感想

mebae05

卒制の手伝いで一日を終えました。
インスタレーションは難しいですが、大がかりな分、出来上がりも楽しみです。
MEBAEもいい感じで。

作業の合間に、一足早く写真ゼミの卒制を覗き見てきました。

うーん。どうなんだろ。
三年時に写ゼミをやめた人の写真作品が一番よくて、これは久々にいい作品を見させてもらったなぁ。「未完ズ」で一緒に展示した友達なんですが、卒制で更に面白いことをやっていて、少し嫉妬。

翻って写ゼミの人のは・・・まだ全員のを見てはいないのですが、保守的っていうか、なんで写真をやっているのか?展示方法も含めて、なんか生ぬるい。

メンツは去年まで同級生だったのでわりと知っている人たちですが、よくなっていたり面白くなっている人は数名しかいなくて、あとは三年の進級制作展から成長が止まってるような印象を受けました。あくまで僕個人の感想でしかないのですが・・。

びびった作品にも出会いました。

でも、展示を見ているというより課題を見ているような気分になり、ただ壁に貼られていることで体裁が整っているだけじゃないか?と思えたものも多かった。

展示方法や画面の寸法にはもっともっと気を配らないと、他のゼミや学科の人と同等か、それ以上の展覧など望めない。そう思いました。

逆にいい作品は展示形態まで熟考されていて、差を痛感しました。

結局、展示をするってことは人に見てもらうということですから、そこに立って視線の運動や照明を現場で設計しているかいないかの差は明確に出ます。

僕も今回の学外展で、目から鱗の展示ノウハウを教授から教わりました。
で、作品も、中身の話ではなくて展示面でバッサリ斬られました・・・。
なので人のことは言えないんだけど。
指摘されて納得の問題発覚で、次の目標も出来ました。

展示面の甘さで作品が霞んで見えるのは残念です。
学生にはキュレーターなんていないので、最終形態までデザインしないとダメだと痛烈に感じました。

撮ってるときは人それぞれのスタンスでいいんだけど。


投稿者: tacrow

伊藤 拓郎 / Takuro ITO (April 12, 1980~) 2006年 武蔵野美術大学 造形学部映像学科卒業。デジタル系広告制作会社を経て、2017年〜広告会社にてデジタル・プランナー/コミュニケーション・プランナー職