小霜和也『コピー1本で100万円請求するためのセミナー』

渋谷のタワレコで「水曜日のカンパネラ」のインストアLIVEを観た後、コピーライター・小霜和也さんの新刊『ここらで広告コピーの本当の話をします。』出版記念【コピー1本で100万円請求するためのセミナー】に行ってきました。

書籍は発売されてすぐに一気に読破しました。

いつだって「広告制作は自己表現じゃない、発注主の抱える問題にこたえるためにある」なんてわかっているつもりだけど、ここまでひとつひとつの思考プロセスが体系立てて書かれると、はたして自分はどうなのか見直さざるを得ない。ページをめくるたびに身の引き締まる思い&目から鱗で、ときどき死にたくなるほど悶絶させられる名著でした。

そんな本を携えて入った青山会館は250人のお客さんでぎっしり。
会場でマイク片手に「コピーで100万円欲しいかー!」と拳を突き上げる小霜さんに、250人の戸惑いがちな「お、おーっ!」。どう見てもネズミ講っぽいタイトルですいません、という挨拶からはじまったセミナーは、A4ノートに8ページものメモになりました。

* * *

1:マネースクープ・・・・コピーライターのお金のぶっちゃけ話

昔は、コピー1本1,000万円と言われていた。もちろん1本書いたらすぐ1,000万も請求できたわけじゃないけど、雑誌1誌ごとにカウントして足し上げて数百万を請求できた時代もあった。

じゃあ、若いコピーライターたちはなぜ皆貧乏なのか?

昔は代理店がメディア費で稼いだ分からコピーライターに支払うことが多かった。
昔は代理店がメディア費で稼いだ分からコピーライターに支払うことが多かった。

 

今はメディアエージェンシーとクリエイティブエージェンシーが分離しているから、代理店は広告主に請求せざるを得ない。
今はメディアエージェンシーとクリエイティブエージェンシーが分離しているから、代理店は広告主に請求せざるを得ない。

 

コーポレートスローガンや数億円がかかる大きな仕事はタレントコピーライターに発注するが、そうでないコピーは広告主が社内でも書くようになった。残ったものを手間賃コピーライターに発注する。
コーポレートスローガンや数億円がかかる大きな仕事はタレントコピーライターに発注するが、そうでないコピーは広告主が社内でも書くようになった。残ったものを手間賃コピーライターに発注する。

 

書けるものは社内で書きます、という広告主が増えている。
そんな時代で、タレントコピーライターと手間賃コピーライターの二極化が進んでいる。

コピーライター格差社会の到来。

残された道は、タレントコピーライターになるか、お金がもらえるコピーを書くか。

 

小霜さんの分岐点
10年ほど前に2、3年、コピー年鑑の審査員をやった。
審査員とは権威の象徴。これで俺もタレントコピーライターの仲間入りかな?と思った。が、翌年、審査員を辞退。大変な時期もあったが、お金になるコピーを書きつづける道を選んだ。

お金になるコピーとは?
・商品価値を高めるもの
・独自のアイデアがあるもの
・努力の跡が見えるもの

逆にこの3つが感じられないものには人はありがたみを感じない。お金を払おうと思わない。

ネット社会、SNSが台頭する社会になって言葉が増えた。「うまいこと言う人」はTwitterにいっぱいいる。面白い一般人のなんと多いことか。それが可視化されてすぐに伝播・共有される時代で、コピーライターは、それとは別の軸、上記の3つで闘うこと。

 

例えば、幼児にとってiPhone 6は価値があるだろうか?

電話ができる、メールができる、と言っても価値はない。だけどタッチ操作に慣れた幼児にYouTubeが見られるよ、と言うと価値が生まれる。つまり価値があるかどうかは「伝え方」によって変わってくる。「ターゲットが価値を感じるように」表現してあげるのが広告コピー。

翻って、若手が書きがちなのは説明コピー、大喜利コピー。商品を言い換えただけで価値を上げていない。それはターゲット不在のまま書いているから。

 

2:生け贄の山羊・・・・若手と小霜さんのちがい

iPS細胞技術の実用化を進めるヘリオス社と、ライティングを小霜さんから頼まれた若手の方(生け贄のヤギさんとして登場)の承諾を得て、ケーススタディの紹介。複数回にわたるヤギさんからのコピー提出と小霜さんの的確なフィードバックがいちいちリアル。

例えばヤギさん1回目の提出コピーは「要約しただけ」、「なんとなく周辺にある言葉を組み合わせただけの組み合わせコピー」。ヤギさんの証言「そんなに組み合わせが好きならLEGOに就職しろって言われました」。ひー。

 

そんなやりとりの中で見えてきた、「若い人と小霜さんのちがい」について。

▼若い人・・・・・・すぐ書きはじめる
▼小霜さん・・・・すぐ調べはじめる

「僕は商品にまつわる本を1〜2冊は買って読む。若い人はネットで調べるくらいのことしかやらない。インプットの量が一般レベルなのにすぐ書きはじめるから限界に達するのも早い」

