駅徒歩5分、お寺の中庭…の・ようなもの。
幼稚園〜中学生時代の同級生で、
東京大学の院、博士課程にいる旧友と約1年ぶりに会った。
(実際はどのくらい前に会ったのかよく覚えていない)
写真は、その友だちが現在住んでいる建物の中庭、だ。
話はさかのぼること1週間前。
「渋谷に引っ越したので遊びに来てください」と電話があった。
限りなく禅寺に近い財団法人の建物の管理人になった、
という話だったけど…。
広い。ここにひとりで暮らしているなんて!!!
「ね、すごいでしょう?ここに住む代わり、家賃はタダです。
研究職だとバイトができない決まりなんですよ」
ほうほう。
いや、よくわからないけど。
広すぎなんですけど。
夕暮れ時に来たので写真はノイズ混じり。
地下も含めて次々と部屋を案内してくれたけれど、
その広さを写しきることはできなかった。
鉄格子の大きなガラス窓に、直線美の木工デスク、ソファ。
1960年代に建てられたその建物の様式は
モダニズム建築とでも言うのだろうか。
お堂に木魚がなければ座禅を組む場所とは分からない。
「ここは私の書庫にさせてもらいました」
旧友はいつのまにか、国(!)から研究費を受け取りながら
日々インド哲学について調査・考察する研究者の卵になっていた。
驚くところが多すぎて笑うしかない。
この人は学者になるしかないと(いろんな意味で)思っていたけれど、
本当になってしまうなんて。
一通り見渡したところで、毛ガニをごちそうになった。
おしゃべりをしながら食べるにはうってつけだ。
無言の間ができてもカニがある。
ほとんどしゃべり通しだったけど。
それにしても、あいかわらず読めない。