写真の整理をしていると色んなものが出てきます。
こんなもん撮ったっけなぁ、と思うこともしばしば。
銀塩の頃はプリントするしかなかったので、それを一枚一枚確認して、いらない写真は破って捨てていました。環境に優しくないことをしていたと思います。
なぜ捨てるのか。持っていても組みようがないし、思い出を保存するというにはじゅうぶんな数を撮っているので、余るんです。余ると捨てる。未練があると眼が鍛えられない。この潔さ(?)が快感だったりします。
今はデジカメなのでフォルダごと消去したり、とりあえずHDにコピーしてその後フォーマット(初期化)したりして、やはり捨てています。これも快感だったりします。さっぱり。でもデジタルは環境に優しいし、バックアップがあるので捨ててから後悔という失敗もそんなには無いです。
銀塩をやってると、ものすごく環境に悪いなぁと思います。
薬液はどれも酢酸やアルカリ性の強い劇毒なので、廃液が配管を腐らせることにもなります。もちろん薄めて廃棄しますが、そんなの気休めで、実際うちの風呂場は酸の臭いがすごいです。アルツハイマーになりそうな。危険ですね。銀塩はこれからもっと衰退しますが、それはそれで淋しい。けれども、これだけ環境に悪いと、なんだかおっくうにもなります。
その上ダメだと捨ててしまうのですから、何とも贅沢です。デジタルに移行してからは、モノとして捨てることは無いけど。
今まで、何枚撮って、何枚破ってきたんでしょう。
写真の傾向も、けっこう変わってきました。