大好きな俳優、
注目していたクリエイター
が亡くなった年として、今年は
記憶に刻まれるだろう。
そして、
大好きなニュースキャスターが
今月7日、この世を去った。
テレビでの、彼の至高の発言は、TBSの社員が旧オウムに情報を流し、
不幸な悲劇が起こった時、「TBSは死んだ」と自らの番組で言い放ったことである。
新聞記者だからこそ、言えたのだ、と私は思う。
(中略)
キャスター筑紫哲也は、最後まで、言論の魂、新聞記者としての志を胸に刻んで、
この世を去った。
「筑紫哲也を悼む」盟友・中島清成氏
より抜粋。
「大好きなニュースキャスター」というのは
妙な感じがするけど、テレビのこちら側にいる僕は
明らかに筑紫さんのファンだったんだと、いま思う。
「出張先のホテルに、中島みゆきさんのCDを持ち込んで
夜はずっとみゆきさんの歌を聴いてるんですよ」
ある番組のインタビューで話されていた。くしゃくしゃの笑顔で。
日本にジャーナリズムを確立した第一人者、という事実は
揺るぎないものだが、その中には映画やTVCM、音楽、Artを
茶の間に伝える笑顔の筑紫さんもそこには含まれていると思う。
「最後の多事争論」はすこし険しいお顔で、この国を見つめていた。
どっちの顔も忘れてはいけない、いち生活者でしかありませんが、
そう思いました。ご冥福をお祈りします。
がんを生きぬく
WEB多事争論