ももいろクローバーZ 桃神祭 2015

\はち、はち、はち、はち、でこっぱちー!/
茶畑のシンデレラといえば?
\かなこぉ~~~↑↑/

というわけで8月8日。
あれからもう1週間が経ってしまった。

 

夏休みを取って向かった先は静岡県・エコパスタジアム。7月31日(金)と8月1日(土)の2日間に渡って繰り広げられる『ももいろクローバーZ 桃神祭2015』の開催地だ。

7月31日13時台のエコパスタジアム。最高気温は34℃。
7月31日13時台のエコパスタジアム。最高気温は34℃。

 

両公演ともに「祭り」をコンセプトに行われたもので、ステージに高さ21メートル、幅23メートルにおよぶ巨大な鳥居や、茅の輪、提灯などが設置された。
両公演ともに「祭り」をコンセプトに行われたもので、ステージに高さ21メートル、幅23メートルにおよぶ巨大な鳥居や、茅の輪、提灯などが設置された。

初日公演「御額様ご来臨」に3万5418人、2日目公演「遠州大騒儀」に4万7018人、両日でのべ8万2000人を超えるファンが集結したほか、「遠州大騒儀」公演の日に全国70劇場73スクリーンで行われたライブビューイングには1万4234人が来場した。

ナタリーより)

1日目の公演は「御額様ご来臨(おでこさまごらいりん)」というサブタイトルが付いていたことからも分かる通り、静岡生まれの茶畑のシンデレラ・百田夏菜子をフィーチャーしたLIVE。炎天下、御額様のモニュメントに行列ができている。そんなスタジアム周辺は出店や数々の催しが開かれ、フェス会場と化していた。

Greenエリアで開場前から開かれていた女子プロレスを見逃したのは痛恨の極み。
Greenエリアで開場前から開かれていた女子プロレスを見逃したのは痛恨の極み。

 

胸にずしんと響く和太鼓が気持ちいい「ももクロ和楽器隊」の演奏と共に幕開けした『夢の浮き世に咲いてみな』で会場の熱気はのっけから最高潮。音楽監督・武部聡志率いる「ダウンタウンももクロバンド」や「サムライロックオーケストラ」の生演奏も迫力をブーストさせる。

初日の見所はなんといってもヒャダインVS川上アキラ電流爆破デスマッチ、かと思いきや、開始数分でヒャダインが川上マネをノックアウトし、終始解説席から「ぶっ殺してやりたい」とヒャダインを睨んでいたチーフディレクター・宮本純之介からの“まさかの”和解要請でがっちり握手。壮大な茶番はわりとあっさり終わった。

こうしてももクロ最大のタブー(by清野アナ)は、プロレス、というかとんねるずのコントみたいなノリでまるく収まり、そのままメンバーと合流したヒャダインは、5人とともに『行くぜっ!怪盗少女』を歌いながらメインステージへと戻ってゆく‥‥。

東スタンド1Fの前から2列目(裸のkwkmさんがにゅっと出てきた場所の目の前)から見ていた僕にとっては、このときの6人の、心の底から楽しそうに駆け抜けてゆく姿が最初のハイライトだった。落ちサビで涙に声が詰まるしおりん。ヒャダインは楽しさと照れと感激とがない交ぜになっているのがよく見える。八重歯を光らせて笑っている夏菜子の目も潤んでいる。

全員がうっすら涙を浮かべたあの笑顔は一人の人間に向けられた「おかえりなさい」の笑顔で、僕ら3万5,000人はあの瞬間、ただただ見守るだけだったのかもしれない。完全にあだち充の『みゆき』の最終回ばりにキラキラしていた。あだち先生ほどの画力はない僕はひたすら瞼に焼き付けるしかない。この広大な会場で表情が見えるというのは本当に幸運なことだと思った。

「ゲストの前山田健一さんでしたー!」あーりんの声がスタジアムに響く。それがいかに待ちわびた紹介だったかを、このときになって初めて気づかされる。茶番も感動も、それ自体を目撃することだけに必死になってしまうものだ。ヒャダインこと前山田健一という名前をメンバーがステージで発せられる状況に今日からまたなれたんだ。だったらやっぱり新曲も期待していいんですよね?と思いながら、奥へ消えてゆくヒャダインに手を振りつづけた。

 

直前のリハーサル中に左手を骨折し全治四ヶ月と診断された高城(れに)さんは「鋼の腕を手に入れて戻ってくる!」と宣言していたが、言葉どおり鋼鉄っぽいプロテクターで左腕を吊っての「4対1」のパフォーマンスとなった。しかし踊れないぶん、4人とは別になって僕ら客席によく来てくれる。あーりん推しの自分も、この日の『全力少女』はまさにれにちゃんのことだと思わずにはいられず、涙。

定番になった『ココ☆ナツ』での放水銃による観客への攻撃も、高城さんは一人だけ片手で威力の小さい放水だもんだから、トロッコに乗って、なんとスタンド席に沿うほど近くまで来てやってくれた(そこまで寄らないと水が届かない)。

ナタリーより(Photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)
ナタリーより(Photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)

