上司:おれは会社をやめるぞ!ジョジョーーーッ!!

会社の上司が独立することになり、送別会を行いました。

Web広告のプランナー、コピーライターとして9年間、文字通り馬車馬のように働いてきた上司(大内さん・35歳)。この人に声をかけてもらい、鍛えてもらった4年間でした。今の僕があるのはこの人のおかげ。

創立10年そこそこの会社で9年も勤めた人が辞めるんだから、なにか特別なことがしたい。送り出す人が大好きなモチーフを使って。

モチーフ。迷わず上司の大好きなJOJOで決定。

 

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大内さんをJOJO風にしてみました。
描いてくれたのは、会社の元後輩デザイナーで現在は漫画家に転向した萱島雄太くん。‥‥上手い!ありがとう、かやしー。

 

さっそく大内さんの分と送別会の幹事5人(多!)のTシャツをつくりました。

 

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黄色なんて、思わず愛は地球を救いそうですね。

親睦の深い社員から集めたメッセージ付きポラロイド写真のアルバム(もちろん表紙は萱島先生の絵)を渡し、大内さんがそれを見入っている合間を見計らって、幹事一同が「大内Tシャツ」に着替えるというサプライズをかましました。みごとに成功。

 

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同じく後輩デザイナーの若ちゃんにも第1部の「おれは人間をやめるぞ!ジョジョーーーッ!!」と叫ぶディオをもじって「おれは会社をやめるぞ!」で描いてもらいました(トレース疑惑濃厚)。もちろんウケました。沸きました。手に持っているのは大内さんのTwitterアイコン。何でこれを持っているのかは若ちゃんしか知りません。無理にでも考えて描いてくれたことが嬉しい。

 

ちなみにこのパロディとTシャツ化の提案はJOJOマニアの妻から出たもので、彼女の会社では、社員が辞めるときに今まで参加したプロジェクトのロゴタイトルが並んだTシャツやグッズを作って盛大に送り出すとか。そういうサプライズの準備をする妻を見て、常々うらやましいと思っていました。

 

主役の大内さんが喜んでくれたことはもちろん、こちらを意図を汲んで仕上げてくれた社内外の絵師さん、短期間で準備に奔走してくれた幹事スタッフのみんなが純粋にこの送別会をイベントとして楽しみながら動いてくれたことが、僕は楽しくて仕方ありませんでした。

スライドショーやアルバムの出来も自画自賛しちゃいます。よかった!

ふだんWebという物質感のないメディアでものづくりをしているので、手に触れられるものをつくると美大時代を思い出して楽しくなるんでしょう。同じように楽しんでくれた人たちに囲まれて、幸せな3日間でした(短!)。

 

忘れそうになりましたが主役の大内さん、おつかれさまでした。
これからも「さすが大内さん!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる!あこがれるゥ!」と言わせ続けてください。

3 month

2011年4月4日から11日にかけて撮影された地球。

星雲、雲海とはよく言ったものです。

震災から3ヶ月が経ちました。

時の流れは速い。

それでも、どんなに美しい空を見ても、

あの日を忘れることはありません。

『THE SPOT』

小林賢太郎ライブ
POTSUNEN 2011
『THE SPOT』

神奈川芸術劇場で観劇してきました。

小林賢太郎。
片桐仁とコンビで笑いのるつぼへと引き込むコントユニット・ラーメンズの脚本、演出、出演を手がける人。POTSUNENは、小林氏が一人で全てをみせる、ソロコント・プロジェクト。

小林賢太郎=ポツネン氏。
好奇心旺盛で、几帳面で、器用で、不器用で、だじゃれ好きで、用意周到で、突拍子もなくて、ひとを驚かすのが好きな人。=小林賢太郎。なんだなぁ。

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『夢』のままでいてほしかったこと

Twitterでこちらのブログを知り、衝撃でした。
黒澤明監督の『夢』の一篇、『赤冨士』のワンシーン。

「赤冨士」
大勢の人々が逃げ惑っている。何があったのかわからない。目の前では赤く染まった富士山が大噴火を起こしている。原子力発電所が爆発したという。目の前に迫る色のついた霧は着色された放射性物質であった…。

(Wikipediaより)

 

いまの地震の混乱と、原子炉爆発という「悪夢」を予言するかのよう。

http://youtu.be/NuiEIfCuZ0s

 

