長崎のしゅんちゃん殺害事件を覚えている人は、今どのくらいいるのだろう。
殺した犯人が12歳だったということを今も気にしている人は、どのくらいいるだろう。
一時的に感情的になって、あんなやつは死刑だとか、
親も罰せられるべきだとか、そういった意見が
個人の日記サイトでも多く見られた。
そういう発言をした方々は、今もあの事件を気にして
チェックする眼を持ち得ているのだろうか。
きっと、もう忘れている。
情報の多さで関心度が変化するだけなんじゃないかなあ。
そりゃ今も気にしている方もいるだろうが、
現実は、話題がなくなれば忘れられる。
それ自体を悪いとは言えない。
僕も忘れて行くだろう。けど、あの一時の感情的な発言に、
どうオトシマエをつけるのか。
ものごとは遠くからでは分からないことだらけだ。
そんな当たり前のことに気付けるかどうか。
「忘れる」というのは個人の必要度で変化してくる。
その事自体は自然の流れだ。
が、一度発した発言は、サーバを介したり、他人の記憶として残る。
個人的に「忘れない」という運動も、どこかで欠かさないでいたい。