おかげで目の前のれにちゃんから顔面に水を浴びせられるという、夢のような事件に遭遇することができたのだが、いつもなら歯茎を出してケタケタ笑いながらやる放水でさえも「さあ、この水で熱中症を納めなさい」と民を慈しむような優しい顔をたたえて廻っていた。泉の中からきれいなジャイアンが出せそうな神々しさ。正直、推し変の3文字が浮かんだ瞬間でもあった。

ラストは『灰とダイヤモンド』と『ひとつぶの笑顔で』。『灰ダイ』は作詞・只野菜摘、作曲・前山田健一である。この日を締めくくるにふさわしい曲。

間奏でちょうど自分たちの前に高城さんが立った。歌い出しの「霧が晴れた向こう側」までの3秒間、目が合った。信じられなくて思わずそらしそうになったが、客席から応援と感謝の念を送った(後日「れにちゃんは目を細めるから誰とでも目が合ってるように思っちゃうよねー」とモノノフの友人に一蹴されたけど認めない)。

ふだんの全力からはほど遠いパフォーマンスしかできない高城さん。
だからこそ、他のメンバーのフォーメーションとは違った動きで、今できる全力を示そうとしてくれる。それは西武ドームのファンクラブイベント直前に左足を骨折したあーりんが車いすで客席を巡ってくれたときと同じアプローチで、今まさに逆の立場になったあーりんは、終演の挨拶で感極まる。表舞台では涙を見せることを良しとしない佐々木プロが、この日はれにちゃんを思って存分に号泣した。

「れにちゃんとLIVE一緒にできて良かった」

唯一の、同じ不安を抱えたことのある人の素直な気持ちがあふれ出てくる。顔を覆っても涙は止まらない。そのひと言に高城さんの涙腺も崩壊。もしかしたら、国立競技場の聖火台で流した涙よりも熱い。こういうのにおじさんは弱い。客席から号泣。

さらに、音楽監督・武部さんからの「今回は、れにが頑張ったよな」でとどめの号泣。初日は泣いてばかりのLIVEだった。

 

2日目はアリーナ席C6、センターステージの真ん前だった。

ナタリーより(Photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)
ナタリーより(Photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)

カインドの飛田社長にヘアアレンジをしてもらったり、百田夏菜子のお父さん(御額様にソックリ!)と遭遇したり、スペシャルゲストの舘ひろしさんからレスをもったりと、レアな体験続きであっという間に終わった。2日目は『青春賦』がとくに良かった。

250メートルの外周ステージが敷かれた広大なスタジアムでも圧倒的歌唱力で場内を包み込む小さな巨人・有安杏果。

湿っぽい空気になっても軸足をブレさせずにカラッと仕上げの抜群のMC力でLIVEを牽引する玉井詩織。

腕の負傷という事実以上に満足にパフォーマンスできないことを申し訳なく思いながらも精一杯の思いを届けてくれた高城れに。

かつての自分を重ね合わせ、れにちゃんを思って涙した初日以上に元気よく振り切った『Link Link』を披露する佐々木彩夏。

そんなあーりんの歌い出しにどこからか舞い込んだ黒いアゲハチョウが目の前を行き過ぎ、思わず“うひょ顔”になる百田夏菜子。

5人が全員、こんなにも広いステージでさえも狭い箱でやっているかのごとく濃密な空間を作り上げていた。その体験が、今回の『桃神祭』でのいちばんの収穫だった。万感の思いで観た国立競技場大会とも、これまでのどのLIVEとも違う濃さがあった。なんというか、とても“近い”。とても“豊潤”。

物理的に近い良席を引き当てたこともあるのだろうけど、それよりも表現力の向上と言いたい。

やはり、映画と舞台の経験を経た5人は表現力が格段にパワーアップしていて、歌唱でもパフォーマンスでも、茶番の演技でさえもハッとさせられるほどの吸引力がある。東京に戻って2014年の『桃神祭』のBlu-rayを見直したが、1年で人はこれほども成長するのか?と改めて驚いた。

「紅白出場」や「国立競技場」などへの分かりやすい挑戦(大人たちが築いた壁)ではなく、地味だけどしっかり伝わる「実力の向上」を示してくれることはまた格別なものがある。

 

リーダー・百田さんの「私、言葉のボキャブラリーがほんっと少ないんですけど」と断りながらも「あんまりももクロって闘争心とか競争心とかはないんです。でもみんなの笑顔だけは絶対に譲れない」と語る姿に背筋が伸びる。毎回、この人の挨拶にはすべてを肯定する力があってすごい。リーダーの凱旋LIVEだったのに、今回は終始れにちゃんにスポットが当たりがちで(それは自然な流れだと思うが)、ふつうなら多少でも「今回の主役は私!」と言い放っても良さそうなものだが、確かに本当に闘争心も競争心もないから、どこまでも暖かい。

ただでさえ暑い炎天下に暖かいLIVEをたっぷり堪能させてもらい、すっかりのぼせ上がった。いつの間にか、静岡まで来て良かった‥‥と放心していた。

終演後は47,000人の民族大移動。愛野駅は大混雑で新幹線に乗れないかも?!そんな焦りも川上マネージャーの登場と采配で鎮まり、東海道を突っ切って帰宅。最後までチームももクロの連携を見た2015年の桃神祭だったのでした。

toujinsai_07

さあ 君も一緒に見に行こうよ
終わらない熱狂 始まる国へ
鳥と、魚と、風と、炎と、
そしていま 少女は扉を開けた

(ももいろクローバーZ vs KISS『夢の浮き世に咲いてみな』より)