 

▼若い人・・・・・・実績:金の鉛筆
▼小霜さん・・・・実績:30年

「コピーライター養成講座でもらう金の鉛筆はいっそただの鉛筆にしてほしい(笑)。金の鉛筆もらって「私は書ける!」と勘違いしちゃう人が多い。むしろ僕は30年やってて「俺は書けない」からスタートする。だから調べるし悩むし検証するし。「俺はダメだ〜!」から這い上がる力が書く力になる」

 

▼若い人・・・・・・独自の表現をつくろうと考える
▼小霜さん・・・・独自の意見をつくろうと考える

「オリジナルな意見があるものに人は振り向く。表現はその後に考えればいいのに、若い人は表現至上主義」

 

▼若い人・・・・・・「業界」に興味をもつ
▼小霜さん・・・・「世の中」に興味をもつ

「あのCMをつくったのは誰々さんだとか今の広告のトレンドは何々だとかよりも、商品の生まれた世の中の背景や時代の空気に興味を持っている人の方が意見も表現も豊かになる。学生時代に広告研究も立派だけど、若いときに恋愛で失敗していない人に人間の恥ずかしい面が書けるかな」

 

▼若い人・・・・・・言葉をつくる感覚
▼小霜さん・・・・売り物をつくる感覚

「まとめると、こういうこと。広告には目的がある。目的を達成するために僕らは言葉を使う。売り物をつくる感覚になれば説明コピーも大喜利コピーもダメなことは一目瞭然」

 

コピーライターにとっていちばん大事な力は、「聴く力」。

思いがけないことは、思い込みからは書けない。
たかだか2、30年と少しの自分の先入観を捨てるために、「聴く」。「調べる」。

 

3:小霜はこわくない(PR)

ご自身の会社で無料広告学校を主宰されている小霜さん。いわく、「僕は1年かけて生徒に『君たちは書けないのだ』と教え込むんです。だから怖いって思われちゃうのかな・・・・でも、怖くないですよ」

右から 小霜さん、ヤギさんこと印部さん(かわいい)。スケープゴート役として出ていただいたおかげでとっても分かりやすかった。
右から 小霜さん、ヤギさんこと印部さん(かわいい)。スケープゴート役として出ていただいたおかげでとっても分かりやすかった。

あっという間の90分。
最後に僕も質問させてもらいましたが、丁寧に答えていただき、怖くなかったです。

コピーだけでなく広告全般の教科書としてロングセラーになってほしい(って僕が思うのも変だけど)本です。100万円を狙うなら、年に1回の公募だけじゃなくて日頃の仕事でもきちっと勝負しよう。その方が手っ取り早いぞ。

小霜さん、ヤギさん、編集の佐藤さん、ありがとうございました。

2014年版 宣伝会議賞さらけだし、の前の振り返り

第52回 宣伝会議賞の応募が締め切られて早10日。

去年出したコピーはたったの60本だったのはまったく情けない限りだけど、その前に出したときの倍ではありました。だったら今年も前回の倍は出そう!と今年は127本提出done。

1,000本とか2,000本とか出している人がザラにいる中で、僕の本数は相変わらず雀の涙ほどですが、今年はちょっと取り組み方を変えてみたらなかなかよかった。

課題ごとにタブ分けしたスプレッドシートをGoogleドックスにつくって書いていく

cac_docks

ってそれだけのことなんですが、進捗が可視化できてよかったです。

cac_docks02もちろん、いきなりここには書きません。思考を巡らせたり調べ物をメモしたりするときはノートとサインペンを使っていました。けれど、ベッドの中でも電車の移動中でも、ふと思いついたフレーズやアイデアも含めてこのシートに書いておくと、いずれちゃんとした下書きになっていくのです。

あ、そんなこと誰でもやってるか。僕は今まで紙のノートとかEvernoteとかiPhoneのメモとかバラバラに書いていたので、一本化できたのがよかった。

コピーライター中村禎さんの専門クラス「中村組」ではいつもこのシートと似たExcelにみんなの課題コピーが並び、容赦なくバッサバッサと斬られていったものでした。その頃の感覚を見た目から思い出せるという利点もありました。ちがうのは自分で書いたものをバッサバッサ斬れないことくらい。

締切の3日前くらいからは隣の欄に「企画意図」の項目も追加して、最終日はこれをひたすら応募サイトへコピペするだけの状態に。

昔は新宿とか赤坂とかの郵便局で消印の日付が変わる24時の直前までせっせと書いて行列に並んでいたものです。あーなんて便利な時代。

オンライン応募になる前の、最終日の郵便局。
オンライン応募になる前の、最終日の郵便局。

今年はサーバも落ちなかったし快適な提出作業でした(本数も少ないし!)。

 

