である。だが、多くの歌手・アーティストに提供されてきた中島楽曲では、実は瀬尾がアレンジを施した作品は少ないのだ。そんな中、同曲は簡潔な楽曲構成ながらも中島みゆき節とも言える個性とともに、瀬尾の起用が功を奏し、近年のアイドルソングとしては異色な仕上がりになっている。

ももクロ×中島みゆき『泣いてもいいんだよ』の歌詞はなぜ刺さる? 瀬尾アレンジが示す“歌の本質”とは より

そうなんです。
オリコンウィークリーでTOPにもなった、ももいろクローバーZの新曲『泣いてもいいんだよ』の編曲が瀬尾さんというところに、中島みゆきファンはマスオさんばりに両手をピンと伸ばして「えぇっ?!」と背伸びしたはずです。僕もです。

中島みゆき作詞作曲という発表を国立競技場で見たとき、それでも「ももクロ風」にはアレンジされるんだろうなと思っていました。歌詞もいつもの中島調にくらべればいくぶんライトになるのかな、とか、僕、ナメてました。

実際は、ガチ・みゆきソング。

瀬尾さんアレンジのシンセとサックスは20年前から変わらない音で、ふだんのももクロに比べれば転調はおとなしめ。音楽は門外漢なのであくまで素人の印象でしか語れませんが、最近の歌にしてみればずいぶんと「単調」と言えるかもしれません。

そんなみゆきソングのつくり方については清水ミチコさんの解説が素晴らしいのでこちらをご覧ください。

「型どおりだと嗤いなさい〜♪」

 

ちょっと時代がちがうけど、そう、型どおり、シンプル。ゆえにボールド。
ぶっとい歌詞が、ぶっといメロディと歌い回しで展開されます。

近所のJASRACが怖くてワンフレーズずつをちびちびと「引用」するしかないのですが、みゆきさんはやっぱり歌詞が素晴らしい。

「強くなれ 泣かないで」「強くなれ 負けないで」
「大人になれ 泣かないで」「大人になれ 負けないで」

(ももいろクローバーZ『泣いてもいいんだよ』より)

「大人たち(仮にそうします)」からの「逃げ道のない」励ましから始まる冒頭は、その後につづく反抗へのトリガーとして、壮大な瀬尾アレンジとともに幕を開けます。

ただ、単純な反抗ではないのが、中島みゆきイズム。

それが、

「泣き虫な強い奴なんてのが いてもいいんじゃないか」

(同)

こういう奴がじつはいちばん強い奴なんじゃないか?とでも言いたげな。
『泣いてもいいんだよ』というのは「全然今なら泣いてもいいんだよ」と赦しながら、そのぶん「強く泣け」と『夜を往け』ばりに言われているような気にさせられます。

思い返せば

「その船を漕いでゆけ お前の手で漕いでゆけ」

(TOKIO『宙船』 作詞作曲 中島みゆき)

にも現れる、孤独の強さ。

「泣き虫な強い奴」の登場で、ぐっと自己投影したくなる歌になります。
初めて聴く人が、ただの応援歌じゃないぞと思わせられる。

 

つづきます。

「どんな幻滅も 僕たちは超えてゆく
でもその前にひとしきり痛むアンテナも なくはない」

(同)

ここで心を鷲づかみにされた僕。

「なくはない」って、かーっ!
みゆき節だわー、フォークだわー、それ好きなやつだわー。

「一日の中に 1年を詰め込む
急ぎすぎる日々が 欲望を蝕(むしば)む」

(同)

詞と音がさも同時に発さているかのような合致っぷり。
「なくはない」や「蝕む」の言い切りの台詞がメロディにぴったり填まっている。
それが中島みゆきの説得力、中島みゆきの包容力。

そこに歌唱力も加わって三位一体となるのですが、その醍醐味をちょっと感じさせてくれるのは有安さんかも。節回しが曲にすごく合います。

いつか中島みゆきさんご本人の歌唱でも聴いてみたいものです。

 

あーりんPM説

警視庁のマスコット「ピーポくん」は「ピーポーピーポー」のサイレン音ではなく「People and Police」から命名されたと知るGW明け。いかがお過ごしでしょうか?

 

すこし前の話になりますが、

ももいろクローバーZ
第2回 公式ファンクラブ「ANGEL EYES」限定イベント
『誰でもカモーン!~ただしホワイトベレーの方に限ります~』

4月26日、27日、28日の3Daysに3日間、通しで行ってきました。
1日目と3日目はスタンド席でしたが、
間の2日目はアリーナど真ん中11列目という奇跡!!!

