オーストラリア出身のシンガーソングライター、
Sia(シーア)の新曲「Chandelier」。
MVは公開後5日しか経ってないのに370万ビューを突破。
だって美しいもの。
出演しているのはMaddie Zieglerちゃん11歳。
アメリカの女優、ダンサー、モデルだそうです。
映画『ぼくのエリ 200歳の少女』のような妖しさをもつ映像で、好きです。
このMVの共同監督も務めたSia自身は
広瀬香美さんに似ています。
あるデジタル系プランナーの日記
映画,演劇,展覧会,音楽,読書…
オーストラリア出身のシンガーソングライター、
Sia(シーア)の新曲「Chandelier」。
MVは公開後5日しか経ってないのに370万ビューを突破。
だって美しいもの。
出演しているのはMaddie Zieglerちゃん11歳。
アメリカの女優、ダンサー、モデルだそうです。
映画『ぼくのエリ 200歳の少女』のような妖しさをもつ映像で、好きです。
このMVの共同監督も務めたSia自身は
広瀬香美さんに似ています。
みどりの日。
明日(2014.5.6)まで開催中のアンディ・ウォーホル展に行ってきました。
僕が高1だった1996年。東京都現代美術館で回顧展があって、当時は今よりもウォーホルブームに沸いていました。ちょうどそのタイミングで高校の担任が美術教師だったこともあり、美術部に入ってウォーホル関連の雑誌を読み漁っていました。『美術手帳』とか『芸術新潮』とか『STUDIO VOICE』とか。その頃を思い出す、自分にとっても回顧展でした。
そういえば最初に作品を観たのは16歳の家族旅行で行った尾道だったな、とか、2012年の転職のタイミングで行ったNY一人旅でも観たなぁ、とか。
「機械になりたい」と語るウォーホル。
そういうところにシンパシーを感じていたんだろうなぁ、16歳のD.T.は。
『POP ART』、『エヴァンゲリオン』、『鉄男』、『AKIRA』、『テクノ』に溺れるほど傾倒してました。
無個性、没個性に憧れる個性っていうの?‥‥恥ずかしい。
当時は中2病なんて言葉はなかったから存分に浸ることができた。
(今になってみればクオリティがめちゃくちゃ高いものに浸れたのは財産)
正直、田舎の高校生にとって鮮やかに憧れる存在だったウォーホルとその作品群に対して、今さら観に行くのもなぁ?と思って敬遠してたけど、行って正解でした。
「史上最大の回顧展」と謳うだけあって、商業デザイナー時代の作品や観たことのなかった習作、写真など、作風の変遷とウォーホルの人生をていねいにたどることができました。
彼らが君について何を書いたところで気にしちゃいけない。
大事なのは、記事の大きさが何インチかだ。アンディ・ウォーホル
— tacrow (@tacrooow) May 4, 2014
会場の壁に書かれていた本人のこの言葉が妙に印象的でした。
Pharrell Williams – Happy
このWebサイトがクレイジーで気持ちいいんです。
アメリカのシンガーPharrell Williamsの“Happy”という新曲のために公開されているこちらのサイトは24時間ぶっ通しで見せるユニークなプロモーションビデオ。
どんな趣向かというと、およそ4分の曲を24時間ひたすら連続再生でループし、その間一曲毎に毎回違うダンサーがそれぞれのパフォーマンスを見せるというもの。
その場のシチュエーションなどはその時間に対応したものになっており、ユーザーは自由に時間を進めたり戻したりしながらダンサーを次々と切り替えていくことが出来るインタラクティブな造りになっています。(K’confより)
ところどころに出てくる有名人を探すのも楽しく、シンプルなルールでいつまでも見続けられるのは本当に気持ちいい。YouTubeでは再生回数が2億を突破しているとか。
世界各国の都市バージョンも派生しているらしく、たとえばスター・ウォーズ(都市っていうか星じゃん)。
そして4月29日、原宿バージョンも公開されました。
http://youtu.be/rVvUxM0ywrc
出演者は、オープニングを務めたファッションブランド「FIG&VIPER」クリエイティブディレクター植野有砂をはじめ、渋谷区長の桑原敏武やビームス代表取締役社長の設楽洋、ユナイテッドアローズ取締役会長の重松理、SHIMAの奈良裕也、FALINEオーナーのBaby mary、Yusuke Devilといったファッション関係者に加え、二足歩行ロボットのASIMO(アシモ)やプロレスラーの蝶野正洋まで多彩な顔ぶれだ。