ところで、宣伝会議さんがやっているBlog企画のひとのエントリーやコピーライッターさんこと長谷川哲士さんのnoteを読むに、「グランプリを獲りやすい課題とそうでない課題」があるっぽい。

まとめると「審査員でも誰でも一度は使ったことのある商品や、わかりやすい課題がグランプリを獲りやすい。逆は審査員も審査しづらいから獲りづらい(んじゃないか?)」。

確かに言われてみれば。
あらかじめ避けていた『ドラゴンポーカー』や『SRGタカミヤ』はその枠に入りそうだなぁ。

なんてことを思いつつ、実際は蓋を開けてみなけりゃわからない。
蓋が開くのは来年3月です。

100万円、欲しいなぁ。

これ見てたら100万円がちっぽけな気がしてきた。

2013年版 宣伝会議賞さらけだし

与沢翼 秒速でホームレスへ 涙の告白

『秒速で1億円稼ぐ男』の破綻に関する記事の見出しです。秒速で鷲づかみにされちゃいました。これが『与沢翼 転落人生 涙の告白』とかだったら「ふーん」でスルーしてたかもしれない。

クリックさせる強力な見出し。
感銘とか感動とかはないけれど、僕は動かされました。

 

By the way…

第51回宣伝会議賞の1次審査以上の全7047作品が収録された
SKAT〈13〉―SENDENKAIGI AWARD TEXT』が発売されました。

僕も2年ぶりに出して
少ないながらも1次・2次に残ることができたので、
記録もかねてここにさらします。

その前に、『宣伝会議賞』について
よく知らないうちの両親のために、おさらい。

エステー、キヤノン、サントリー、パナソニックほか有名企業40社が出した広告テーマに、一般から48万8916点の広告コピーやCMのアイデアが集結。

過去には糸井重里さんもグランプリを獲った、
「コピーライターの登竜門」と呼ばれる公募大会です。

で、『SKAT』という本は

そのなかから、日本の広告を導く名クリエイターが厳選した7047点を収録しています。この世で最もアツく、最もスマートな「言葉」の勝負が今年も繰り広げられました。51年目を迎えた日本最大の公募広告賞の、節目となる一冊です。

宣伝会議社の紹介文より)

僕は2006年(8年前!)の第44回で「奨励賞」をいただきました。
賞金は5万円だったので、今でいうシルバーに相当するのだと思われます。

当時のBlogエントリーを読み返すと

応募総数20万624点の中から
ファイナリストの14人に残ることができ

とあります。
でも今年は

 

過去最高の応募数だって。
過去最高の応募数だって。

 

ぐへぇ。

で、

 

cac02

 

さらに、

 

cac03

 

しかも、

 

cac04

 

そして、

 

cac05

 

ここから、

グランプリ(賞金100万円)
コピーゴールド(同30万円)
CMゴールド(同30万円)
眞木準賞(同30万円)
シルバー(同5万円)

が1名ずつ選出されるという‥‥。

 

言葉が書ければ誰でも応募できそうですが、
プロのコピーライター、CMプランナーの審査を経て
『SKAT』に載る、さらに受賞するということは、
まぐれで選ばれる領域ではないと思います。

応募する人たちも1課題50本まで応募可能という制限の中で
MAXの2000本を提出する人がざらにいます。
それだけの、言葉のぶつかり合い。

 

そんな中で僕は今まで3回トライして、いずれも
30本くらいしか応募したことがありませんでした。

ナメてました。
反省しました。

今回は会社の後輩が「1000本は出す!」と奮起している中、
自分もいっちょやるか!と気合いを入れて

60本

出しました。

あいかわらず少ない。

書いたときも出したときも、
厳選して凝縮した60本だと自信満々でした。
ここから何十本残るだろう?くらいの気持ち。
なんですけどね。

見返すと、ひどい。

はい、うだうだ言ってないで、
残ったのはこれらです。

 

■ECC
〈ECCで外国語を習う動機づけとなるような広告〉

困っている人に声をかけられて、逃げた。

 

■牛乳石鹸共進社
〈「赤箱」を20代〜30代の女性の方に自分用だと感じてもらえるコピー〉

バスルームの日本代表です。

 

■BookLive
〈BookLive! の電子書籍サービスを使ってみたくなるコピー〉

読書家に見えないのが残念だ。

 

ずいぶんと引っ張っておいて、紹介は一瞬で終わり。

自分がコマを進められたのは上記の3本。
結果は1次審査が2本と2次審査が1本でした。

skat

と、さらしてみたものの、大事なのはむしろ
SKATに載っている全国から集いし7044作品の方で。
「こんな視点があったのか!」と身悶えているところです。
自分、さぼってたなぁ‥‥。

(受賞コピーはこちらで見られます)