あーりん推しとしては車いすあーりんをこの目で見るまで心配で気が気でなかったですが、日を追うごとに笑顔が戻ってきて安心しました。

 

その前に、

ももクロ春の一大事2014
国立競技場大会
~NEVER ENDING ADVENTURE 夢の向こうへ~

にも、もちろん行ってきました。

1日目は聖火台のふもとから直接、2日目はライブビューイングでの参戦。
いやぁ、泣いた。泣かされた。
Perfumeの2009年代々木単独LIVE以来の号泣LIVEでした。

 

Perfumeとももクロ。

なんだか真逆の特徴をもった2組のようですが、ファンとしての僕の見る目は意外とおなじ視点だったりします。

 

Perfumeは昔からずっと、断然かしゆか派です。
ももクロは絶対アイドル あーりんノフ。

二人に共通すること、それは、ときに暴走するあ〜ちゃん(Perfume)や、つねに暴走するももたまい&れにちゃん(ももクロ)の隣で、ちゃんと押さえるべきところを押さえ、滞りなく進行する俯瞰的な視点を持っていること。

コンサートでどんなにハイテンションになっても、うまーく話のオチをつけたり、タイムキーパーになったり、大物司会者が共演者の名前をど忘れして詰まったときにとっさに名前を読み上げて助け舟を出したり。居酒屋で冷や奴が出てきたのに醤油がないと気づいてすぐに空席のテーブルから取ってきたり、打ち合わせで上司がポケットをまさぐる様に気づいてさりげなくペンを渡したり。

冷や奴とペンは見たことないけど絶対やるでしょ、と思わせる縁の下の信頼感。彼女たちの、常に全体を見ているところに「あゝ、さすがだわ」と感銘を受けるのです。

 

言ってみれば、PM視点を持ったアイドル(Perfumeだって昔はアイドルだったんだよ息子よ)。

PM(プロジェクトマネージャー)。
進行管理です。この人がいないと仕事が回りません。
かしゆかとあーりんはPMだったのです。

では、他の人は何なんでしょう?かなり強引に、一方的に役割を割り振ってみます。

あ〜ちゃんと高城さんはCD(最近めっきり売れなくなった円盤じゃなくてクリエイティブディレクターの方。グループの性格を決定づけるコアですね)、ももたまいはアクティブな営業かな(外からお仕事を持ってくる人ですね)、有安さん‥‥もPMかもしれない。いや、人見知りが激しいけど細部までプロフェッショナルな仕事でクオリティアップを担うプログラマーか?ど天然なのっちはビジュアル面を押し上げ、ダンスのキレでグループを牽引するデザイナー?

書いていてだんだん苦しくなってきました。
どだい、ももクロとPerfumeのメンバーを混ぜて分類しようとすること自体が間違ってる。例えばしおりん推しの会社の後輩に言わせれば「全体を俯瞰的に見てちゃんと進行しているしおりんに感動します‥‥っ!!!」とのことで、あーりんPM説は彼女の中ではそうじゃないわけですね。そもそもファンというのは「ひいき目」と同義なので、ここで「そうじゃない」と争うつもりはありません。僕には僕の、人には人の、乳酸菌。

 

立川・フロム中部の屋上「国立川」公開最終日に行ってきました。
立川・フロム中部の屋上「国立川」公開最終日に行ってきました。

 

そんな話(かしゆかとあーりんはグループにおけるPMだと思う!)を、アイドルグループを自らプロデュースしているSCRAPの吉村さんに熱く語ったところ、

あーりんPM説、なるほどです!私はアイドルグループにはまる前はベンチャー企業にはまっていて、ベンチャー企業というチームがどのように成長していくかをインタビューしていくblogを書いていたのですが、まさに「最初はお互い知らない者どうしだった人間が同じ箱に入れられて、目標に向かってそれぞれの役割を果たしながら頑張って行く様」が好きなんだと思います。それはアイドルにも企業にも なんだったらスポーツ団体にも通じるところで、きっと頑張っている人を応援しながら自分に喝を入れる応援フェチなのでしょうね。

今自分で動かしているアイドルグループ内でもよく「あなたは広報」「あなたは営業」「あなたはブレイン」等と企業にあてはめて話をするようにしていますし、新メンバーは「いまうちの団体に足りない役職」目線で選びますし、何を言いたいかというとあーりんはきっと優秀なPMだろうしブログ楽しみにしていますし、これからも(ドルオタとして)よろしくお願いします。

という嬉しいコメントが!

