PYLON

広告の制作会社のサイトです。

 

ひとつひとつの仕事が美しい。
写真の構図と文字組みが大胆。
デザインの質が高い。

 

が、それにも増して気になるのが
ページを移動するごとに差し込まれる写真。
パッパッパっと。

 

どうやら、社名にもなっている、街中に
置かれたパイロン(カラーコーン)!

 

クリックボタンを押しっぱなしにしたら
写真もずっと表示されることを発見。
なにかの裏技を見つけたみたいで嬉しいです。

 

「タヒチ」のポスターが好き。

B全の駅貼りポスターで見た覚えがある。
生暖かい空気の駅で、そこだけ涼しげな
風が吹いていた。

仕事場の壁に貼って
現実逃避行の道具にしたいっす。

 

PYLON | パイロン
http://www.pylon.co.jp/

DRY IN MOTION


DRY IN MOTION

UNIQLOは間髪入れない。

サイトを見て「コレ欲しい!」とは
なったことないかも。それでもOK。

ゴールの置き場をブランディングに特化してるんだと思う。

 

Webでも、広告ならゴールはひとつにすべき。
あれもこれも詰め込められる、なんて幻想だ。

その点、UNIQLOはドライ。

若神子よ永遠なれ

ここ最近の同居人の日課といえば、
終電で帰って、晩ごはん食べて、午前3時まで
ニコ動でアニメ『ビックリマン』を観ること。

 

だったのだが。

 

全75話中、折り返し地点の36話まで
ワクワクドキドキしながら観ていた動画たちが
ある日突然、バッサリと落とされてしまった。

ニコ動で侵害動画を削除 MADも(ITmedia News)

ドワンゴは7月2日、子会社ニワンゴが運営するニコニコ動画上に投稿された動画のうち、映像関連の業界3団体加盟企業の著作権を侵害するコンテンツを削除すると発表。
ユーザーが別のコンテンツを加えて編集したいわゆる「MAD動画」も削除するとしている

 

たぶんきっと、この処置を
受けての結果だと思われる。

「権利者の申し立てにより削除されました」

        ・
        ・
        ・

「はぁ!?天聖門がやっと開いたのに!?」
「もうこれから何もいいことなんてない」
「生きる糧を無くした」

恨み節を放つ彼女の目には涙が。

 

オアシス天如、オーロラ王神、如面菩薩、
明星クィーン、ダム神、レスQ天女、ポンプ大帝、
クリスタル天子、聖母マンマ、一見尚神、
昇皇王、水墨法師の12天使が勢揃いし、いよいよ
第37話「はるかな次界へ」とつづくはずだったのにね。

 

ただ、著作権を考えれば当然の処置です。
今までタダで観られていたのが不思議なくらい。

でも、正直言ってニコ動の魅力は減退。
TSUTAYAでレンタルしろよって話だけど。
TSUTAYAには朗報?

岡崎乾二郎

造形作家・岡崎乾二郎のポートフォリオサイト。

 

作品の質や色合い、ジャンルの幅広さにも目を奪われるが、
サイトの文字の扱いにも感心する(仕事柄そっちに興味が)。

極端に小さい字を使って小ぎれいにまとめるサイトが
アーティストのポートフォリオサイトではたびたび見られる。
それ、印刷でなら読めてもWebでは可読性を保てないことが多い。

印刷時代のクセか、見た目のスタイリッシュさだけで
デザインしちゃった証拠だと思うんだけど、このサイトでは
逆に圧倒的に小さくすることで人々の目を引きつける。

なんて書いてるんだ?と思ってマウスを重ねると
サッと大きくなる。あ、なるほどね。と。

ふつうに配置していたら読まなかったかもしれない。
デザイン性も保ちつつ、読ませるアテンションにも
なっているところが、僕の感心した理由です。

美術館で、作品と対峙したあとにキャプションに
目をやる行為となんか似てます。

 

とかとか語ってみたけれど、やっぱり作品が幅広くて
高質だからこそサイトの気配りにも目がいくんですね。

http://kenjirookazaki.com/

Think about Tiger

やっとMac OSを10.4Tigerにした。

メールの使い勝手が格段に上がり、
Dashboardからはお天気はもちろん、
ログインせずにmixiの更新まで把握できる。
SafariがRSS対応になって、友達のブログも
全員分を1画面でナナメ読みできてしまう。

