2011→2012またぎのジャニーズカウントダウンライブを古いHDDからひっぱり出して妻が見ていた。
三太郎になる前の剛力彩芽と井川遥が出ている某携帯キャリアのCMになんとも言えない気持ちになる。と同時に、三太郎に変わって精神的不安感が世界からひとつ消えていたことを今さらながらに知る。
嵐やキスマイ、若々しいHeySayJUMP、そしてまだメンバー全員が18歳未満でVTRでのパフォーマンスになるSexy Zoneたちがグループの垣根を越えてジャニーズの楽曲を歌い上げる様は毎年ほぼ同じ光景なのに圧巻。SMAPの名曲もカバーするあたりに時代を感じて寂しくなる。
そんな中、この日の目玉的な扱いを受けつつ少年隊の東くんとKinKiの光一くんがマッチさんの「アンダルシアに憧れて」を披露。
「この歌、もはやヒガシばかり歌っててマッチ以上にアンダルシアに憧れてるよね〜」などとテレビ画面と会話している妻が、まさかのマッチご本人登場に歓喜の声を上げる。
どうでもいいけど芸能界でワガママ放題にやってきた自由奔放さが苦手な僕は「結局おいしいところは自分でかっさらう、こういう人だよマッチは」と、どうでもいいのに東京ドームを年始から湧かせる大物アイドルに向かって悪態をついてしまった。おいしいところをかっさらう人種は広告業界に多い。つい重ねてしまった。
そんな小男の旦那に、妻は画面から目をそらすことなくたしなめる。
「仕方ないよ、日本に住んでいる限り地震とマッチはやってくるんだよ」
受け入れよう。