不定期連載の「連想ミュージックビデオ」。
初回のラストはTOWA TEIの『FREE』でした。
スタジオの中に部屋を用意して、その中で完結する。
この作り、ミュージックビデオの王道ですよね。
時間がないとか予算が限られているとか
いろいろ理由があるんだと思います。
そんな「部屋撮り」でも魅了させるものの
ひとつが、ダンスパフォーマンス。
ASA-CHANG&巡礼「背中」PV
ダンサー・振付師の康本雅子さん。
(ごめんなさい、正直に言うと、
連想したのは部屋撮りうんぬんではなく、
麻生久美子さんからの康本さん)
彼女のダンスだけで完結する潔さ。
その魅力は“骨っぽさ”。
背中をキャンバスにして、
重力に抗えない、だらんと垂れた手首。
予想しない動きを見せる関節。
サカナクションやTEI TOWAのビデオは
人形の周辺にエロスを従えていましたが、
このビデオは人間がドールになることで
人間のもつ制御不能な「生」を部屋に
ぽーんと放り投げているような感じ。
話が人形に帰ってきたので、
続いてこちらを連想。
Bjork – All is full of love
あまりも有名なビデオで、YouTubeでも
1,270万回以上も再生されています。
監督のChris Cunninghamは
こんなコマーシャルも撮ってます。
Flora by GUCCI
左右対称になるカットの挿入が素晴らしい。
対称といえば‥‥ってことで、
不定期につづく。