2日間にわたって絢爛豪華な夢を見させていただき、ありがとうございました。

 

1日目「御額様ご来臨」セットリスト

M00:overture
M01:夢の浮世に咲いてみな
M02:ツヨクツヨク
M03:ピンキージョーンズ
M04:ワニとシャンプー
MC 自己紹介
M05:Chai Maxx ZERO
M06:Chai Maxx
M07:Zの誓い
M08:ココ☆ナツ
M09:仮想ディストピア
茶摘み隊、お祭り隊登場
M10:ももいろ太鼓どどんが節
M11:全力少女
【kwkm vs ヒャダイン】
電流爆破デスマッチ 時間無制限一本勝負
実況:清野茂樹
解説:宮本純乃介
リングアナ:田中ケロ
M12:行くぜっ!怪盗少女 (キーボード:ヒャダイン)
M13:JUMP!!!!!
M14:LinkLink
本編終了

アンコール
M15:渚のラララ (夏菜子ソロ)
清水ミチコ登場
「恋人はサンタクロース」の替え歌で『ももクリ2015』開催発表
12/23(水・祝)・24(木)・25(金) 3DAYS
群馬・軽井沢スノーパークで開催
M16:ニッポン笑顔百景
M17:灰とダイヤモンド
M18:一粒の笑顔で
ダウンタウンももクロバンド・ゲスト出演者 紹介
メンバー挨拶
(終演)

 

2日目「遠州大騒儀」セットリスト

M00:overture
M01:夢の浮世に咲いてみな
M02:全力少女
M03:Rock and Roll All Nite
M04:ワニとシャンプー
MC 自己紹介
M05:LinkLink
M06:サラバ、愛しき悲しみたちよ
M07:Zの誓い
M08:ココ☆ナツ
M09:Chai Maxx
茶摘み隊、お祭り隊登場
M10:ももいろ太鼓どどんが節
M11:泣いてもいいんだよ
ゲスト 舘ひろし登場『泣かないで』
M12:黒い週末
M13:ツヨクツヨク
M14:青春賦
本編終了

アンコール
M15:ピンキージョーンズ
松崎しげる登場
2/17に3rd&4thアルバム同時発売発表
ドームツアー発表
M16:ニッポン笑顔百景
M17:キミノアト
M18:一粒の笑顔で
ダウンタウンももクロバンド・ゲスト出演者 紹介
メンバー挨拶
(桃神祭 終演)

「お菓子を食べればいいじゃない!」ボクが水曜日のカンパネラにはまった理由

最近、アルバムの発売とともにラジオでも耳にしない日はない、やつらの名前は「水曜日のカンパネラ」。

ハウスやテクノに乗せられる意味不明も特徴的な歌詞とボーカルのちょい下手なラップから起こる化学変化が異常なまでの中毒性を生み出す水曜日のカンパネラ。
主演 / 歌唱担当の「コムアイ」・サウンドプロデュースの「Kenmochi Hidefumi」・何でも屋の「Dir.F」から成る3人組ユニット。彼女のラップを耳にして気に掛けないでいるなんて不可能。本格的なエレクトロサウンドから「シャウエッセン」だとか「ソニックブーム」など、どこかで聞いたことある単語が飛び出してくる。

また「伝統の作法 魔貫光殺砲」「熟成!72時間製法 お手を拝借パーティーSAY!HO!」など常軌を逸する韻の踏みっぷり。極め付けにコムアイの決して上手くはないラップが妙に耳に残る。とにかく作品のあらゆる部分に罠が仕掛けられているようで、罠に掛かればあっという間に病み付きになってしまう危険な音楽。

RUSH MUSIC NEWSより)

そう、たとえば『桃太郎』という最新曲。

じーちゃん マウンテン芝をカット
ばーちゃん リバーでウォッシュ はっ!
僕おうちに篭もってゲーム
PCエンジンbyハドソン

 

ボーカルのコムアイちゃんいわく「歌詞に30代ホイホイをちりばめて」いるとのことだけど、うぅ、ど真ん中です(東京都在住 34歳)。これだけでもヤバイのに、さらに畳みかけるように

はい。
キ ヴィ ダーンッ (よっ)
キヴィキヴィ ダーンッ (はい)

お に たーいじっ
おにおに たーいじっ

の卓球ぽい振付であっけにとられ、

団子をもらって命を投げ出す物好きなんていない
ペットと一緒に鬼退治とか絶対正気じゃない
犬とサルは仲たがい キジは戦力外
何でもするから鬼が島だけは勘弁してください

の切実な訴えに涙。

「ペットと一緒に鬼退治とか絶対正気じゃない」

メロディのある歌の前に、短歌のような情景を切り取った「歌」や韻を踏んだ「セリフ」として耳に残るんです。そのうえメロディも音もぐにゃぐにゃして耳に残る(このへんを専門的に書けたらロキノンぽいのに残念)し、気の抜けた歌い方も力の抜けた振付も中毒性に拍車をかける。

 

