Twit now

ツイッター礼賛の話をすると、彼女から冷たい目で見られます。

ごはんのときも、一緒にテレビを見ているときも、iPhoneでつぶやいたり他人のつぶやきをチェックしていては、そりゃ「いい加減にしなさい!」という話になるってもんです。

賛同を得られないのはとても残念ですが、

 

「しいて言えば、ツイッターが嫌いなんじゃなくて、
ツイッターにハマりすぎなあなたが嫌い」

 

という的確な指摘ももらいました。

 

ただ、この「140文字でつぶやくだけ」という単純なサービスは、趣味趣向の合う人や顔も知らない高校生、経営者、主婦などのさまざまなつぶやきに触れる、初めての体験をもたらしてくれます。しかもリアルタイムに。

その面白さが高じて、リアルでもフォロワー(ユーザー)の人と会う機会にも恵まれるようになりました。先日のPerfumeツアーがあったおかげで、もう30人近い方と顔を合わせるほど、現実の生活に浸透しちゃっています。

とくにアクティブな人、好奇心旺盛な人をフォロー(登録)すると、自分も触発されてその人の参加するイベントへ足を運びたくなり、その人の読む本を読んでみようかなと思うようになります。そうなってくると面白い。趣向や思考にバイアスをかけている感覚です。

ツイッターなら、ただ月を見るという行為でも、その連鎖は起こります。
さとなおさん(電通CD、コミュニケーションデザイナー)のつぶやき:

みんなが月がきれいだとつぶやくので月を見に外に出た。ホント、こんなに明るくてきっぱりしている月は久しぶりかも。まぶしいくらい。

僕も白く輝く月を見て「ほんとだ」とつぶやいたらさとなおさんから「みなさんと一緒に同じ月が見れて幸せです」とReply(返信)があって‥‥。

 

「これいいよ」ってフランクに言ってくれる人がいて、高価でなければ、特別考えることなく試してみる。IMAXで観たマイケル・ジャクソンもPerfume千秋楽もTVドラマ「MADMEN」も、Twitterでの誰かのつぶやきが僕のトリガーになってるんです。

そんなライトでアグレッシブなコミュニケーションが楽しい。

Twitterについてはこちらの本にもっと詳しく書かれています。
情報は与える者に集まってくる、って、ほんと。


投稿者: tacrow

伊藤 拓郎 / Takuro ITO (April 12, 1980~) 2006年 武蔵野美術大学 造形学部映像学科卒業。デジタル系広告制作会社を経て、2017年〜広告会社にてデジタル・プランナー/コミュニケーション・プランナー職

「Twit now」への2件のフィードバック

  1. でもね、私は彼女に激しく同感するよ。
    だってさ、月がきれい、というつぶやきは彼女にしてもらいたいもの。
    そういうシステムが無いとつぶやけないのは悲しい…。

  2. なるほどね。
    システムがないとつぶやけないんじゃなくて、プラスアルファしてくれるもの
    っていう風に思ってます。このブログだって、こうやって記録できて思いを
    共有できて、知らない人から反応を得ることだってできる。

    その今現在もっとも沸騰している双方向ツールがツイッターっていう話で、
    決して特別なことじゃないけど、やればやるほど、奥が深いなぁと思います。

    ただ、はまりすぎて画面に集中しすぎるのは弊害も出てくる…。
    それによって彼女からそっぽ向かれるなんて最低だよね…反省します…。

    【ツイッターで今夜の満月を知る→つぶやき返す→大切な人とシェアする】
    ここまでやれる余裕が大事だよね。。。
    ま、これも僕のつぶやきというかぼやきなんだけど。

    いくらコミュニケーション好きでも、目の前のいちばん深い
    コミュニケーションを忘れてないか?ってことだね。

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