(Fashionsnap.comより)
すこし前の『恋するフォーチュンクッキー』のような流行り方かも。上手い下手関係なくダンスで繋がれるって、もう見ているだけで幸せ。しかも原宿バージョンは作り手の狙い通りに原宿へ行きたい気分にさせてくれます(ボクの場合、原宿=職場だけど)。つまり観光コマーシャルになってる。
そういう点もふくめて音楽がもつ、人を取り込む力って改めて魅力的。全世界で大ヒットしている『アナと雪の女王』も、冷静に考えたらトンデモなストーリーはお構いなしに音楽でヒットしてる(と思う)けど、素人によるアフレコ動画のアップが流行ってたりするし。素人が真似したくなる、参加したくなる音楽になっていることが流行のポイントなのかな。
気がつけばファレルの『Happy』、絶賛ヘビロテ中です。
http://youtu.be/FzVjxVQgVDs
『Yes-No』(1980年)
オフコース、あぁ、名曲や‥‥。
中学高校と、オーディオマニアの父とフォークソングファンの母に影響されて、中学の入学祝いに買ってもらったKENWOODのコンポで聴きまくったのが、このオフコースと、井上陽水、安全地帯、中島みゆきでした。家に母親のカセットテープがあったから。
高2の夏から友達に勧められてRADIOHEADやBjorkなどへと傾倒していきますが(ハードはMDウォークマン)、田舎の思春期のガキにとっては『Yes-No』がまぶしすぎる原体験。言葉にすると陳腐だけど、日本語の歌詞の奥深さとメロディで描かれるドラマ性に衝撃を受けたものでした。
とくにオフコースと安全地帯は今でもほんとうに素晴らしくて。
声とアレンジが。
『碧い瞳のエリス』(1985年)。
安全地帯、最高や‥‥。
この曲の作詞をされている大御所・松井五郎さんが手がけられた名曲『ふたりの夏物語』。その作曲家・林哲司さんと近年タッグを再び組んで作られた曲があるので、お聴きください。
http://youtu.be/RRlB4lNeY7c
『涙目のアリス』(2012年)
玉井詩織(ももいろクローバーZ)
いいなぁ、80年代トレンディドラマ風のこのマッシュアップも込みで。
(動画作者さんの『ももクロと警察』も秀逸です)
なんなんでしょう、この歌詞とメロディとアレンジから来る王道感。
2012年じゃなくて1985年くらいから歌い継がれてきた名曲のような。
企画物アルバムの1曲とは思えないクオリティに、アイドルかくありき!と思わず納得してしまう。
そんな80年代J-POPを彷彿とさせるこの曲のピッチを落としたものがこちら。
しおりん、大人や‥‥。
「昔、中山美穂が歌ってて、それがコレなんだよね〜」とサプカルクソ野郎がLP漁りながらこれ見よがしに言ってきたら信じてしまいそう。
玉井さんもいつかこんな落ち着きのあるしっとりとした歌い方をする日が来るのかしら。
脈絡なくつづけます。
『グランドでも廊下でも目立つ君』(2010年)
作詞・作曲 つんく♂
Berryz工房の須藤真麻さんと熊井友理奈さんのデュエット曲。これまた素晴らしい。熊井さんの声とこの曲の透明感はいまいちマッチングしないんじゃないか?と思ったりもしましたが、LIVEで観て謝りたくなりました。かわいく歌う。これに尽きます。オフコースじゃないんだから。
まとめられなくなってきたので、無理矢理まとめると、かわいく歌う!& シンセサイザー最高!(違)
というわけで、この人を避けて通ることはできません。
お聴きください。
tofubeats『Don’t Stop The Music』feat.森高千里(2013年)
避けて通れない人と組むtofubeatsさんの避けて通れないセンスに注目です。
おしまい。
遅ればせながら映画『パシフィック・リム』を観てきました。しかも2回。1回目は3D吹き替え、2回目は2D字幕で(3回目は予約したのに寝坊で断念‥‥)。
6月に予告篇をBlogに取り上げたのに、9月まで映画館に足を運ばなかったことをここに謝罪します。いや、ほんとうに素晴らしかった。2D字幕版を最初に鑑賞した妻は翌週に3D吹き替え版をひとりで池袋まで観に行き、その映画館で売られていなかったガイドブックを買うためだけに新宿バルトナインまで行ったそうで、惚れ直しました。ほんと、男心とオタク心をくすぐる素晴らしい出来なのです。