ひとことでいえば「検索」能力がアップした。
その場にいかなくても情報が把握できてしまう。
Google ニュースのように。

アクセスの手順が減ることは、いいことなのか?
今のところ恩恵を感じてはいるけど、自分のサイトは
逆にRSS対応にしたくないかも、と思った。

ジャケットの概念を崩してしまったiTunesの台頭と似ていると思う。
情報というと漠然としているけど、技術の進歩で、もっと漠然とした
「意味」だけでやりとりが可能になった。意味さえ捉えられればいい。

逆に、リッチコンテンツ(Flash)がもてはやされるのも分かる。
実際にその場へアクセスして初めて意味を感じてもらうために。

Appleだけじゃない。
来年にはWindowsも検索能力を上げてやってくる。
それでも、人のイメージ処理能力が上がるわけじゃない。

まっとうでちっとも面白くない結論だけど、
まずは、より一層、丁寧に作ってゆくしかないだろう。

スラムダンク

スラムダンクが一億冊を突破。

漫画『スラムダンク』単行本が一億冊を突破し、
十日の新聞(朝日・毎日・読売・産経・東京・日経)に
大々的な広告が載った。新聞を取っていない僕が
そんな時事ネタを知るはずもなく、久々に会った彼女から
話を聞いて初めて知った。

僕の彼女は週刊誌に全部目を通す人で、
マンガのことなら何でも知ってるよ的な人。
で、作者・井上雄彦のHPに載っているという、
新聞広告のダイジェスト版を見せてくれた。

彼女は「新聞買い占めとくんだった!」と後悔していた。

そういえば先日も、漫画喫茶に行って
「お薦めのマンガない?」とメールしたら、間髪入れず
「スラダン」と返ってきた。デスノートを読んだけど。

その井上先生のHPに行くと、スラダンについての
思い入れを書き込んで人から人へパスしようっていう
コンテンツがあって、『バガボンド』を読んでいる彼女の
傍らで、ぼくは読んだこともないスラムダンクの感想を
デタラメに書いて送信した。

「忘れない、彼等の熱い勇姿を」

すると、バスケの試合をしている花道(このくらいは知ってる)らが
画面上でぎこちない動きを見せ、しばらくして客席が現れた。
そこに、メガネをかけた青年が。

…僕である。
青年にマウスのポインタを乗せると、出た。
「忘れない、彼等の熱い勇姿を」。すかさず彼女に見せると、
かなり本気で罵倒された。

読んだこともないのに適当なこと書くな!
それより子供の頃ジャンプ読まずに育ったなんて非国民め!
スラムダンクも知らずによくいじめられなかったな全く!

とな。

 

他の観客にもマウスを当てる。
「安西先生最高ですっ!」「11番、僕も付けてます」
「僕にバスケを教えてくれた作品」「リョータLOVE」…etc.

井上雄彦のマンガなら、『リアル』は持ってるんだけど。

 

「安西先生って誰?11番ってどういう意味?リョータって?」

そう聞いて以来、彼女の目に侮蔑の念が
垣間見えるようになったのは、錯覚ではないと思う。

ディスタンス

英語版のサイトを立てた。

立てたといっても、基本は今までのと変わりない。

大きく違うのはプロフィールだけで、
それも正しい表記なのか自信はない。
エキサイト翻訳がどこまで賢いのか、まぁ、いい。

 

それと、いちいち言語が違うだけで
管理も二倍になるのは困ったもので、
それを避けるという意味で、過去のコンテンツを復活させた。

「校区外-間隔」。

基本的に更新の必要がない。
さらに、手直しをしてみると、意外と面白い。

左右対称の画像を所々に混ぜ、
それがくっついておかしな画像になる。
コラージュのように。

「間隔」を訳すのに「distance」としたが、
それも正しいかは疑問。

 

間隔という言葉には、他にもintarvalやspace、separationなどがある。
どれも時間的な間隔と空間的間隔を分けた概念の言葉で、
僕のいう間隔はそのどちらの意味でもあるので、ぴったり来る
言葉が見あたらない。

 

「間隔の感覚」というダジャレでもあるので、
もともと合う言葉などないのだが。