日記

彼女に僕の日記を「闘病日記みたい」と言われた。

確かに、タイトルとか内容がそれっぽいかもしれない。

困った。そんなつもりはないのだが。

 

日記は小1の時から付けていた。

中学に入って、めぞん一刻という漫画の感想を日記に書いたら、
先生の食い付きがよくて、嬉しかったのを今でもよく憶えている。

「今日は5巻を買いました、五代君が骨を折りました」

みたいな。

 

高校に入ってからは、日記が手紙に変わった。

だから手元には残っていない。

手紙を回すのは、高校ならではだった。

浪人時代は手紙から写真になった。

とりとめもなく撮り続けた。吐いて捨てる程撮った。

実際、捨てたりもした。もったいない。

 

そして今、写真がデジタルになろうとしている。

 

もはや廃棄ではなく、消去である。

 

te

 

せめて、webに流そう。

 

辛いことは皆、webに流そう。

みたいな。


投稿者: tacrow

伊藤 拓郎 / Takuro ITO (April 12, 1980~) 2006年 武蔵野美術大学 造形学部映像学科卒業。デジタル系広告制作会社を経て、2017年〜広告会社にてデジタル・プランナー/コミュニケーション・プランナー職