KAIJU(怪獣)や巨大ロボはCGだけど着ぐるみの重厚感を意識したそうです。
例えば巨大ロボ「イエーガー」を整備する基地はガテン系の男どもでひしめいているんですが、このスタイリッシュとは真逆の油のニオイが漂う雰囲気は『機動警察パトレイバー』ですし、主人公が操るロボの動力源がアレなのは『ジャイアントロボ』と共通ですし、頭部がボディに合体して出撃するシーンは『マジンガーZ』の「パイルダーオン」ですし、ラストシーンは『エヴァ』を彷彿とさせますし、他にも「この設定のモノネタはコレか?!」と言いたくなるシーンが目白押し。
ぼくが特に感動したのは、イエーガーがビルの谷間を闊歩するシーンで流れる音楽。伊福部昭さんの『ゴジラ』のテーマ曲を彷彿とさせる重厚なオーケストラをぶつけてきてるんです。ここでもう涙腺崩壊。
0:53あたりから流れる曲がそれです(この東宝ゴジラ的予告編の出来も最高!)。
余談ですが、VFXスーパーバイザーとしてメイキングに出てくるジョン・ノール氏は兄弟でPhotoshopを開発したことでも有名。さらに余談ですが兄のトーマス・ノール氏からサインもらったことがあります。どこかに行ってしまったけど‥‥。
そろそろ劇場公開が終わりそうな『パシフィック・リム』。菊地凛子と芦田愛菜ちゃんの演技も必見。字幕版と吹き替え版のどちらもオススメです。
映画館で観るべき映画でしょう。
ゥヮ〜ォ……エラーが最高と思ってる人しか関わってないMVだ!夢より夢!心地良すぎた! http://t.co/ijtvLyhlTk
— 2nd_error403 (@2nd_error403) July 8, 2013
大人気イベント「リアル脱出ゲーム」を手掛けるSCRAPさんの創立5周年記念パーティーに行ってきました。
会場はZepp Tokyo。そう、ここは7月19日から始まる『潜水艦ポセイドン号からの脱出』の舞台!というわけで、『潜水艦ポセイドン号からの脱出』のデバッグ公演込みのパーティーでした。
SCRAPさんとはお仕事で『REGAME』の制作をお手伝いさせてもらったり(これは僕は関わってないです)、僕がお手伝いさせてもらったものでは某旅行情報サイトのタイアップキャンペーンで『消えた琉球王朝の王印を探せ!』というコンテンツを作ったりしました。
今回は同僚と社長の7人で出向き、3人と4人の2チームに分かれて、それぞれ初対面の人たちと組んでひと組6人のチームを形成。SCRAP代表・加藤隆生さんの流ちょうな挨拶とプロローグが始まり、気分はすっかり謎解きモードに。5周年記念パーティーはいったん忘れてヒント探しと謎解きに奔走します(実際は走っちゃダメなので早歩き)。
ヴィレッジヴァンガードの店員さんらと組んだ僕らは、脳みそが破裂しそうになりながらも「脱出」は成功!詳しいことはおろか詳しくないことまで書いてしまうとネタバレになってしまうので一切書けませんが、ちょっと詰まっても誰かのひらめきと連携プレーで謎の扉が開かれていくさまは本当に痛快。
協力することが楽しさを2倍にも3倍にも膨らませてくれる。それがリアル脱出ゲームの醍醐味なんだなーと改めて実感しました。ま、僕は足を引っ張らないように助手に徹していただけですが。
会場にはテレビの取材も入ってましたし、たくさんのお花が並んでいました。何より感動したのは、加藤さんの社員紹介。これ自体がまたこの日だけの「加藤隆生を暗殺した犯人は誰だ!?」という謎解きになっていて、ビールをあけていた僕らはアルコールを言い訳に惨敗でした。ははは。
さて、そんな話題沸騰のリアル脱出ゲームですが、今度の日曜日にテレビで参加できます!SCRAPさんが仕掛け、弊社がお手伝いしている『リアル脱出ゲームTV × Xperia™『人工衛星爆弾ヲ解除セヨ』がTBS系で7月1日24時からスタート。
ハッシュタグは #人工衛星爆弾
皆様のチカラで謎男にジャックされた人工衛星のコントロールシステムを復活させてください!http://t.co/3A9FSkuZw7
#人工衛星爆弾— 【TBS】謎男(リアル脱出ゲームTV) (@NAZO_OTOKO) June 28, 2013
僕は制作に関わっていないので、当日、まっさらな状態で楽しもうと思います。
そしてそして、『潜水艦ポセイドン号からの脱出』も超楽しかった!
