最初の美大受験は惨敗。
浪人時代を立川美術学院(通称・立美)で過ごし、
今の武蔵野美術大学映像学科の自分がいます。
ほんと、立美講師の方々には申し訳ないほどさぼってました。
親にも顔向けできないくらい、さぼってました。
さぼって自作自演ビデオを作ったり、写真を撮ったり、
女の子にちょっかいを出してふられたり、美術館に行ったり、
椎名林檎と宇多田ヒカルに会いたい一心で東芝EMIに押し掛けたり、
女の子と朝から弁当作って多摩川でピクニックしたり、
佐内正史とくるりの岸田君のトークを聴きに行ったり、
先輩の浮気疑惑(じゃなくて事実)をもみ消したり、花火見たり。
そういうことで一年が過ぎました。
気が付けば偏差値は底辺の35のまま。
偏差値35からの大学受験じゃなくて、偏差値35の大学受験。
そんな僕が武蔵美の受験を終え、立美に帰って最初にやったことは、
なんと英語の勉強でした。遅いっちゅうに。いや、来年のために。
戦友のK君に笑われました。
でも、結果は合格でした。恐いもんです。
英語がどうして通ったのか、未だに謎です。
それ以外は、論文だったり実技はものすごく自信があったので
「これで俺を落としたら武蔵美はバカだ」とか言ってました。
英語の不出来は忘れていました。
でもこういう、立美的には変種の僕は何の参考にもならないどころか
むしろ悪影響なだけなので、新入生用のガイドブックには掲載されませんでした。
立美にはほとんど行かなかったけど、立美は好きです。
立美にいなけりゃ受からなかったのも事実だし、
面白い友達にも会えなかったし、ここまで写真好きにはならなかったかもしれません。
ほんと、出会いの場だと思えばいいです。出会い系学校。
実はこのことの方が、合否以上に大切だったりするんだなぁと、しみじみ。
問題は課題で、受験が迫ってきた頃は「今日は1位を取ってさっさと帰るぞ!」と言い聞かせた日だけは1番になってました。でも、早く帰らなくてもいい日は「じっくり練るぞ〜」とか思って、低い評価をくらったもんです。なぜか。
短時間が向いてたのかもしれません。だから受験でもささっと出来たのかな。
受験当日の実技試験は、どういうわけか10分くらい余っちゃって、
後ろのS君に話しかけたりしてました。S君はまだ終わってなかったので
相当ウザかったと思います。ごめん。
立美はひとつの財産だと思います。
けど、ほんと課題の点数はひどかった。
一回、先生に「ソレ、捨てた方がいいね」と言われて、
まったくだと思った僕は画用紙を破り捨てました。4点とか。
「五感を全て使って物語を書け」という課題なのに、「聴覚 無し」と
書いて怒られました。ここまでくると馬鹿だな。
ま、こういう話はいくらでもあるので、この辺でストップします。
ところで昨日も、べーやんと外食。
三日連続です。
チーズフォンデュにオムライスに沖縄風豚の角煮。。。
どれも美味でした。
そもそもは、「エクスペリメントイ」というバンドのライヴを見るために、
渋谷に行ってきたのです。めちゃくちゃかっこよくて、鳥肌が立ちました。
凄かったなぁ。ギターもドラムも、もう壮絶。ため息が出ました。
あんな素敵なバンドを紹介してくれた彼女に感謝です。