10月某日、Charisma.comさんの「どっと祭」というイベントに行ってきまして、そこに水曜日のカンパネラさんも出ていまして。それが最初の出会いでした。

『星一徹』という歌で小さなちゃぶ台(あれは発泡スチロール製なんだろうか)を客席に

投げては回収、
投げては回収、
投げては回収、

というパフォーマンスが衝撃的だったのです。

パンクなバンドが客席にダイブするのは知っている(見たことはない)けど、ちゃぶ台を回収しにステージから降りて歌いながら歩き回るシンガーを見るのはもちろん初めてで、しかもその間ボクらお客さんは正座しているんです。『星一徹』だから。

 

で、10月23日(平日です)、渋谷で対バンライブがありまして、

仕事の合間を縫って行ってきました。

 

 

この日はお菓子を入れたバスケット片手に客席の奥までずんずん突き進み、これまた中毒曲『マリー・アントワネット』で

「お菓子を食べればいいじゃない!」

と叫びながらお菓子をばらまいてくれました。

 

 

その2週間後の11月5日(平日です)、アルバム『私を鬼ヶ島に連れてって』の発売記念インストアライブ!ふたたび仕事の合間を縫ってお友達と行ってきましたタワーレコード新宿店。

サインもろてきました。
握手しておしゃべりもしてきました。
お菓子とキヴィ団子はもらえませんでした。

SFCの人だって。頭いいんだな。

 

すっかり、どっぷり。

 

 

かわいくて、先が読めなくて、歌詞に固有名詞がばんばん出てきて、かつての井上陽水やらスチャダラパーやらで大きくなったアラサーおっさんの心を鷲づかみです。日本語で遊びまくってることが、なんというか羨ましい。

 

水曜日のカンパネラ(Twitter)

 

「お菓子を食べればいいじゃない!」

ぐうの音も出ない僕は
しっとりもちもちキヴィ団子に手を伸ばす。

 

アルバムの試聴はこちら

チームPerfume / テクノロジーで“想い”を身にまとう

昨日、全国ツアーが発表されたばかりのPerfumeですが、昨年の夏に河尻亨一さん主宰のもと出版された『クリエイティブ手帳』に寄稿したPerfumeに関するコラムを掲載します。

 

私たちは Perfume
ここに来た
日本は遥か東 出会うために
世界と 私たちと みんな
ここに立つ
日本とつながって 伝えるために
世界に

2013年6月20日、Cannes Lions 2013での電通によるプレゼンテーション「Happy Hacking: Redefining the Co-creation Frontier(ハッピー・ハッキング:共創の最前線を再定義する)」でゲストとして迎えられたPerfume。冒頭の言葉は、世界中から集まった4,000人もの広告関係者が見守る中、メイン会場であるグランドオーディトリアムのステージから世界に発した彼女たちの挨拶(メッセージ)である。

厳かな雰囲気から一変し、小刻みなビートと衣装に映し出されるプロジェクションで始まる『Spending all my time』エクステンデッドミックス。この模様はCannes LionsオフィシャルYouTubeでも全世界に生中継され、世界へのお披露目となった。

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日本で固唾を呑みながらモニタにかじりつくように見ていた僕・・・・を含めたTwitter上のPerfumeファン(Perfumeクラスタ・通称 パフュクラ)は「いいぞいいぞ!」と、まるで甲子園に出場した母校を見守るかのような緊張と連帯感をタイムライン上で共有していた。しかもプロジェクションマッピングで3人の全身に投影されていたのは、サイバー部門でSILVERを獲得したグローバルサイトに集約されたファンからのツイート。僕のタイムラインでは「俺もカンヌデビューw」というツイートも見られた。

冒頭の「日本とつながって」を体現したこの粋な演出こそが、2010年よりPerfumeのLIVEアクトの演出を手掛ける真鍋大度氏(ライゾマティクス)の真骨頂だと思う。これまで数々のテクニカルなアプローチから、ファンとの間に物語を紡ぎ出してきた。メンバーのあ〜ちゃんはこの日のことを

「みんなの想いでPerfumeはつくられているんだっていう、前々から私が思っていたことを形にしてくれた」

と、後日ラジオでしみじみと語っていた。

perfume01ここで「Perfumeグローバルサイト」について触れておこう。世界展開にあたって、ワールドワイドに自己紹介する拠点として生まれたWebコンテンツにもかかわらず、肝心の彼女たちの顔写真やアートワーク、PVなどは一切ない。不親切なほどに情報がなく、あるのは中田ヤスタカ氏のバキバキのBGMと、それに合わせて踊る3人の3Dモデリング映像のみ。

当初は、ノンバーバルな世界観の中で最小限の構成に絞り込んだ「記号としてのPerfume」をキャッチーかつミステリアスに体感してもらうことが狙いなのかもしれない(海外ファンにはYouTubeという強力な補完サービスがあるし)と思ったが、実はそうでもなさそう。

perfume02いつでもつながれるオンライン上の「ステージ」は、公開時からツイートを集積してビジュアライズする機能を持っていた。ティザーサイトは専用ハッシュタグでツイートすることで3人の3D CGによる全身像が浮かび上がる。それはハイコンテクストな「ファンレター投稿」。さらに3人の3Dデータをダウンロード可能とし、コアなファン(でありクリエイター)たちによってさまざまなテクスチャーで踊るダンシングビデオが作られたり、3Dプリンタで3人のフィギュアが作られたり。もはや「海外への自己紹介」としてのグローバルサイトではなく、3人とファンをつなぐプラットフォームになっている。ノンバーバルな顔して、言葉を集積する装置だったのね。

