造形作家・岡崎乾二郎のポートフォリオサイト。
作品の質や色合い、ジャンルの幅広さにも目を奪われるが、
サイトの文字の扱いにも感心する(仕事柄そっちに興味が)。
極端に小さい字を使って小ぎれいにまとめるサイトが
アーティストのポートフォリオサイトではたびたび見られる。
それ、印刷でなら読めてもWebでは可読性を保てないことが多い。
印刷時代のクセか、見た目のスタイリッシュさだけで
デザインしちゃった証拠だと思うんだけど、このサイトでは
逆に圧倒的に小さくすることで人々の目を引きつける。
なんて書いてるんだ?と思ってマウスを重ねると
サッと大きくなる。あ、なるほどね。と。
ふつうに配置していたら読まなかったかもしれない。
デザイン性も保ちつつ、読ませるアテンションにも
なっているところが、僕の感心した理由です。
美術館で、作品と対峙したあとにキャプションに
目をやる行為となんか似てます。
とかとか語ってみたけれど、やっぱり作品が幅広くて
高質だからこそサイトの気配りにも目がいくんですね。