Home and Dry

Home and Dry・・・「目的を達成する、成し遂げる」
          ペットショップボーイズの名曲。

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赤羽橋で仕事を終えた彼女から、

六本木で働く浪人~大学時代の
同級生と「お好み焼きを食べてるよ」

という報告を受けて赤坂から六本木へ。
はくちゃん、1年ぶりの再会。

最近は誰と会ってもプチ同窓会になる。

当たり前だが見た目も性格も当時のままで、ただ
仕事が劇的に多い状況を嘆きあうことだけが違う。
会社に3日泊まったとか、私は一週間とか。

 

やがて、何年も音信不通の友だちに
今から電話してみよう!という話になり、
午前2時、酔った勢いでアドレス帳の
「ま」行を検索→なぜかワン切り。

ま行の同級生からコールバックがあったのは
3人でタクシーに乗った後で、おぉ~!元気?
運転手さんに構わず盛り上がる。

 

「こんな時間に怒ってるよね?怒ってないか。
ていうか声変わった?大人っぽくなったような」

 

それは家庭があるから静かに話してるんだ、と
告げられた。

同級生は、会わないうちに結婚していた。

 

かみさん、奥さん、妻、旦那、主人、夫。
耳慣れない単語にドギマギ。予想外の衝撃。

もちろん、女子たちは嬉々として根ほり葉ほり聞く。
とんだ迷惑電話にも関わらず、同級生は
まんざらでもない感じで笑いながら答えてくれた。

深夜にごめんよ、かけ直してくれてありがとう、
ま行の旧友。


投稿者: tacrow

伊藤 拓郎 / Takuro ITO (April 12, 1980~) 2006年 武蔵野美術大学 造形学部映像学科卒業。デジタル系広告制作会社を経て、2017年〜広告会社にてデジタル・プランナー/コミュニケーション・プランナー職