 

正直、コピーを考えているときは

「これはコピーで解決するよりも
こういうキャンペーンを張った方がいいのでは?」

とか、

「こういう運動を仕掛けた方が効果ありそう」

などと思うことの方が多かったりします。

「それ、コピーだけでどうにかなる問題ちゃうやろ」

と言いたくなる課題も多い。

ファイナリストに残った作品たちを見ても、

「なるほど、そんな視点が!」

と感嘆するものや、

「あー、わかるわかる」

と共感するもありますが、

「いやそれは言葉遊びなだけでしょ」
「それで人が動くとは思えないなぁ」

と反発したくなることもあります。

なんというか、「宣伝会議賞っぽいコピー」というものや
「コピー風味」、「雰囲気コピー」と呼ばれるようなものが
この公募には集まりがちだなぁと感じることが多い。

コピーライターになりたがる=コピーになりたがるコピーを書く
という罠(?)にはまりがちというか。

課題解決をニュートラルに考える仕事と違って、
みんなに開かれた公募なので、仕方ないかなと思います。

自分が書いたものでさえ、読み返すと意味がわからない。
牛乳石鹸で「バスルームの日本代表です。」って何がいいのか。
一次審査を通してくださった審査員の方には感謝!ですが、
石鹸のシズルもないし、女性向けでもないし、うーん。

30代女性の自分の奥さんに聞いても
「はぁ‥‥。で?」
と首をかしげられるだけなのでした。

出したときは自信があったのに。

それでも上位に残るために参加するのは
意味があると考えてて。

それはやっぱり、
厳しい審査をかいくぐって残ったものたちが
自分では発見できなかった視点を教えてくれるから。

「コピーじゃなくて新しい仕組みを作った方が効くのでは?」と考えるにしても、
その仕組みを先導するコンセプトワードを考えることにつながるし。
視点を広げるためのブレストとしてはぜんぜん無駄じゃないし。

そして宣伝会議賞はコピーもしくはCMのコンテを
書いて出すことがルールの試合なわけだから、
そのルールの中でもがくのが正しい姿‥‥って当たり前か。

てな感じで、
30本とか60本とかしか出さないでいると
正しく楽しめないし、正しく悔しがれないんだなぁと気づけました。
レベルの低い気づきですね、今さら。

 

今週末は「秒速でホームレスへ」に感心しながら
『SKAT』の7000本(のうちのいくつか)に感嘆しています。

人を動かす、鋭敏な言葉が書けるようになりたい。

コピーライターの走る範囲

コピーの師匠・中村禎さんのBlog「コピーライターの未来は・・・」より抜粋。

 

レイ・イナモトさんの話にいろいろ刺激を受けました。「広告の未来は、広告ではない」「クリエーティブの階級制、職業名を取っ払ったほうがいい」「アートディレクターとコピーライターが一緒になって広告を作り出す手法は通用しないんじゃないか」「ART×CopyからART×Codeへ」と、これらの言葉だけ見ると、なんだ、もうコピーライター養成講座なんて意味ないじゃないかと思う人がいるかもしれませんね。でもレイさんは、コピーライターが不要だと言っているのではなく、コピーライターの役割が変わって来ていると言っているのだと思います。「コピーライターの未来は、コピーライターではない」と言えるのかもしれません。

(中略)

「コピーライターなんてカンタンになれる。名刺にコピーライターと刷ればいいんだから」これは、ボクの師匠の仲畑さんの言葉です。コピーライターやコミュニケーション・デザイナーなどカンタンになれる。名刺に刷ればいいんだから。そういう意味で肩書きには意味がないのだと思います。大事なのは、その人が優秀かどうか。いい人かどうか。柔軟かどうか。伝えるということをわかっているかどうか。

(中略)

コピーライターの走る範囲はどんどん広がっているのだと思います。インテルの長友のように走らなくてはいけないのです。

 

いやぁ、その通りだと思います。

学ぶとは、自分が感動すること。

8月に転職して、後輩ができました。
後輩?入社の年次からいえば先輩か。でも先輩は新卒なので、後輩です。

で、その後輩が部下につくというのが僕にとっては初めてで、企画のこと、インタラクティブのこと、コピーのこと、映像のこと、プレゼンのことなんかを、仕事を通じて自分なりに伝授する日々です。

相手は歳(とし)が9つもちがう平成生まれの女性なので、逆にネットでの流行りもののことや、彼女の好きなももクロのこと、モノノフのこと、しおりんのことなんかを教わっています。数年間くわず嫌いで通していたももクロにここまでハマるとは・・・・という話はまた今度。

 

以前の会社では、5年間、愛あるスパルタ上司にみっちり鍛えられました。スパルタ過ぎてひーひー言ってたけど、そこで教わったことにはこんな意味があったのか!と、教える(というか伝える)側に立って今さら気づかされます。とあるコピーライターの方が、宣伝会議の講義前に「講義って講師がいちばん元を取ってるんだよね」とツイートされてましたが、まさにそんな心境。