この一連のプロジェクトはふつうに彼女たちの音楽を聴いて応援するライト層にとっては敷居が高いと思われるが、真鍋氏には「あえて少し挑戦的なアプローチをする方が受け入れられる」という思惑があったという。「つくれるファン」への過剰サービスに、「つくれるファン」は過剰に応える。それが世間一般でのPerfumeのブランディングにもつながっている。超不親切で、超親切。ひとことで言えば、尖ってる。

やがてサイバーな「場」に集まったファンの言葉やアクションは、LIVEのプロジェクションマッピングによって3人の生身の体に“還元”される。それは本人たち自らが「想い」を身にまとった瞬間だった。カンヌのサイバー部門でSILVERを得たグローバルサイトは、その賞を授与されたレッドカーペットの先にあるステージで完成したのだ。

Web

そんな粋で手の込んだ演出を下支えする技術もすごかった。舞台袖からリモコン制御で5回も変形させていたという衣装や、正確かつ俊敏に踊る3人の全身とリンクするプロジェクションなど、開発と実証、リスク回避策まで練られた装置をたった2ヶ月で準備したというのだから脱帽。まじで。

当日の舞台裏を真鍋氏自身はこう振り返る。

「当初与えられたセッティング、キャリブレーションの時間は始まる直前の15分間のみ。メンバー3人は本番までステージに立つことは許されずぶっつけ本番でやるしかないという非常に厳しい条件で、さらに彼女達は大阪でライブを終えてすぐに渡仏してライブという過酷なスケジュールでした。当日の会場のセットも、その日まで分かんなかったもんね(笑)。 」

『Perfume at Cannes Lions! 真鍋大度&菅野薫が、共創の最前線“ハッピーハッキング”の想いを語る』より)

そんな裏方の苦労はみじんも感じられず、ただただ彼女たちのパフォーマンスは日本人ならではの「所作」と呼びたくなる優雅さにあふれていた。真っ暗なステージに浮かび上がるカラフルなグラフィックは万華鏡のようで、直線の美しい純白の衣装は折り紙のよう。複雑に折りたたまれ、リモコン制御で動くプリーツは現代版の歌舞伎の早替えである。決して単純に海外受けを狙ったものではないだろうが、「そう見てしまう」自分がいる。Twitterではすぐさま3人の衣装をキャプチャしてギミックを紹介してくれる人までいて、ありがたい。

 

たった8分間ながらも強烈なビジュアルを披露したLIVEは、Perfumeの個性の一部を象徴的に切り出して幕を閉じた。

「今までできなかった、MVとかの映像の中だけで合成していたようなCGとかが、ライブで見せられるようになったのは、三人だけで立つステージに無限に幅が広がったなと思います」(『Switch』Vol.31・かしゆか)

「大度さん達がいなかったら、こういう前衛的なことをしてるグループには絶対見えなくて。だからPerfumeのかっこいいイメージをつけてもらってます」(同・のっち)

広島出身の、売り出し方を秋葉原あたりで彷徨うアイドルから一転、中田ヤスタカプロデュースにより「テクノポップユニット」としてオリジナルの位置を不動のものとしたPerfume。もともと肉声をヴォコーダーで変換されることで注目を浴びたテクノポップユニットは、LIVEパフォーマンスやファンとの接点でもテクノロジーを武器にすることで飛躍した。とまとめると3人がロボットのようだが、ロボットのように振る舞える肉体と表現力、それに相反するチャーミングな人間性に引き込まれる。って、完全にファンレター投稿になってきたぞ。

チームPerfumeのHappy Hackingは、これからもさらにHappyな世界を私たちに投影してくれるだろう。すべての想いをインプットし、その身にまとって。

(2013年8月31日寄稿のテキストに加筆・修正)

 

そして今。

昨年10月に発売されたアルバム『LEVEL 3』を引っさげて東京・大阪の2大ドームで行われたツアー Perfume 4th Tour in DOME 「LEVEL3」 (初回限定盤) [Blu-ray] は必見です。これについてはまた今度じっくり書きたい。

PUSH for Ultrabook™

最近のお仕事です。

PUSH for Ultrabook™ – Play now to win an Ultrabook.
http://www.intel.com/push

PARTY川村真司さん清水幹太さんとの案件。
push

この超Coolな装置、千駄ヶ谷の弊社にあるんです。
連日連夜、裏でブロックを詰めてます。

psh01

24時間、ひとが支えるゲーム。
終わる頃には、強くなっている気がします。

ももクロと警察(改)

Twitterで知った『労働賛歌』のパロディ動画。

あまりにも素晴らしい出来で、こんなことをつぶやいてました。

 

すると、なんと‥‥!

 

 

作者さんからレスいただきましたw

 

あぁ、やっぱりコレだ。
パロディCMがパロディ動画の元になってるって面白いなぁ。

 

余談ですが、先月の西武ドーム初日(僕にとっては初のももクロLIVE)のラストが『労働賛歌』で、楽曲の良さを改めて実感。
生演奏よかった!

