「最近の広告のなかでは、SoftBankのプププっていう音が1番やと思う」
とブログに書いている人がいた。
納得。どんなクリエイティブよりも企業の気配を察知させられるあの音。
心を鷲づかみにされるグラフィックもなければ、心を打つコピーもない。
けれども、
プププッ=SoftBankって刷り込みは他社ケータイを使う人にも認知済みだし、着信を知らせるという機能性がちゃっかり“必然”でもあるし。プププ。
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先日、カンヌ広告祭の報告会に出席した。
その中で、サイバー、チタニウム両部門でWグランプリに輝いたUNIQLOCKの制作者、田中耕一郎さんのビデオインタビューが紹介された。
「PC上で、“そこにある必然”をつくればコミュニケーションとして強いんじゃないかと考えた。それが時計だった」
なるほど、“必然”ほど強力なものはないのかも。
生活や風景にとけ込んでいるものは誰も排除できないし、受け入れていることを意識することもない。
そのスキマに入れるか否かは、ほんと微妙。
センスとか仕上げ力とかがモノを言う世界。
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田中耕一郎さんのことばの続き。
「けれど、時計とUNIQLOがどう結びつくのかなぁ?って。
ある日、UNIQLO+CLOCKでUNIQLOCKという言葉を思いついて、すべてがパッとつながったんですよ」
言葉が突破口を開いた。
それも印象的なエピソードだと思った。