「しかしまったく人間はアホだ。放射能は目に見えないから危険だと言って、放射性物質の着色技術を開発したってどうにもならない。知らずに殺されるか、知ってて殺されるか、それだけだ。死神に名詞もらったってどうしょうもねえ」

 

井川比佐志さんのセリフが突き刺さる。
件のブログにも書かれていましたが、黒澤監督は「正夢」を見ていたのか‥‥。

届く救援物資

猪苗代湖ズ
「I love you & I need you ふくしま」

 

よく、アーティストが
「私にできることは歌うことくらいだから」
とかなんとか言いますが、
嘘だと思います。

募金だってできるし、
現地へ行ってボランティアだって
今ならできるし
(昨日のような大きな余震があると恐いですが)、
ちょっと周りを見渡せば
歌うこと以上に直接的なことができると思います。

と、いじわるなことを思っちゃう僕は
微々たる募金をちまちまとつづけていますが、
やっぱ、歌ってすごいかも、と思い返す映像でした。

被災地の方々をどれだけ勇気づけられたかは
定かじゃないけれど、東京の僕は、これを見て
気持ちを新たにしました。

 

もちろん、歌のチカラで、
収益の全額や一部を義捐金にするなら、
その巻き込みは個人を超えられる直接的な方法ですね。
急きょ結成された猪苗代湖ズは、そうしているみたい。
くわしくは http://www.inawashirokos.jp/ で。

 

大学時代にお世話になったセンセイ
(オグルビィの小田桐昭さん)も歌っていました。
手紙を書こうと思いつつ、まだ書いてなかったな‥‥。

 

自分ひとりの肉体を、
声の届く距離を超えて
誰かの心があったかくなる
メッセージを送り届けられるとしたら、
それも救援物資。

愛媛人の僕には届きました。

そして僕はやっぱりここから
少額でも募金を送り続けます。
下戸なので東北のお酒は飲めないけど、
東北のうまいもんを食べます。

近々、休みを取って東北に行きます。

再開

えらい長いこと更新をストップしていました。

今年初更新です。

あけましておめでとうございます。

また、書き始めようと思います。

 

さて。

3月11日、東日本大震災が起きました。

午後2時46分ごろ、

マグニチュード9.0を記録する地震が

東北地方太平洋沖で発生。

 

警察庁によると、3月31日午後9時現在、死亡した人は宮城県で7012人、岩手県で3396人、福島県で1064人など合わせて1万1532人に上っています。また、行方が分からない人は宮城県で7117人、岩手県で4560人、福島県で4760人など1万6441人で、死者と行方不明者は合わせて2万7973人となっています。建物にも甚大な被害が出ていて、全壊した建物は1万7862棟で、半壊や一部破損が13万棟を超えています。家が地震で壊れるなどして避難している人は、全国で17万人に上っています。

(テレビ朝日・ANNニュースより抜粋)

 

振り返る意味でも、記録として残す意味でも、

今まで感じたままの、ふつうのことを書きます。

当日のTwitter上での僕のツイートはこちら

 

震災があった日は会社にいました。

デスクの上のPCや書類はすべて床に落ち、

机の下に潜り込むのがやっとのことで、

長い縦揺れに生きた心地がしない。

「死ぬかも」というより、

「ビルが壊れるかも。そうすれば死ぬな」

くらいの達観した(かのような)心境でした。

 

揺れが収まると、ひとまずネットを立ち上げ、

Twitterでみんなの反応や周辺状況を読み、

つぎに会社のラウンジっぽいところにあるテレビを

つけてNHKに合わせましたが、すぐに別の社員が

「この部屋はガラスが多いので出てください!」

と言うので自席へ。

お台場の方では黒煙が上がっていたのがよく見えました。

 

改めて自分の席でTwitterを見ると、NHKの放送画面を

カメラで撮りながらUstreamで配信している人がいました。

これを最大化して見始めると、一気にまわりの社員が集まり、

ここで初めて地震の規模を、東北の惨状を知りました。

 

午後6時に会社から帰宅OKの判断が下され、

徒歩もやむなし!と思ったら運良くタクシーがつかまり、

大渋滞のなか3時間半かけて

渋谷方面の社員3人で「先端が曲がった」といわれる東京タワーを

見上げたり各地のツイートをiPhoneで追いかけたりしながら

のんびり帰りました。

奥さんの徒歩帰宅もメールで把握したので、至って冷静でした。

(帰宅後、翌日は仙台出張の予定だったと聞かされて冷や汗が出たのは言うまでもありません)

 