こちらは僕らが体験した昨日よりもさらに良くなるそう。
「潜水艦ポセイドン号からの脱出」のデバッグ公演でした。公演が終わった時に「駄目だ!」と思った。改善しなくちゃいけない。問題点はわかっている。もっと圧倒的に良くしなくちゃいけない。その道筋が見えた公演でした。デバッグに参加していただいた皆様ありがとうございました。すごいの作ります。
— 加藤隆生 (@ohoho1974) June 27, 2013
これから体験する方が羨ましいです。
http://realdgame.jp/zepptour2/
最初から最後まで謎に翻弄されるパーティーでした。SCRAPの皆さま、5周年おめでとうございます。
Cannes Lions 2013でPerfumeが驚愕のパフォーマンス!
昨晩23時(日本時間)からの電通さんのセミナー「Happy Hacking」にて披露され、YouTubeのLIVE配信でその一部始終を目撃。いや〜、すごかった!
まだ全受賞作品が出揃っていない段階だが、グローバルサイトは早々とサイバー部門で銀賞(SILVER LION)を受賞しており、会場となったグランドオーディトリアムには世界中から4000人を超えるのクリエイターや広告業界関係者が集結した。(ナタリー:拍手喝采!Perfumeがカンヌ銀賞で驚愕の最先端ライブより)
僕が今回獲れなかったサイバーライオンです。悔しいなぁ‥‥。
近未来ジュディ・オング!
からの、「Spending all my time」のエクステンデッドミックス!!
カンヌに行ったのはもう2年前ですが、ひとり黒の直角二等辺三角形ツアーTシャツ着て現地を歩き回っていたあの当時からまさかこんな日が訪れるなんて!今年も行ってたらP.T.A.リストバンドつけて最前列で見守ったのに!歯も磨いたし黒縁メガネで行ったのに!
そのカンヌに行っているうちの社長のTweet。
Perfumeみれたよー。素晴らしいパフォーマンスでした!これがかっこよかった! pic.twitter.com/hPwtaPjKWo
— Roy Ryo Tsukiji 築地 良 (@roy_BIRDMAN) June 20, 2013
こちらはHotchkissのマユミさんのTweet。
Perfume in Cannes #canneslions pic.twitter.com/qP00U8mjcz
— mayumi suzuki (@kingmayummy) June 20, 2013
裏山!
なにより真鍋大度さんとチームRhizomatiks、チームPerfumeに拍手と嫉妬です。
やっとビールが飲めそうだ。100点!