くるり 代々木公演フリーライブ

ニューヨーク旅行記はいったんお休み。

 

7月31日、くるりの新曲発売の前日ということで、代々木公園野外ステージにてフリーライブがあったので行ってきました。

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午前中にたまたまTwitterで知り、へえ〜、いいなーくらいに思ってはいたものの行く予定はとくに立てず、ジムで1時間走って、夕方に訪れた渋谷のタワレコで「あと30分ではじまる」ことを再度知ってチャリで突撃。

CDをフラゲした人1,000人には優待席が設けられていましたが、その外にも大勢のお客さんがすでに新生くるりの登場を今か今かと待ち構えていました。ナタリーの記事によるとその数5,000人。

フリーライブっていいな。生のパフォーマンス目当てに夕方の5時前から陣取る学生さんや、会社帰りに立ち止まるサラリーマン。缶ビール片手に楽しんでいる人も多い。

新曲2曲に加えて、「トレイン・ロック・フェスティバル」、「ばらの花」、「ブレーメン」、9月に出るアルバムから「crab, reactor, future」、「ワンダーフォーゲル」、そして、せっかく東京に来たからと「東京」を披露してくれました。これがフリーだなんて!

夕日のオレンジ色が岸田さんの声をさらに伸びやかなものにしてくれるような、ライブの高揚感をさらに高めてくれます。

 

ニューヨークのセントラルパークでも、夏はさまざまなフリーライブが開催されます。つかの間の贅沢が街に転がっているなんてステキだなぁ。こういう機会がもっと当たり前にあるようになるといいなぁ。働いてたらまず行けなかったでしょうけど。

アンコールで新曲「everybody feels the same」を改めてパフォーマンスしてくれて、お客さんも含む全員で大合唱。everybody feels the same!everybody feels the same!

一瞬で観衆の一体感をつくりあげる音楽と岸田さんの透明感のある声に嫉妬しながら、ジム帰り、PerfumeのツアーTシャツと首からはBerryz工房のタオルという出で立ちでぼくもシャウトしました。

Youthful days

毎日、楽しいです。

 

ちくりん
ちくりん
高校と予備校と大学の先輩・ちくりんから突然のメッセージ。

「ミスチルの東京ドームLIVEあるんだけど、行かない?」

その日の夜は会社のチームの決起会でしたが、左耳から囁かれるのはMr.Children結成20周年記念のLIVE。余ったチケットの存在。

浪人時代に先輩と耳にタコができるほど聴きまくったアルバム『Atomic Heart』や『深海』、さらに高校時代に衝撃を受けた『デルモ』まで披露されると聞けば、こっちでしょ!というわけで、仕事も早々に切り上げて水道橋へ。

MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012

アリーナ席の中央から見える桜井さん!!!
先輩とは2009年のワンマンLIVE以来2度目のミスチルだったので、この人が隣でモノマネを我慢できないのももう経験済みで。「3人で」一緒に歌いました。

さすが『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』のオーディションに残るだけの実力者、手前から重低音とともに聞こえてくる声が至近距離からも飛び込んできます。うますぎてウケる。

 

大満足の後は渋谷へ移動して先輩の行きつけのスナック(!)で初対面のお客さんたちと朝までカラオケ祭り。もちろんミスチルメドレー。大きな声で、声を枯らして、愛されたいと歌っているんだよ。を歌っているんだよ。

 

ついに自らデザイン事務所を立ち上げ、最近はNHKの『えいごであそぼ』という番組のアートディレクションをしているという先輩(有名なお仕事ではGREEEENというバンドのロゴもちくりん作)。

この人のコミュ力は半端なくて、まあまあイケメンでノリがよくてオシャレでイヤミがなくてモノマネのレパートリーが多くてセンスがよくて下ネタが小学生レベルで女子からも男子からもモテて、16歳のときから背中を追ってきた自分としては、スナックで桜井さんの顔マネをしてそこにいる9人のお客さんを爆笑で包み込んだ先輩を見ながら、あぁ、敵わないなと。

(後日、そのスナックで知り合った人と渋谷でカラオケオールしました。もちろんミスチルNight)

 

自分を東京と美大と広告業界へいざなってくれた人。
僕の買ったばかりの雑誌から広末涼子の写真だけを切り抜いて返してきた人。

 

 

この人から僕は、毎日の楽しみ方を教わりました。
きっとこれからも。

KAELA WEB TOUR 2012

木村カエラ
「KAELA WEB TOUR 2012」
武道館公演

に行ってきました。

正直、ごめんなさい。完全にナメてました。仕事がたまってたので行くかどうかすら迷ってましたが‥‥

蓋を開けてみると、なんなのこの溢れ出す多幸感。今のところ間違いなく今年No.1 LIVEです。

“KAELA WEB TOUR 2012” の続きを読む

パーティーを続けよう。

あけましておめでとうございます。
一応ね、今年初Blogエントリーですから。謹賀新年。

2003年から続けている自分のライフログなので、
休眠していた年末年始~最近のログを書きます(こんなことの繰り返し)。

 

・Perfume 3rd Tour 「JPN」、神戸2日目とさいたま2日目に参戦!
 神戸へは、京都に住む5歳下の弟のアパートに泊まり、
 初めて弟の彼女さんとも会いました。照れる弟を初めて見た。

