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今度はテレビかよ。

「小6同級生殺害/事件前夜のTVドラマで実行決意」

by毎日新聞

サスペンスドラマに限らず、これからまた締め付けが厳しくなって
表現に対する制限がかけられることになりそう。一時的に。

 

テレビのせいにすんなよ。

 

きっかけのひとつにはなったのかもしれないけど、
その前から殺すことは決めていたんだろうし、
テレビがヒントになったとしても原因だったとは言えない。

暴力描写を規制しても、親がチャンネル権を堅持しても、
彼女は相手を殺しただろう。何らかの方法で。

それでもきっと、残忍なシーンのあるテレビを放送するのはダメだとか、
番組を見せた親に問題があるとか、そういうことを言う輩が出てくる。

 

事件の当事者には何も言えないし、ただ行方を見てゆきたいんだけど、
その周縁で、必要以上に子供を取り巻くメディアを批判するのはお手軽。

 

あと、犯行前のシグナルを察知できなかったのか?というハナシ。
そんなこと分かるか。仮に分かったとしても、まさかカッターで
友達を刺し殺すことまでは察知できるわけないじゃん。

 

それにしても落ち着いた子だと思う。殺害後に教室に戻ってるなんて。
本能のままに行動したというよりは、理性の暴走みたいな。

…推測だが。


投稿者: tacrow

伊藤 拓郎 / Takuro ITO (April 12, 1980~) 2006年 武蔵野美術大学 造形学部映像学科卒業。デジタル系広告制作会社を経て、2017年〜広告会社にてデジタル・プランナー/コミュニケーション・プランナー職