— daitomanabe GO (@daitomanabe) June 20, 2013
遂に乾杯!ライゾマチーム、電通菅野さん、衣装の桜井さん。皆で走り切りました in カンヌ http://t.co/G0APHJTgXM
— MIKIKO先生 (@mikiko_san) June 20, 2013
(菅野さんとは先日お会いしたばかりなので妙な気分)
さあ、このあとは7/5(金) にイギリスで行われるワールドツアーのライブビューイング、秋に3rdアルバム発売、冬に2大ドームツアー!iTunes Storeでも配信が解禁!!怒濤の攻めモードに震える‥‥。
カンヌでのパフォーマンスはYouTubeに落ちてますのでどーぞ(消される可能性あり)。
プレゼンテーションも込みのムービーはこちら。
現在開催中のカンヌライオンズ2013のプロモ&アクティベーション部門のグランプリに、ブラジルの臓器ドナー登録を促すキャンペーンが選ばれました。AgencyはOgilvy BrasilとSao Paulo。
審査員の野添剛士さんによるレポ。
死後に臓器提供することへの家族の精神的ハードルというとてつもなく大きな課題に対して、「自分の愛するサッカーチームのファンを増やすためならオレはドナーになるぜ!」という宣言をチームのファンカードにつける。という、とてつもなくシンプルで、世界中で展開可能なアイデアで実現した仕事です。(中略)これがこの記念すべき年のカンヌで世界に知られることで、本当に少し世界を変えられるんじゃないか。そんなことを信じて選んだグランプリです。
同じチームを応援するファンの間でドナーカードを作る。それは臓器だけでなく魂をバトンするためのドナーカードになる。日本にも「臓器提供意思表示カード」がありますが、そこにこんな熱い意味を込めるなんて、熱狂的なサッカー大国ブラジルらしい施策かもしれません。
スポーツの力を、選手やチームではなくサポーターが軸になって別の価値に転用する。「俺が死んでも俺の心臓でお前はチームを応援してくれよな!」と誇らしげに語るファンの姿が目に浮かびます。まさに不死のファン。さながらハッピーなレッドカード。
ファンの結束力をドナー登録に結びつけたこの施策、素晴らしいと思いました。
6月です。カンヌライオンズの季節が近づいてきました。
今年はPerfumeがゲストパフォーマーとして出る!という、広告関係者視点ではなくPerfumeファンクラブ会員としても俄然注目のイベントになりそうですが、その前にちゃんと(?)賞レースにあがってきそうなものをピックアップして好き勝手に予測しようぜ!ってことで、6月7日(金)、Cannes Lions 2013プレ勉強会に行ってきました。
『広告批評』元編集長の河尻亨一さん主宰、ゲストは毎年恒例・kiramekiの石井義樹さんによるプレ勉強会。副題は「今年は工作系(メイカーズ)来んじゃね?」。今回で4度目の開催だそうで、僕にとっては3回目の参加です‥‥が、仕事の関係で大幅に遅刻。それでも最後にプロジェクターに映し出されたスライドに感銘を受けたので、行った甲斐はありました。その話は最後に書くとして。
いくつかピックアップします。
http://youtu.be/kKTamH__xuQ
イギリスの公共テレビ局 チャンネル4によるパラリンピックのコマーシャル。勝負師の顔にゾクゾクする。あまり馴染みのなかった彼らの競技を見てみたいと思う。多民族で形成されているからでしょうか、身体障害者への理解は欧米の方が進んでいる気がします。
http://youtu.be/YRB0i9-AUQs
学校の唯一無二の美女、スーザン・グレン。ただひたすら彼女をありったけの美辞麗句で荒唐無稽に称えるナレーション。
「『コミックのヒーローを魅了するヒロイントップ10』のライター達は、スーザン・グレンみたいなヒロインを作り出したいと願ったに違いない。スーザンが近くにいると僕の震度計は8を記録し、彼女の周りの女たちはたちまちゴブリンみたいになる」
そして「If I could do it again, I’d do it differently.」(もしもう一度やり直せるなら、今度は別のやり方にする)と現在の男(なんとジャック・バウワーasキーファー・サザーランド!)が語り終える。そして、AXEとともにFear no Susan Glenn.(スーザン・グレンなんて怖くない)。
男が惚れるヒロインと、男が憧れるヒーローのサンドイッチ。すばらしい!
