以前、予備校時代の恩師が語ってくれたことば。
「つまんないバイトで拘束されている君の時間をほしがっている人が必ずいる。君の時間が与えるものを待っている人がどこかにいて、じゃあ君はそれを売り込まないと。今のバイト先は君を有効に扱っていない。それはもったいないことだと自覚しなきゃ」
と、これは先生が写真家志望の友人に向けた言葉をかいつまんで書いてみたのだが、かいつまみすぎて敏腕アメリカ人経営者みたいになってしまった。
実際は、サダさん(先生の愛称)はもっと温かみのある言い方をしていた。
先生は友人に対し、ただ無為に働くんじゃなく、作家的な視野を持とうと言いたかったのかもしれない。
この考え方はシンプルで好きだ。
自分には才能があると勘違いする人が多いが、それでも動ける間は動いた方がいい。動いてみないとわからないから。
「君の時間を買いたがっている人」は、必ずいる。そう思うことから始めてみよう。