「学ぶとは、自分が感動すること。
 教えるとは、自分の姿勢を見せること。」

かつて通っていた、中村禎さんのコピーライター養成講座(通称 中村組)で受け取ったこの言葉をまた実感しています。「教えるとは、自分の姿勢を見せること。」ができてるのか?と自問自答したり、変な姿勢でいてもそれを「教えて」しまうんだなぁと恐怖したり。

なんと、後輩も今月から10代目中村組に通い始めました。

外でいっぱい感動してほしい。
そのために何かにどっぷり没入してくれたら、もう僕は小手先のテクニックだけを教えてお役御免です。大事なことは師匠が教えてくれるから。その代わり、もっとももクロの動画をシェアしてください、モノノフの先輩。

パーティーを続けよう。

あけましておめでとうございます。
一応ね、今年初Blogエントリーですから。謹賀新年。

2003年から続けている自分のライフログなので、
休眠していた年末年始~最近のログを書きます(こんなことの繰り返し)。

 

・Perfume 3rd Tour 「JPN」、神戸2日目とさいたま2日目に参戦!
 神戸へは、京都に住む5歳下の弟のアパートに泊まり、
 初めて弟の彼女さんとも会いました。照れる弟を初めて見た。

 そういえばPerfumeは、レーベル移籍
 日本国内のiTunesでも取り扱ってほしい&Blu-ray化に期待です。

スチャダラパー、かせきさいだぁの年末イベ!
 年末の話です。
 最前列で「今夜はブギーバック」!!最高です。

・小林賢太郎演劇作品『うるう』観劇。
 ひとりで世界をつくりこむ力量は今回もさすがのひと言なんですが、
 今回はそれにプラスして切なさを感じずにはいられない‥‥涙。

・三谷幸喜演劇『90ミニッツ』観劇。
 西村雅彦さんと近藤芳正さんの2人芝居は『笑の大学』の再来、
 的な話だと思ってたら全然。シリアス99%の現代劇、よかった。
 ここまで主人公に共感できないのに最後まで目が離せない話もない。
 人間や信仰のおかしみと残酷さを表現された近藤さん、ブラボー。

・雑誌『販促会議』のコーナーに寄稿。
 「これがプロの企画書だ!」という連載の2月分を書かせてもらいました。
 中身は昨年10月のコミュニケーションデザイン実践講座
 つくった企画書をご紹介。→コレ

・年間のクリエイティブいちばんを決める社内アワードでグランプリ
 社外のお客さんも招いてのプレゼン大会でプレゼンして、
 投票結果の末、いちばんを獲りました。素直に気持ちいい。

・人生初のJAZZ体験。
 東京駅の前にあるCOTTON CLUBにて、
 会社の先輩に誘われてダイアン・シューアさんの
 LIVEパフォーマンスを堪能。平日の夜にこんな贅沢があるなんて!

 

記憶に残った日々だけを抽出すると
とっても充実しているかのよう。これも僕のリアル。
仕事ばっかりしてちゃいけませんね。

今年は仕事も遊びも手を抜きません。

コミュニケーションデザイン

土日と体育の日で三連休でしたが、三連勤でした。
連休最終日は会社に泊まり、ぶっつづけの作業で朝を迎えましたが、土曜日の朝から夕方までは宣伝会議の「コミュニケーションデザイン実践講座」というやつに通ってました。

 

コミュニケーションデザイン実践講座

開催日 9月29日(木)、10月8日(土)、10月22日(土)【3日集中】
時間 10:00~17:15
講師
石田茂氏(電通)/岸勇希氏(電通)/木村健太郎氏(博報堂ケトル)

 

座学の講義ではなく、課題が出されてグループで企画を練り企画書を作って全員の前でプレゼンするまでを繰り返しながら、「コミュニケーションデザイン」を「実践」していく講座です。これが面白くて仕方ない。

メディアにとらわれないって、なんて夢が広がるんだろう。夢のままじゃいけないぶん頭使うし大変なんだけど、Webに限定しないってことが自分にとっては快感。年齢も経歴もちがうメンバーが集まってやる共同作業も、僕の班はいい人たちに恵まれたのか、とてもスムーズで楽しい。

 

先日は2回目、電通の岸さんとケトル木村さんによる回でしたが、「本気でやります」の宣言通り、本音がビシバシ飛び交う。詳細は書けないのですが、そんなスリリングな講評会の中でも僕らの班はなかなかの結果を(ひとまずは)出せたと思います。アイデアを評価されるって何よりもうれしいもんですね。自分がプレゼンターだったので喜びもひとしおです。

