ラヂオの時間

今日、3月3日は「耳の日=民放ラジオの日」。

TBSラジオ『ストリーム』は2009年3月27日の放送をもって、幕を下ろすことになりました。2001年10月の番組スタートから番組を応援していただいて、ありがとうございます。最後まで『ストリーム』らしい内容でお送りしますので、ぜひお聴きください

ショック!
ストリームが終わったら、毎日何を聴けばいいんだ。

 

以下、BRUTUS 3/1号『なにしろラジオが好きなもので。』より。

(ラジオって)別にどうってことない会話でも聴けちゃうんだよ。TOKYO FMで『AVANTY』って番組があって、これが普通の日常会話を録音してんじゃないかってぐらいのテンションなんだけど、すごくよく出来てる。

(爆笑問題 大田光)

 

口寂しいみたいなのに近いのかも。
ラジオって夜中にひとりで聴いてると、ほんとは寝なきゃいけないシチュエーションもプラスアルファされてるからかもしれないけど、不思議と面白さが倍増するんです。

(爆笑問題 田中裕二)

お二人のTBSラジオ『JUNK 爆笑問題カーボーイ』はオススメ。
Podcastingもあります。

 

ゲストもすっぴんで来ますからね。すごいもんですよ(笑)。
でもかっこつけないでしゃべってくれるから、人間性が伝わる。

(TBSアナウンサー 大沢悠里)

 

生放送は現在を共有している連帯のうれしさもあります。
テクノロジーの進化で関係が薄まるかと思いきや、携帯からすぐレスポンスが来る。

(J-WAVE ジョン・カビラ)

 

僕が最初にラジオにハマったのは中学生のとき(1993年)で、

ポップスベスト10」赤坂泰彦の「ミリオンナイツ」「AVANTY

この3番組(どれもTOKYO FM)はガチで熱かった‥‥。
とくにミリオンナイツは後半戦に出てくる飯島愛も含めての、
枕元での至福の時間だった。

 

高校生の頃は、携帯ラジオを学ランの胸ポケットにしのばせ、
イヤホンを左右に割いて、それぞれを学ランの中で袖に通して、
手元にイヤホンを隠し持って授業を受けるフリして聴いていた。
(ちょうど、ほおづえをついているように見えるんです)

 

当時の感覚を思い出してみても、爆笑問題のふたりの言うことに
激しく同意。なんでもないようなことが、しあわせだったと思う。
by The虎舞竜

なんでもないようなことでも聴けちゃう、番組として成立しちゃう。
もちろん、芸人さんやDJの吸引力のあるトーク術あってこそだけど。
分単位での視聴率を効果的に獲らねば!というTVのスピードや刺激を、
ラジオはそこまで意識せずにつくる(流す)ことができる。

 

僕が、ラジオってすごいと思うのは、50年前からテクノロジー的には進化していないってこと。
(中略)
今どき、よくぞこんな不自由なメディアでこれだけつながったな、びっくりだよなって思う。僕もリスナーもそこを楽しめる人が集まってる。そういう連帯感って、ラジオ独特のものじゃないかと思う。

(伊集院光)

 

これだけ魅力的なラジオの元気がよくなるには、
やっぱりラジオ本体が売れなくちゃいけない。

iPodを刺して聴けるスピーカーには、AMとFMの受信機を
内蔵すべき(そういう機種もあるけど少数)。
そして、携帯電話にもFM内蔵のものがあるけれど、
対応機種を増やしていってほしい。儲からないラジオを
わざわざ搭載するなんてコスト高になるだけ、という
考えがキャリアにはあるみたいだけど‥‥(聞いた話)。

iPodでラジオが聴けたらなぁ。
(対応リモコンも発売されたけど、電波感度がイマイチで
 ヒットせず。別売りというのもネックに)

 

あ、僕のお手製「袖から聴ける学ラン」を商品化すればいいじゃん!
商品名「学ラジ」ってダメ?‥‥UNIQLOあたりから出さないかなぁ。


投稿者: tacrow

伊藤 拓郎 / Takuro ITO (April 12, 1980~) 2006年 武蔵野美術大学 造形学部映像学科卒業。デジタル系広告制作会社を経て、2017年〜広告会社にてデジタル・プランナー/コミュニケーション・プランナー職