勢い

またもや部屋の片づけで押入の奥から昔の雑誌を発掘し、つい読んでしまう。

1997年頃の「H」や「STUDIOVOICE」がわんさか出てきた。
当時高校2年生。
記事は「もののけ姫」「庵野秀明」「椎名林檎」「YUKI」。
今読んだ方が面白い。

庵野秀明のインタビューと宮崎駿の記事は切り抜いておこうかと思った。
面倒くさいからやらないけど。

 

「完成度と面白さは別物で、
 完成度だけなら技術さえあれば誰でも上を目指せる。
 けど、面白さっていうのはそれとは違うところにあって、
 ぼくは後者を優先するということです」

 

「野望がないとものを作る人間にはなり得ない。
 自分の出来うる範囲内でしかやらない人は
 そういう仕事に就けばいいけど、物作りを目指す人間がそうでは困る」

 

割に精神論ぽくなってしまうが、
映像をやる人間の貴重な言葉が多々あった。
部屋は前より散らかってしまったけど。

要は、勢いだと思う。1997年以上の勢いを。


投稿者: tacrow

伊藤 拓郎 / Takuro ITO (April 12, 1980~) 2006年 武蔵野美術大学 造形学部映像学科卒業。デジタル系広告制作会社を経て、2017年〜広告会社にてデジタル・プランナー/コミュニケーション・プランナー職