次回、2週間後の最終回に向けてさらなるブラッシュアップをせねば。

講座が終わって岸さんと名刺交換した際に、「コアアイデアがいいと、枝葉のアイデアも一気に拡がるんです」と言われたのが印象的でした。勝手にシナプスが繋がり合う瞬間というのが、たしかにあった。しかもプレゼンの15分前に。それまでは未完成もいいところで、一気に手直しをしたのでした。PC持っててよかった‥‥。

(他にも印象的な言葉だらけだったけど口外NGなので書けまへん)

 

今の仕事も同じで、ギリギリまでブラッシュアップしてたら連休とかなくなった。
楽しいしやりがいもあるんだけど、そろそろ宣伝会議賞の〆切も気になる季節。

あと、某テレビ番組に夫婦でちょこっと出演します。
10月は濃い一ヶ月になりそうです。

書く、消す、出す。を丁寧に。

ふと思い出して、こんなことをTwitterにつぶやいてみました。

 

コピーライター養成講座に通っていた時、消しゴムや修正ペンを使わずに文字の上から間違い部分を乱暴に塗りつぶして提出する受講生が意外と多かった。ビックリした。自分が講師だったら注意して0点にするなぁ。

 

すると、恩師(@baccano21)から反応がありました。

 

即アウトにしてた。「伝える」ってことをわかってない人に何言っても意味ないから。

 

ひとりでも多くの心を奪いにいくのだから、下手くそな字でも、ゆっくり丁寧に書く人が好きです、僕は。

 

ですよね。

たぶん、ぐじゃぐじゃっと塗りつぶして提出している人たちは、ぎりぎりまで試行錯誤して、よりよいものを出そうとした。だけど、これが履歴書だったら?テストの解答用紙だったら?

紙切れの向こうにはターゲットがいて、履歴書やテストの答案以上に読んでくれるかどうかもわからない。

それが広告なのに、講座だから必ず読んでもらえると思い込んでいる。そこには「自分はお金を払っている客だ」という甘えさえ潜んでいるんじゃないか。

 

伝える側に立ちたいなら、丁寧に書く、消す、出す。

まずはここからじゃないかと思います。

これなら僕にもできる。

思いに触れる。

恵比寿にて。

給料日明けの週末、それも日曜日にもかかわらず、
宣伝会議コピーライター養成講座の「七代目中村組」
のみなさんに、僕と彼女の結婚を祝っていただきました。

電通のコピーライター、中村禎さんから
コピーと、人としての生きざまのいろはを教わる中村組。

その七代目の同期のみなさんがお祝いパーティーを開いてくれたのです。
結婚式も披露宴もしていない僕らにとっては貴重な催しです。

大人になってからは、自分が主役になって
誰かに祝ってもらうことはもしかしたら初めてで、
しかも僕の奥さんになったばかりの人は
中村組のみんなと会うのも初めてで。

僕の中では気心の知れた仲間なのに、
妙な緊張感と「見られている」視線を
ときどき感じながら、つまり照れながらも、
とても楽しい数時間を過ごすことができました。

 

恩師の禎さんからいただいた言葉を記します。

 

「ご結婚おめでとう。
10年も付き合って、その記念日に
結婚しているお二人だから、もう
何も言うことはないんだけど(笑)、

どんな日でも、
一日一回、相手に触れてください。

どこでもいいんだよ。
これがいいんだって。
前にテレビで言ってた。
手でも、おでこでも、口でも、肩でも。

これをやんなかったから
一回離婚しちゃったんだなー、俺は(笑)
今はやってるよ。
一日一回、相手に触れる。いいらしいよ」

 

「前にテレビで言ってた」というのと「いいらしいよ」ってところが
「納豆はダイエットにいいらしいよ」みたいなノリでかわいかったですが(失礼)、
すーっと心に沁みました。この人の言うことは、実践しなきゃ。

 

奥さんは、その場にいた別の某代理店のコピーライターさんに
「御社の請求書を見てびっくりしましたよ。電通たっけ!」
とかなんとか、ざっくばらん過ぎるおしゃべりをしていて、
その様子を救われるような思いで見ていました。

 

桃のケーキにも、配膳してくださるウェイターさんにも、
なぜか迷い込んできたシャクトリ虫にも、水にも、空気にも、
森羅万象に感謝したい気持ちでいっぱいになりましたが、
なにより素敵な会を催してくれた七代目のみなさんに
心の底から感謝しています。

 

100725

 

みなさんの気持ちに触れることができました。
ありがとうございます。

七代目中村組、修了。

宣伝会議コピーライター養成講座
専門クラス 七代目中村組

 

全課程を修了し、卒業しました。
木曜の19時から21時という難しい時間帯でしたが、
半年間の講義は無欠席(遅刻は少々)。

絶対に行く!という強い意志さえあれば、得意先ミーティングだろうが何だろうが。
ご迷惑をかけたみなさま、ごめんなさい。ありがとうございました。

 