そうなんだよな。

団体のなかで役職というか役割をみつける。
それは持って生まれた性格によっていつの間にか築かれたものかもしれないし、グループの中で自分の得意分野やグループに欠けているものを意識して自発的に突き進んでいくものかもしれない。プロデューサーに与えられる場合もあるでしょう(最初はとくに)。成長するにつれて役割が変わってくる場合もある。

そういう意味では、Perfumeは完成されたフォーメーションを感じますが、ももクロの中では「みんなの妹」しおりんの「姐御化」が今いちばん見所かも。と思いつつ、その話は長くなるのでまた今度。

Blogなんで自分の好きな曲についてダラダラ書くよ。

『Yes-No』(1980年)
オフコース、あぁ、名曲や‥‥。

中学高校と、オーディオマニアの父とフォークソングファンの母に影響されて、中学の入学祝いに買ってもらったKENWOODのコンポで聴きまくったのが、このオフコースと、井上陽水、安全地帯、中島みゆきでした。家に母親のカセットテープがあったから。

高2の夏から友達に勧められてRADIOHEADやBjorkなどへと傾倒していきますが(ハードはMDウォークマン)、田舎の思春期のガキにとっては『Yes-No』がまぶしすぎる原体験。言葉にすると陳腐だけど、日本語の歌詞の奥深さとメロディで描かれるドラマ性に衝撃を受けたものでした。

とくにオフコースと安全地帯は今でもほんとうに素晴らしくて。
声とアレンジが。

『碧い瞳のエリス』(1985年)。
安全地帯、最高や‥‥。

この曲の作詞をされている大御所・松井五郎さんが手がけられた名曲『ふたりの夏物語』。その作曲家・林哲司さんと近年タッグを再び組んで作られた曲があるので、お聴きください。

『涙目のアリス』(2012年)
玉井詩織(ももいろクローバーZ)

いいなぁ、80年代トレンディドラマ風のこのマッシュアップも込みで。
(動画作者さんの『ももクロと警察』も秀逸です)

なんなんでしょう、この歌詞とメロディとアレンジから来る王道感。
2012年じゃなくて1985年くらいから歌い継がれてきた名曲のような。

ただ貼りたかっただけのキャプチャ。
ただ貼りたかっただけのキャプチャ。

企画物アルバムの1曲とは思えないクオリティに、アイドルかくありき!と思わず納得してしまう。

そんな80年代J-POPを彷彿とさせるこの曲のピッチを落としたものがこちら。

しおりん、大人や‥‥。
「昔、中山美穂が歌ってて、それがコレなんだよね〜」とサプカルクソ野郎がLP漁りながらこれ見よがしに言ってきたら信じてしまいそう。

玉井さんもいつかこんな落ち着きのあるしっとりとした歌い方をする日が来るのかしら。

脈絡なくつづけます。

『グランドでも廊下でも目立つ君』(2010年)
作詞・作曲 つんく♂

Berryz工房の須藤真麻さんと熊井友理奈さんのデュエット曲。これまた素晴らしい。熊井さんの声とこの曲の透明感はいまいちマッチングしないんじゃないか?と思ったりもしましたが、LIVEで観て謝りたくなりました。かわいく歌う。これに尽きます。オフコースじゃないんだから。

 

まとめられなくなってきたので、無理矢理まとめると、かわいく歌う!& シンセサイザー最高!(違)

というわけで、この人を避けて通ることはできません。
お聴きください。
tofubeats『Don’t Stop The Music』feat.森高千里(2013年)

 

避けて通れない人と組むtofubeatsさんの避けて通れないセンスに注目です。
おしまい。

SoundCloudいいよね話

SoundCloud(サウンドクラウド)という音楽のシェアサービスがいつ頃から浸透したのか分からないほどに、気づいたら自然と愛用していました。僕はもっぱら聴く側ですが。

2008年にスタートした音楽共有サービス『SOUNDCLOUD』。
サービス名やロゴが非常にシンプルで分かりやすく、2012年7月現在、多くのミュージシャンや音楽ファンに受け入れられつつあります。
(中略)
「最近注目されている」と言っても、サービスそのものは目新しい部分はありません。ただ、既存の有名なWEBサービス、SNSの良いところを上手く掛け合わせ、音楽を主体としたサービスへと昇華しているところがSOUNDCLOUDの大きな特徴です。

無償でアカウント登録をし「リスナー」として楽しむ場合、まず気になる他のユーザーをフォローするところからスタートします。

フォローしなくともアップロードされた音楽を楽しむ事は可能ですが、音楽的嗜好性を軸にしたサービスのため、気になるユーザーをどんどんフォローしていき、Twitterと同じようにタイムラインを作っていくと、このサービスの面白さが掴みやすいと思います。

SOUNDCLOUDがユーザーに受け入れられた理由とは?

