銀ちゃんとヤス

TSUTAYAにて。

男A「まじっすよ、この映画オススメっすよ」
男B「いいからパス。次!」
男A「コレはどうっすか?アイロボット」
男B「アイボ?もっと他にねーのかよぉ」
男A「じゃあランキングの棚をぜんぶ見せます!ほらっ」
男B「どれもパッとしねーなぁ。何だよ?これ」
男A「だからTSUTAYAランキングっすよ!」

 

男Aは緑のジャージ姿の金髪少年。
彼はずっとFOMAのTV電話で、DVDの棚に
ケータイをかざしたり自分に向けては、
受話器の先の男Bにお伺いを立てていた。

スピーカーフォンにしてるから会話の中身も筒抜け。

 

TV電話のCMになりそうな風景だった。
来てるな、未来!


投稿者: tacrow

伊藤 拓郎 / Takuro ITO (April 12, 1980~) 2006年 武蔵野美術大学 造形学部映像学科卒業。デジタル系広告制作会社を経て、2017年〜広告会社にてデジタル・プランナー/コミュニケーション・プランナー職