半年前、事前の選考テストに合格したときは「運良く合格しました〜」なんてここにも書きましたっけ。その時の試験は「あなたがいいと思う過去のコピーを5本選び、その理由を書きなさい」というもの。

ちなみに僕が選んだのはこの5本です。

 「人生、おいしくなってきた。」(サントリー オールド)

 「人間はセックスをして死んではいけない」(コンドマニア)

 「最近のジュースは、理屈っぽい」(カルピス)

 「泥棒の数分は、あなたの何年分だろう?」(セコム)

 「それは、鯉のえさですよ。英語で教えてあげたかった。」(英検)

 「タイム、ピッチャー おしっこ。」(エポック社 野球盤)

あれ?6本ある。

おかしいな‥‥ノートには6本“写経”しています。ここから1本削って出したんだろうな‥‥(覚えてない)。

 

選んだ基準は、

・商品を手に取りたくなる。商品がある生活をいいなと思える。
・ただ商品の機能・特徴を言い当てているだけではない、佇まいがある。
・人間くさい。

我ながらナルホド。

講師であり師匠のコピーライター・中村禎さんからは、事前選考について

「俺がいいと思ったものと、君たちがいいと思ったものが合う相手を合格にした」

と言われ、決して運などではなかったんだなと。ま、そりゃ運で決まるような選考はされてないか。

 

それにしても、この中村組ではたくさんの言葉をいただきました。26人のライバル・仲間にも出会えました。

20代最後の“学校”で学んだことを生かすも殺すもこれからの自分次第。そう思うと、30代からの自分に、

お前はけっこういい視点を持ってるから
 ひとつその視点を見つけたら、しばらく
 そこに滞在してその周りを掘ってみなよ!
 そうするともっと輝くコピーが見つかる
って
 禎さんも言ってたじゃないか!!!」

と伝言したくなります。

これは、最後の講義に禎さんから僕宛にいただいたメッセージ。「そこに滞在する」をしないでいるのは何となく自覚していたので、ズバリ指摘され頭が上がりません。

 

禎さん禎さんと連呼してますが、禎さんとは電通のコピーライター、クリエイティブディレクターで、僕の大好きな

 

あ〜しんどかった(笑)

(阪神タイガース優勝・星野仙一 個人広告)

 

つまんない広告をする企業は、ほぼ、つまんない。

(KDDI)

 

または、ほぼ毎日見かけるところでは、

 

おいしさを笑顔に

(KIRIN)

 

などを書かれている方。

ちょっとでも気を抜くとバッサリ斬られます。
講義の前半は怒られるか鼻で笑われるか。
後半、徐々に芯を捉えだした実感はあります。

 

毎回の講義やその後の飲み会でもらったたくさんの言葉たちは一生の宝物。

そのうちのひとつ、

「学ぶとは、自分が感動すること。
 教えるとは、自分の姿勢を見せること。」

を、まさに生で体験できた半年間でした。
ありがとうございました。

またどこかで自分のコピーを見てもらえるように、力を出していきます。

秋の覚え書き2

また更新の間をあけてしまった‥‥。

ここ1ヶ月はとくにTwitterでのつぶやきが
増えて、ブログの「さて書くか」をサボり気味です。
(さて書くか!という構えがブログには必要)

誰が困るでもないけれど、
自分の思考整理やアーカイヴとして
ブログはなくてはならない存在なので、
なんとか書く時間を意識的につくらないとなぁ
と思っています。その「意識」がまったく不要な
Twitterに流れているのが現状ですが。うーむ。

 

というわけで、最近増えている、覚え書き。

 

■CEATECに行ってきた
→いろいろ思うことあったので後日まとめます。
 今年は出展企業も入場者数も減って寂しい催しだったそうですが、
 初めて行った僕はとても楽しめました。3D TVは商品価値がある。
 とくにスポーツ観戦において(後日まとめます絶対に)。

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

■映画『空気人形』を鑑賞
→「私は性欲処理の代用品」とつぶやきながらとぼとぼと歩く空気人形。
 もう、その姿だけで愛おしいと思わせる主演のペ・ドゥナと是枝監督は
 ずるい。現代の寓話として完璧なキャスティングでした。
 しばらく尾を引きそうな映画です。今年は映画の当たり年かもなぁ。

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

■宣伝会議コピーライター養成講座専門クラスに合格した
→過去最高の応募者数で選考に時間がかかったそうで、やきもき。
 運良く合格通知をもらい、晴れて7代目中村禎組の一員になれました。
 もう半年間、勉強します。20代最後の学校。

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

■『ツイッター 140文字が世界を変える』読了
→「ツイッターって何?」にこれほど平易に答えたものはないと思います。
 筆者のコグレマサトさんから御礼つぶやきが僕個人宛てに
 届いたことも、Twitterの魅力を強烈に再確認させてくれました。
 たった4語だけど、本の筆者とやりとりできるなんて!
 (これはTwitterもすごいがコグレさんの人間力もすごい)