好きな人をフォローすると、その人がアップロードした音楽を楽しめる。モノによってはダウンロードもできる。楽曲をオリジナルのままアップロードしてまるっと聴けるよ、という怪しい方向性もたまにありますが、本当に音楽やアーティストのファンが作った「REMIX」が多くアップロード、シェアされているように見受けられます。くるりの岸田さんも作曲途中の楽曲をSoundCloudに公開してたような。

ほんと、どんな曲でもREMIXする人がいて、カッコイイ。

 

 

 

 

 

こういう、ひとつの機能に特化したサービスが好きです。ユーザーじゃないけどpixivも近いのかな。世界にはセンスのある人がこんなにもいたのか!と、世界中のセンスをあぶり出すサービスとでも言えそうです。

細かい操作性もすばらしくて。楽曲を再生中にSoundCloud内の別ページに移動しても、次の曲を再生しない限り、再生中の曲は途切れることなく聴き続けられる。このシームレス感が気持ちよさを作り上げています。なんと上に並べたものも同様の操作性が担保されてます。すごい。

 

オススメのSoundがあれば教えてください。

SoundCloud – My likes

LOST CHILD × 575

ももいろクローバーZ『LOST CHILD』とPerfume『575』のREMIX。

どっちも大好きな曲なので、こんな風に合うなんて。

ももクロのREMIXを多く手がけるYKOYKOさんのREMIXはジャケットにも要注目です。

これとか。

YKOYKO™

ももクロと警察(改)

Twitterで知った『労働賛歌』のパロディ動画。

あまりにも素晴らしい出来で、こんなことをつぶやいてました。

 

すると、なんと‥‥!

 

 

作者さんからレスいただきましたw

 

あぁ、やっぱりコレだ。
パロディCMがパロディ動画の元になってるって面白いなぁ。

 

余談ですが、先月の西武ドーム初日(僕にとっては初のももクロLIVE)のラストが『労働賛歌』で、楽曲の良さを改めて実感。
生演奏よかった!

Everything is remix

1999年に公開され一大ブームを巻き起こした映画『マトリックス』が、どんな映画作品を“Remix”してきたかをまとめた映像。

 

 

編集うまいなー。

監督のウォシャウスキー姉弟(兄は性転換手術をしたとか)は公開時にも「AKIRAや攻殻機動隊の影響は計り知れない」という旨をインタビューで答えていましたが、注目すべきはその再現性。中には「これはちょっと言いがかりだろ」と突っ込みたくなるものもありましたが、こうして並べてみるとやはり映画オタクが作った映画だったことを改めて思い知らされます。きっと頭の中に膨大かつ詳細なライブラリーがあって、そこで文献を漁りながら自分のジャンルの論文を書いている感覚なんだろうな。

 

以前、ももいろクローバーZのプロデュースでおなじみのヒャダインこと前山田健一さんが何かのインタビューで

「僕らはサンプリング世代だと思ってるんです」

的なことを話されていました。「僕ら」とか「世代」とかじゃなくて、自分自身についてだったかな?ちょっとうろ覚えです。

「大量の音楽データ、メロディやアレンジ、ビートが頭の中にストックされていて、そこから組み合わせを考えるだけ」と。『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』などを聴けば、めまぐるしい変調の中にこの人のストックの多さアレンジの妙を垣間見ます。

そういえば『新世紀エヴァンゲリオン』の庵野秀明監督も同じような趣旨のことを話されていたのですが、出典がないものを書くのは危険ですね。でもどこかで読んですごく納得したんです。

「自分にはウルトラマンが原体験としてあった」ということや、ウルトラマンの実相寺監督の「実相寺アングル」が多用されているのは言うに及ばず、最新作の『ヱヴァンゲリオン Q』では自分の過去作品ですらトレースしちゃってますからね(ネタバレになるので分かる人だけ察してください)。トレースという言葉はあえて使いましたが、表現者の魂としてそこにあるのはオマージュだと思います。自分を超えた作品そのものへの。

 

優れたクリエイターほど脳内ライブラリーが豊富で、オタクで、勉強熱心。
もっとインプットしなきゃ、という思いで今日もももクロのPVを見ています(嘘)。