https://youtu.be/DAAYSBfxkqQ
悪魔に魂を売らなくても手が届く値段のメルセデスですよ。
この悪魔が『スパイダーマン』シリーズでグリーン・ゴブリンを怪演したウィレム・デフォーってのがいい。昨年、同じスーパーボウル枠のCMでクライスラーがクリント・イーストウッドを起用して話題になりましたが、ハリウッドスターの説得力はすさまじい。
http://youtu.be/T1c3AXZkYeU
クルマ続きで。
http://youtu.be/ANhmS6QLd5Q
「Audiに乗って自信が持てた」
いいパパだなぁ。親子で乗ってカッコイイのって、Audiかもなぁ。と思わせてくれるCM。
『Smoking Kid』
路上でタバコを吸う喫煙者に、少年や少女が駆け寄って「ライターを貸して下さい」とお願いをする。すると喫煙者は必ず「え?」といった反応を示し、「タバコは健康によくないんだよ?」や「寿命が縮まるんだよ?」などと、子どもたちに対して優しく説明をし始める。タバコがどのように体によくないのは、理解しているのである。そして子どもたちは「じゃあ、なんであなたはタバコを吸っているの?」と逆に問いかけつつ、そっと手紙を喫煙者に渡す。そこには「あなたは私の心配をしてくれた。でも、なぜ自分自身への心配はしないの?」と書かれているのである。
(ロケットニュース24「タイの禁煙プロモーションCMが心にガツンとくると世界中で話題に」より)
これは見てて辛くなりました。ただ、「効く」だろうなぁ。
コカコーラ『Small World Machines – Bringing India & Pakistan Together』
第二次大戦による分裂以降、対立が続くインドとパキスタンを結ぶベンディングマシーンをコカコーラが提供。これは取り組み自体もさることながら、プレゼンテーションビデオが素晴らしい。本当にこんな風にハッピーな風景が生まれたのかはちょっと懐疑的ですが。絶対ダンスする人いるよな(とか思っちゃう)。
参照:対立関係の続くインドとパキスタンの国民がコカ・コーラ社のキャンペーンで笑顔に / 世界にも感動を与える
余談ですが、BGMの「Go Do」はプレゼンビデオによく多用されますね。
Ram Trucks『Super Bowl Commercial “Farmer”』
「だから神は8日目に農夫をつくった」という言葉がつづく、農作業用トラック会社のCM。重厚なHDR写真はよく見ると微妙に視差を生む角度をつけていたり雲が流れたり、見る者を引き込む細かな演出がされています。ナレーションはPaul Harveyというアメリカの有名なラジオパーソナリティ(2009年に90歳で没)による演説だそうです。
http://youtu.be/ev-R0tsreBw
メトロ・トレインズ・メルボルン『Dumb Ways to Die』
オーストラリアの鉄道会社による事故防止啓蒙ビデオ。Dumb Ways to Dieとは「おバカな死に方集」。コミカルな死に方に笑って見てしまうけれど、実際、こういうマヌケな死に方が後を絶たないらしい。ソーシャルで流行る「キャラクター」「歌」「シンプルなメッセージ」が三拍子揃ってて、ACの『あいさつの魔法』を思い出しました。毒っけは比べものになりませんが。
ちなみに、カンヌの前哨戦ともいわれるOne Showでグランプリを受賞。
参照:かわいいキャラが歌に乗せて死にまくるメルボルン鉄道公式のアニメムービー「Dumb Ways to Die」 – GIGAZINE
Dove『Real Beauty Sketches』
Doveによると、世界中の女性の4%しか自分のことを美しいと思っておらず、一方でDoveはポジティブな自尊心を築き、女性たちのポテンシャルを最大限まで引き出すことにコミットしているため、女性たちに重要なことを伝えたいという想いからこのビデオを作成するに至ったとしている。そしてその伝えたいとても重要なこととは…
“You are more beautiful than you think. ―あなたはあなたが思っている以上に美しい。”
自分のネガティブな証言によって描かれた肖像と、他人のプレーンな証言によって描かれた肖像。シンプルだけどこれほど説得力のあるものもない。拍手したくなるムービーです。
さて、ここからは、「今年は工作系(メイカーズ)来んじゃね?」という副題にのっとって、なんか作っちゃった系のプロモーションたちを。
『The Popinator』