 そういえばPerfumeは、レーベル移籍
 日本国内のiTunesでも取り扱ってほしい&Blu-ray化に期待です。

スチャダラパー、かせきさいだぁの年末イベ!
 年末の話です。
 最前列で「今夜はブギーバック」!!最高です。

・小林賢太郎演劇作品『うるう』観劇。
 ひとりで世界をつくりこむ力量は今回もさすがのひと言なんですが、
 今回はそれにプラスして切なさを感じずにはいられない‥‥涙。

・三谷幸喜演劇『90ミニッツ』観劇。
 西村雅彦さんと近藤芳正さんの2人芝居は『笑の大学』の再来、
 的な話だと思ってたら全然。シリアス99%の現代劇、よかった。
 ここまで主人公に共感できないのに最後まで目が離せない話もない。
 人間や信仰のおかしみと残酷さを表現された近藤さん、ブラボー。

・雑誌『販促会議』のコーナーに寄稿。
 「これがプロの企画書だ!」という連載の2月分を書かせてもらいました。
 中身は昨年10月のコミュニケーションデザイン実践講座
 つくった企画書をご紹介。→コレ

・年間のクリエイティブいちばんを決める社内アワードでグランプリ
 社外のお客さんも招いてのプレゼン大会でプレゼンして、
 投票結果の末、いちばんを獲りました。素直に気持ちいい。

・人生初のJAZZ体験。
 東京駅の前にあるCOTTON CLUBにて、
 会社の先輩に誘われてダイアン・シューアさんの
 LIVEパフォーマンスを堪能。平日の夜にこんな贅沢があるなんて!

 

記憶に残った日々だけを抽出すると
とっても充実しているかのよう。これも僕のリアル。
仕事ばっかりしてちゃいけませんね。

今年は仕事も遊びも手を抜きません。

ILLUSION

まずはこちらの動画をご覧ください。

Beyonce – Who Run The World Girls Performance
At BillBoard Music Awards 2011

 

ブラボー!度肝を抜かれました。パーフェクトです。

 

先日の少女時代 FIRST JAPAN TOURでも、華奢な9人のメンバーがステージを縦横無尽に駆け巡り、僕ら観客の目を愉しませてくれましたが、そこでも「自分の影」と踊るように見えるシーンや、9人の影が文字通り影武者となって本体(本人)から分離して動き出す演出など、非常にトリッキーな仕掛けが満載でした。

 

しかしこのビヨンセのスクリーンを活用したパフォーマンスでまず思い出されるのは、Perfume 東京ドームLIVEでの「10人のかしゆか」です。

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少女時代 FIRST JAPAN TOUR

少女時代 〜GIRLS’ GENERATION〜
FIRST JAPAN TOUR in さいたまスーパーアリーナ

に行ってきました!
(※写真は昨年夏のLIVEやPVを混ぜたものです。興奮をお伝えしたくて‥‥)

 

今や説明不要のK-POPガールズ・グループ、少女時代。

あの赤坂での衝撃的な“生遭遇”から8ヶ月。
ついにLIVEに来ちゃった、というわりと軽いミーハー感覚で挑みましたが、いい意味で裏切られました。

ここからはネタバレ要素を含みます。

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『THE SPOT』

小林賢太郎ライブ
POTSUNEN 2011
『THE SPOT』

神奈川芸術劇場で観劇してきました。

小林賢太郎。
片桐仁とコンビで笑いのるつぼへと引き込むコントユニット・ラーメンズの脚本、演出、出演を手がける人。POTSUNENは、小林氏が一人で全てをみせる、ソロコント・プロジェクト。

小林賢太郎=ポツネン氏。
好奇心旺盛で、几帳面で、器用で、不器用で、だじゃれ好きで、用意周到で、突拍子もなくて、ひとを驚かすのが好きな人。=小林賢太郎。なんだなぁ。

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Perfume LIVE @ TOKYO DOME 1234567891011

11月3日、文化の日。

待ちに待った

 

Perfume LIVE @ TOKYO DOME 『1234567891011』

 

に行ってきました!

結成10周年の2010年を象徴する東京ドームLIVE、1日限りです。行かないわけにはいきません。ゲットしたチケットはアリーナC24。かなり期待していいんじゃないか?と胸と鼻をふくらませながらはせ参じましたが、ちょうど中央の360°対応ステージから十字にのびる花道と花道の間、時計でいえば5時のところに位置してしまい、どっちの花道にも微妙に距離を感じる微妙な場所でした。

それでも!

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井上陽水 40th Special Thanks Live in 武道館

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「お元気ですかァ?」

の挨拶に笑いが起こるのは日本広しといえど神無月とこの方くらいじゃないだろうか?今日はホンモノ!