 

ふう、ここまで書くのに1時間かかった。

サマリーだけでもこうやって「まとめる」作業って
すごく大切ですね。撮りっぱなしの写真もまとめよう。

日々のスピード感に負けそうになるけど、ブログは自分の育児日記です。
身の回りの変化と自分自身の代わり映えのなさを確認する唯一のツール。
あらためて、続けていこうと思いました。

29歳の卒業式

 

センター街を通ろうとしたら、え?なぜか青森。
青森山田学園の生徒さんたちが練り歩いてました。楽しそう。

 

その3時間前、4月からほぼ毎週通っていた、宣伝会議コピーライター養成講座の卒業式に出席。

前日にあった卒業制作課題の講評会では、約300人の受講生のなかから、4位入賞しました。うれしすなぁ。
正直、ベスト10狙いだったので目標は一応達成です。

そんな良きこともあったため、調子に乗ってお酒を口にしてしまい、そのあと吐いてしまいました。死ぬかと。

 

「みなさんは何もできません。
 みなさん、自分の才能におおいに勘違いしてください」

これ、一生忘れないかもしれない、先生からの贈る言葉。
何もできないからこそ、おおいに勘違いして、進む。

それなら得意だ。

 

もうひとつおめでたいこと。
今日は母の55回目の誕生日でした。

いつまでもきれいな手を、と思い、ちょっといいマニキュアとハンドクリームを贈りました。

前田知巳さんの「広告の未来」

先日、「宝島」の広告や「UNIQLO」のトータルコンセプトワーク、「amadana」「キリン」ほか数多の広告コピーを手がけているコピーライター・クリエイティブディレクター、前田知巳さんの講義を受講しました。

前田さんとは、幸運にも以前にお仕事をご一緒させていただいたことがあります。僕らWebチームは残念ながらフィニッシュ前に撤退することになったのですが、まさに目の前でトップクリエイターの仕事を垣間見る、貴重な経験でした。その日々を思い出しつつ‥‥

 

この日の講義タイトルは『広告の未来』

仕事で「なるほど!」と唸りたくなるコピーをどんどん発していた前田さんが、何を考えて取り組んでいるのか?混沌とする(と言われている)広告の今と未来をどう見つめているのか?

以下、その発言を僕なりに起こしました。

 

“前田知巳さんの「広告の未来」” の続きを読む

ハート提出

〆切を守れない人は、
 次から打席に立つチャンスを
 永遠に失うということです

 

サントリー伊右衛門やソニー、ユニクロなどを手がけるCMディレクター・中島信也さんから5月に聴いた内容をメモします。

ちなみに信也さんはムサビの大先輩&先生でもあります。

 

ns

 

一流になるための極意は、何やと思う?
 ふっふっふ、それはな、“提出”することやねん」

なんてシンプル!でもって当然!

でも、それが一定のレベルを超えて、コンスタントに、期日以内に提出できるってこと?
僕はしばしば、その難しさに直面しています。

 

「“提出”はすべての始まりやね」

「トップクリエイターも“提出”をして人に見てきてもらったんやね」

「大事なのは、“提出”することで次の打席に立たせてもらえるっちゅーこと。打席に立てんとホームランなんて打たれへんがな」

プロとは、次の仕事を呼び込める人のことやねん」

「プロは、つぎ頑張ればいいや、なんてないねん。地獄やねん

なるほど‥‥地獄‥‥。

「“提出”した次に、こいつオモロイぞと思ってもらえるかどうかや」

「オモロイ奴かどーかは、目立つかどーかとちゃうねん。
 “提出”したものに光るものがあるかどーか、これや」

提出もしてないのに自分が面白いなんて思い込むのは負け犬の遠吠えよりも始末が悪いってことですね?

「よーするに、ハート提出!ハートのある提出をするこっちゃ」

「〆切を守る。ハート提出する。宿題やない。ぜんぶ自分のためや

 

ははぁーーーーーっ!!!

青山「書く」院大学

宣伝会議 スペシャルカレッジ
青山「書く」院大学@青山学院大学に参加した。

日本を代表するコピーライター、プランナー、
クリエイティブディレクターたちが青学に集い、
広告にまつわる18の講義が繰り広げられる。

林真理子さん、秋元康さん、眞木準さんの講義と
児島令子さん、佐倉康彦さん(恩師)、中村禎さんという
3大コピーライターによる授業がとくに興味深かった。

 

「いかに気付くか」
「嘘はいいけどズルはダメ」
「楽になる、自分事として書く」

 

どうでもいいけど、安齋肇氏が53歳だったとは!

秋元氏の話が面白かったのだが、
長くなるのでつづきはまた今度。