ポップコーンで有名なお菓子メーカーが「ポップコーンプロジェクト」を展開。「Pop!」の掛け声に反応する“ポップコーン投げマシーン”を開発しちゃいました。
[vimeo http://www.vimeo.com/46975682 w=580&h=326]
『Super Angry Birds – a Tangible Controller』
世界中で人気の「アングリーバード」にリアルなコントローラーを作っちゃいました!手作り感満載だけど楽しそう。3人くらいで綱引き状になってて200インチくらいのスクリーンでやったら盛り上がりそうですね。
[vimeo http://www.vimeo.com/62678151 w=580&h=326]
『The Most Powerful Arm』
筋肉が急速に衰える筋ジストロフィーへの寄付を訴えるメッセージ。筋ジストロフィー症の女性が呼びかける言葉をロボットアームがたどたどしく書き起こします。キャンペーンサイトに行って寄付すると、このロボットアームが署名してくれるようです。10日間で20,000人分のサインが集まったとか。
他にもいろんな事例が紹介されたようですが、最後にスクリーンに映し出されたショットがこちら。
80歳代のおばあちゃんが勝手に修復作業してとんでもない仕上がりになったキリストのフレスコ画。世界中でパロディが生まれ、遊び尽くされました。しかもスペイン南部にあるこの教会は一躍観光名所となり、入場料を取り始めたら“作者”のおばあちゃんと訴訟問題に発展したとか。
河尻さんいわく「意図して広告にしようと企んだものではないけれど、これだけ世界中で話題になるような出来事をどうやって作り出すか、注目せざるを得ない」と。
ちょうど僕も先日、うちの社長に「今年印象に残ったプロモーション教えて」と訊かれ、Googleの「World Wide Maze」や「キリンのどごし 夢のドリーム」や「リアル脱出ゲームTV」や「TOKYO CITY SYMPHONY」や手前味噌ですがIntelの「PUSH for Ultrabook」が思い出されましたが、どれにも勝って印象深いのはこれ(↓)でした。
女子高生がTwitterに投稿したことで大流行した「マカンコウサッポウ」。これも「おばあちゃんのフレスコ画」と同じく、プロモーションじゃない。けれど日本を飛び越え世界中でこの遊びが流行し、北米のカプコンが「波動拳コンテスト」を開催するまでに至りました。
USカプコンのフットワークの軽さは見習うものがあります。折しも日本では『ドラゴンボール』の映画版が公開中だったので「映画のプロモーションか?」とも囁かれましたが、そういった形跡は見られませんでしたし、もし実際にそうだとしたらここまで流行らなかったでしょう。USカプコンは後乗りだったから良かったのかも。そこがなんとも難しいところで、「広告だとわかった途端に冷める気持ち」とどう寄り添いつつ、面白いものを仕掛けるか?おばあちゃんや女子高生の純粋さがあればこその流行に勝負を挑まないと。そのためには、動機の純粋さではなくメッセージの純粋さが求められるのかな?言葉にすると陳腐だけど。
それにしても、アメリカのスーパーボウル枠で放映されるCMでほぼ埋まってしまうフィルム部門の注目作。映像の派手さではなくメッセージの普遍性、人間賛歌で評価が高いものが多いのは最近の風潮でしょうか。どれも心に沁みます。
そして、どうしても工作系といえばおバカな方向で魅力を発揮しがちですが、メッセージを乗せる領域に手を伸ばしている『The Most Powerful Arm』も印象的でした。テクニカルなことやSNSで下支えしながら、確実に誰かの笑顔をふやす仕事がしたい。そう思いました。
クリント・イーストウッドが昨年訴えた「ハーフタイム」=癒やしの時間は、まだ世界的につづいているのかもしれません。だからこそ今「効く」ことを考えたいなと。今年のカンヌライオンズは6月16日から22日まで。僕は日本から見守ります‥‥。
おまけ参照:
アドフェスト2013まとめ
(河尻さん編集)
Cannes Lions 2013 Prediction
(Pinterestで予想している人のまとめ)
『秒速5センチメートル』の新海誠監督最新作『言の葉の庭』を観ました。
※以下、若干のネタバレ要素もあります。
SoundCloud(サウンドクラウド)という音楽のシェアサービスがいつ頃から浸透したのか分からないほどに、気づいたら自然と愛用していました。僕はもっぱら聴く側ですが。
2008年にスタートした音楽共有サービス『SOUNDCLOUD』。