「みなさんのご支援の下、40周年を迎えまして‥‥。高いところからではありますがお礼を申し上げたく、本日の運びとなりました、フフ」

 

僕にとっては2年ぶり、ご本人にとってはデビュー40周年を記念する、

yousui

井上陽水
40th Special Thanks Live in 武道館

に行ってきました。ひとりで。

「10周年のときも20周年のときも特に何もしなかったのですが‥‥
 まぁ、40周年でね、なんかやるかという話になりまして。
 これもみなさんのご指導ご鞭撻あっての‥‥何度も言いますが。フッ」

 

「新しいラプソディー」を皮切りに、「嘘つきダイヤモンド」、「飾りじゃないのよ 涙は」、「心もよう」、「リバーサイド・ホテル」、「氷の世界」、「傘がない」、「夢の中へ」、「帰れない二人」、「いっそ セレナーデ」、「少年時代」など、いくつもの名曲をたっぷりと。

こう言っては失礼だけど、61歳とは思えない声量。透き通るような声。70年代の歌も余裕の貫禄でまろやかに歌い上げる。CDに収められている当時の鋭利な印象を一周して、より怖い歌詞に聞こえる。

 

冷たい雨が 今日は心に浸みる
君の事以外は 考えられなくなる
それはいい事だろ?

(「傘がない」より)

 

歌の発表から30年経って、今は「いい事だろう」と、より他人ぶった突き放した印象にも聞こえて、面白い。若者の利己的で切羽詰まった余裕のなさを感じる昔の歌い方も大好きなんだけど。

 

くるりやPerfumeやBjorkや林檎やRadiohead、武道館ではさまざまなアーティストのLIVEを観てきましたが、終始座りっぱなしは初めて。両隣が白髪のおじさま。周りを見渡してもだいたい父母の年代。そんな人生の先輩たちが「陽水ーーっ!」と叫び、「闇夜の国から」のイントロで「キターーーー!」と喜ぶさまにも圧倒されました。

みんな目がキラキラしている。頭も若干。

 

あぁ、両親にこそ観てほしいなぁ。リアルに「人生が二度あれば」を歌わなきゃいけないのは僕です。

 

ありがとう、陽水様。

あなたを聴き込んだ高校時代がありありと蘇る2時間は、あっという間に終了。50周年では親を連れて行きます。

Perfume Second Tour 千秋楽

Perfume Second Tour 2009 直角二等辺三角形TOUR

横浜アリーナでの千秋楽でした。

12万個のLEDを駆使した映像エフェクトが観客を煽るなか登場した3人は、最新アルバム「⊿(トライアングル)」の中から、「Night Flight」や「love the world」などを次々と披露。観客を熱狂させた。11tトラック14台を要した近未来的なステージセット上をレーザービームが飛び交う中、その後も途中 MCを挟みながら、大ヒットシングル「ポリリズム」や人気曲「チョコレイト・ディスコ」など全22曲を得意のダンスと共に披露した。

(livedoorニュースより)

 

8月からはじまったツアー、僕が参戦したのは
8.16愛媛公演9.26名古屋公演、10.14横浜、
そして10.30横浜アリーナ、千秋楽。

よもや、同じアーティストのライヴに4回行くなんて、思ってもみませんでしたが、チケットを買ったのは紛れもなく自分。
途中からはじめたTwitterでの多くの同胞(!)との出会いが行動に拍車をかけ、名古屋以降は「追っかけの醍醐味」を知ってしまいました。危険危険。

それはそうと、千秋楽!

・Twitterで知り合ったどぶさんに双眼鏡を貸すことに。
・開演前、現地には数千人の観客と全国から集まったコスさん。
・折しも31日はハロウィン、かぼちゃ姿のお客さんもチラホラ。
・双眼鏡を貸したどぶさんの元に徐々に集まるTwitterユーザーの面々。
・顔と名前では誰が誰だか分からないので、Twitterアイコンを見せ合い。
・そこへ謀ったかのようにタクシーを横付けして降り立つpenguinに興奮!

 

12,000人の大歓声とともに、ツアーFINAL 開演!

 

・僕の席はアリーナA1列8番。跳びました。
・キヤノンの手ぶれ補正機能付き双眼鏡であ~ちゃんの視線貫通!
 射貫かれました(お前の双眼鏡がデカイからだとの指摘アリ)。
・ライヴはどこを切り取っても最高潮!‥‥どう書いたところで
 「あの感動が 蘇るの」と言わしめる自信がありません。。。
・あえて言えば、何度も観てきたツアーなのに、この日の一体感は
 Perfume以外も含め、今までのどのライヴでも体験したことのない
 シンクロ率。振りもアンコールの手拍子も、一糸乱れぬお客さん。
・音もレーザーも舞台も完璧な計算。かしゆかのジョジョ立ちも完璧。
・ラスト、12,000人の観客と記念撮影!カメラマンはもちろん関さん!
・最高の笑顔と涙。最後まで突き動かすのは一体感。
・3時間のライヴ、11都市19公演で10万人を動員したツアーが終了。

 

つらつら書きましたが、
僕のつたない感想よりもこちらのレポートの方が的確です。

何ゆえにすばらしくなっているのかというと、明らかに「客をなめてないから」であることが観ているとわかるところが、またさらにすばらしいと思う。すごくあったかい、すごく熱い、Perfumeの音楽とPerfumeを心から愛しているファンがこんなに集まっているのに、その愛情に寄りかかったり甘えたりしていないのだ。その愛情に応えるためには、その期待のさらに上をいかなければならない、という決意と覚悟と実行力に満ちているのだ。

Perfume @横浜アリーナ|RO69

 

そう、たった3人で世界と対峙する姿が美しい。
また観られる日を楽しみに、日々をがんばります。