東京企画構想学舎

去る7月4日(日曜)。
外苑前の東北芸術工科大学・サテライトキャンパスにて、
東京企画構想学舎という新しい「学校」のプレ授業というか、
ワークショップと称した説明会に出席しました。

講師はWeb広告界で超有名な
トップクリエイター・伊藤直樹さん。

 

伊藤さんの企画されるお仕事は常に
「フィジカル」な要素があって、
Webという、本来フィジカリティとは
まったく正反対にあるテクノロジーを
汗臭い、呼吸の荒いものに変容して
ぽんと目の前に置いてくれます。

ただ、伊藤さんご自身はWebという
無限のようで限られた海だけを舞台に
プランニングされているのではなく、
ご本人の言葉を拝借すると、

「インテグレーテッド・キャンペーン」

つまり、メディアに囚われずインテグレート(統合)
された俯瞰的な視野で「伝えること」を企画・設計
していくっちゅーことだそうで、そこに重きを置くが故に
「フィジカル」という万人に伝わりやすい要素が
重要になってくるのでしょう。

 

伊藤さんの最近のお仕事『NIKE MUSIC SHOE』

 

興味のある方は、著書『「伝わる」のルール』も
読んでみてください。面白いです。

 

で、『東京企画構想学舎』での説明会というか講義。

ひとつひとつのメモを文章に再構成していたら
どえらい時間がかかりそうなので早々に諦めて、
講義の最後に語られた、「アイデアの質」という
項目を書き起こしておこうと思います。

これは、伊藤さんがなにかを企画されるときに
通る、大切にされていることたちだそうです。

 

【代弁する】(ひざポン)
→自分の心のなかにあるモヤモヤを提示してあげる。
 共感(そうそう!)を呼ぶ。眠っているポイントを
 呼び覚ます。広告的に言えばインサイト。

 

【ひねる】(ツイスト)
→ド直球は飽きられる。
 ちょっとツイストするだけで違って見える。

 

【揺さぶる】
→人の心を揺さぶるものは何か?
 コピーだけに負わせる時代ではない。

 

【サプライズ】
→それは、仕組みの新しさ?
 エンディングの美しさ?
 どこにサプライズを忍ばせるか。

 

【浄化する】(カタルシス)
→たとえば映画を見終わった後、スッキリした気持ちになるか?
→見てよかった!と思ってもらうポイントはあるか?

 

【もてなす】
→インターネットは人の能動的な行動(訪ねる)が発生する。
 だから、裏切られたときの反感も強い。
 人の気持ちを裏切らない、もてなしを。

 

【身体性】
→非言語的なもの、
 老若男女が身体で反応するポイントをつくる。

 

冒頭に書いた「フィジカル」も、
要素のひとつでしかないんですね。
とても大事なポイントではあるけれど。

自分がなにかを企画する際にも、
これらに当てはまるか?を見定めてみよう。

 

もうひとつ、興味深いことを仰っていましたが、
それはまた別の機会に書きます。
といって書かないパターンだの。

‥‥いつか。


投稿者: tacrow

伊藤 拓郎 / Takuro ITO (April 12, 1980~) 2006年:武蔵野美術大学 造形学部映像学科卒業 2006年:(株)博報堂アイ・スタジオにてプランナー/コピーライター職 2012年:(株)BIRDMANにてプランナー/ディレクター職 2017年:(株)某広告代理店にてデジタル・プランナー/コミュニケーション・プランナー職(現職) デジタルガジェット、広告、映画、Netflix、写真、ももクロのあーりんを愛してやまない37歳