サービス名やロゴが非常にシンプルで分かりやすく、2012年7月現在、多くのミュージシャンや音楽ファンに受け入れられつつあります。
(中略)
「最近注目されている」と言っても、サービスそのものは目新しい部分はありません。ただ、既存の有名なWEBサービス、SNSの良いところを上手く掛け合わせ、音楽を主体としたサービスへと昇華しているところがSOUNDCLOUDの大きな特徴です。無償でアカウント登録をし「リスナー」として楽しむ場合、まず気になる他のユーザーをフォローするところからスタートします。
フォローしなくともアップロードされた音楽を楽しむ事は可能ですが、音楽的嗜好性を軸にしたサービスのため、気になるユーザーをどんどんフォローしていき、Twitterと同じようにタイムラインを作っていくと、このサービスの面白さが掴みやすいと思います。
好きな人をフォローすると、その人がアップロードした音楽を楽しめる。モノによってはダウンロードもできる。楽曲をオリジナルのままアップロードしてまるっと聴けるよ、という怪しい方向性もたまにありますが、本当に音楽やアーティストのファンが作った「REMIX」が多くアップロード、シェアされているように見受けられます。くるりの岸田さんも作曲途中の楽曲をSoundCloudに公開してたような。
ほんと、どんな曲でもREMIXする人がいて、カッコイイ。
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こういう、ひとつの機能に特化したサービスが好きです。ユーザーじゃないけどpixivも近いのかな。世界にはセンスのある人がこんなにもいたのか!と、世界中のセンスをあぶり出すサービスとでも言えそうです。
細かい操作性もすばらしくて。楽曲を再生中にSoundCloud内の別ページに移動しても、次の曲を再生しない限り、再生中の曲は途切れることなく聴き続けられる。このシームレス感が気持ちよさを作り上げています。なんと上に並べたものも同様の操作性が担保されてます。すごい。
オススメのSoundがあれば教えてください。
[soundcloud url=”http://api.soundcloud.com/tracks/88991228″ params=”” width=” 100%” height=”166″ iframe=”true” /]
ももいろクローバーZ『LOST CHILD』とPerfume『575』のREMIX。
どっちも大好きな曲なので、こんな風に合うなんて。
ももクロのREMIXを多く手がけるYKOYKOさんのREMIXはジャケットにも要注目です。
これとか。
[soundcloud url=”http://api.soundcloud.com/tracks/83480805″ params=”” width=” 100%” height=”166″ iframe=”true” /]
アイアンマン1〜3のシーンをふんだんに使ったREMIX作品。
ちゃんとメインテーマを要所に組み込んでいるところがファン心理をくすぐります。
同じ方が作った、ダークナイトのジョーカーのシーンを集めたREMIX。
これまたメインテーマをベースにまとめられており、超クール!
『ファイト・クラブ』のサントラにも主人公のセリフをちりばめた曲が入ってたのを思い出しました。
コレ。
タイラーはアメコミのヒーローじゃないけど、かなり近しい存在かもしれません。僕の中では。
http://youtu.be/6_qEQcIeyJY
Twitterで知った『労働賛歌』のパロディ動画。
あまりにも素晴らしい出来で、こんなことをつぶやいてました。
@YKOYKO 『太陽を盗んだ男』のカーチェイスを使うのがニクいですし、もしかして缶コーヒーのBOSSの刑事篇も使用してるかも…。雰囲気出まくりですね!朝からいいものを見させて頂きました。
— tacrow (@tacrooow) May 5, 2013
すると、なんと‥‥!
@tacrooow @YKOYKO 横槍失礼します。お二方とも本当にありがとうございます。ちなみに「太陽を盗んだ男」「BOSSのCM」ビンゴです。まさかBOSSのがわかるとは。すごい。
— M.O.T.E. (@666mememe) May 5, 2013
作者さんからレスいただきましたw
あぁ、やっぱりコレだ。
パロディCMがパロディ動画の元になってるって面白いなぁ。
余談ですが、先月の西武ドーム初日(僕にとっては初のももクロLIVE)のラストが『労働賛歌』で、楽曲の良さを改めて実感。
生演奏よかった!