2003年5月から書き始めたWeb日記。
その膨大な量の駄文をブログに全移植する作業を、暇を見てはせこせことやっている。
6年も経ってはじめて本格的に「ブログ」というメディアに乗り換えて13日目。思うことといえば、「ブログは思考の整理に使える!」ってこと。
もともと、ブログというものが誕生した当時は右エリアに並ぶカレンダーやらカテゴリーやらが雑多なものに見えて、また、トラックバック機能やコメントなども書く上ではウケ狙いを意識するものに
なるだろうから不要よ、と思えてやたら警戒していた。今思えばかなり恥ずかしいほどの食わず嫌いだけど。
これが、本気で「えいや」で乗り換えてみると、なーんだ、カテゴリーもタグクラウドも超便利じゃん。
「creative」で区切れば広告への思いだけが辿れるし、「wish,buy」なら飽くなき欲望と購入履歴が一目瞭然。
「ブログで自己管理」系のビジネス書って、こういうことを説いていたわけね、と至極納得ガッテンした。
その“ソート(整列)術”ともいえる機能性に醍醐味をおぼえ、過去6年間にさかのぼってブログ化しよう!と決意したわけです。「それ、今やらなきゃいけないことなの?」と彼女に揶揄されながらも(自分大好き人間ねと冷笑されました)。
じつは、過去にも一度、ブログという言葉が世に浸透し始めた2004年ごろにlivedoorブログへ移行しようとしたことがあった。今はどうだか知らないけれど当時のlivedoorブログはサーバが激重でインターフェイスも最低に使いづらかったので心が折れた。
その点、今使っているWordpressは書き始めたらすぐ自動保存してくれるしインターフェイスがGmailにそっくりでかなり気に入っている。自動保存の便利さは半端じゃなく良い。
ただ、機能性の恩恵を感じながらも、ここまで機能が充実してカスタマイズも豊富にできちゃうと、もうひとつ導入に際して懸念していたことが現実のものとなってきたなーという感触を実感せざるを得ない。
それは、サイトとブログとの主従関係。
もともとtacrow.comという写真サイトを学生時分に立ち上げて、そこへの呼び水的な意味で日記もUPしていたのだけれど、ブログを使いこなし始めると、サイトというHTMLで書かねばならないものがひどく面倒な存在に感じられる。
その上、写真を撮る時間がまず持てていない。
興味は薄れていない‥‥けれど、けれどうまく付き合えていない。
そこへ来てこの自由度満点のブログシステムだ。ブログはシステムだったんだ。便利なはずだ、流行るはずだ(遅)。Webの仕事してるのに知らないんですかと後輩に笑われるわけだ。
人は楽な方へ流れる生き物。たくさんの知人・友人が個人サイトを立ち上げてはブログしか更新せず、さらにはそのブログをも更新しなくなるようになるのもわかる気がしてきた。だって、ラクなのは何もしないことだもの。そして日々は何かと忙しいもの。何で?っていうくらい。
僕はまだ続けていける気がする。始めたばかりでカテゴリーやタグクラウドの新鮮味はまだまだ強いし、ミーハーな自分がひとの反応を伺って書かないようにコメント欄もOFFにしてるし。
という感じで、カスタマイズできるから。写真は一向に撮れていないけど、またいつか風が吹いてくると思う。
また駄文になってしまったけれど、大事なのはマイペース、それだけだ。