それから数日は、全チャンネルが惨事を伝える報道と

ACだらけのCMにどっぷり浸かってしまい、

だいぶ精神的にやられました。

 

福島第一原子力発電所の被害も

いまだに安定の目処がたっていません。

これも大きな不安の種です。

原発の問題さえなければ、他の地域に比べれば

たいした被害の出なかった東京では、もう風化が

始まっていたかもしれないほどです。

いや、すでに始まっているのかもしれない。

その原発報道では、プルトニウムが検出されたとか

昨日になってようやく東京電力が「廃炉もやむを得ない」と

発表したとか、その東電の社長は入院しているだとか、

さまざまな情報がメディアに流れ、Twitter上で行き交っています。

僕は、何を拠り所にすればいいだろう?まだ、定まりません。

 

ただ、原発にはもううんざり。

作業に当たってくださっている現場の方には

一刻も早い復旧と無事を祈っていますが、原発はもういい。

噴き出た放射性物質と、2万年、KEEP WALKINGしなきゃいけない。

そんな代償はあまりに大きすぎます。

 

震災への義援金は回数を分けて今でもやってます。

できることと役立つことのバランスがちょうどいいのは、寄付。

なんだけどね。

日に日に、現地へ、被災地へ行って、見てこなければ

何もわからないんじゃないかという気にもなってきました。

 

地震と津波の映像と写真

震災後しばらく続いたようなヘビーリプレイはもうないでしょう。

でも、忘れることはない。

万一、忘れそうになったら、見返せばいい。

「あの日」以降の僕らが、僕が、どう変わるのか。

そろそろ、寄付だけじゃない動きを、2歩目を、どう前へ出すか。

個人レベルで考えながら生きています。

直接的なこと、間接的なこと。

 

被災された皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。

少女時代に会いました。

「少女時代」

少女時代(소녀시대、SNSD、Girls’ Generation、しょうじょじだい)は、韓国の女性歌手グループ。歌手活動の他、映画俳優、タレント等様々な分野で活躍する多彩多能な10代のメンバー9人で構成、韓国はもちろんアジアをも席巻するという抱負を持って誕生したグループである。(Wikipediaより)

のメンバーとおしゃべりしました!赤坂で。

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お前の頭は

今朝、ひさしぶりに大事なMTGの前に寝坊‥‥。

時計を見て、ベッドの上で

「うわああああ」

と叫びながら青ざめていた僕に、
横で寝ていた奥さんが寝たままこう言いました。

 

「今のお前の頭は下げるためにあるんだよ。行きな」

 

その通りにして、なんとか切り抜けました。
(前日に徹夜で資料を作っていたことの恩赦で
許してもらえました。あー、思いっきり頭下げたよ!)

この人に一生ついていこうと思います。

アカペラ

『インセプション』のアカペラバージョン(なぜか反転)。

[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=d2yD4yDsiP4&fs=1&hl=ja_JP&rel=0]

ラストの「げふっ」が効いてますね。
で、こちらがオリジナル。

[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=66TuSJo4dZM&fs=1&hl=ja_JP&rel=0&hd=1]

 

ぶおぉぉぉぉ~ん♪
言いたくなる気持ちも分かります。
それにしても、面白そうな映画だ(笑)

新宿サンライズ

午前4時48分。

新宿駅前で朝焼けを見ました。

あまりにきれいで、
Twitterに写真を投稿したら、
ほかにもたくさんの人が朝焼けをUPしてました。

みんな、どんだけ早起きなんやねん。

うなされて

熱が出てもがんばるんじゃなくて、
熱を下げることにがんばった方が早いことが分かりました。

急がば回れ。だなぁ。
38℃で書いた企画書は最低でした。

 

今朝のこと。

相変わらずうなされながら寝ていた僕に、
奥さんが体調について聞きました。

僕はすべて寝言で返したらしい(記憶にない)。

メモしてくれていました。

妻「調子はどう?」

僕「途中を抜いたからわかんない…」

妻「何が?」

僕「インセプションの続き…」

 

夢の第三階層くらいまで
落ちていたのかもしれません。

 

映画『インセプション』の感想についてはまた今度。

いつまで夏風邪

取材先で大雨に降られ、そのまま仕事していたら案の定、風邪を引きました。

39.4℃

38℃を超えると「考える」ことに支障をきたしますね。

 

「風邪引いちゃったよ‥‥」

と奥さんに報告。

「いつから?」

「朝からかなぁ‥‥」

「ふーん。で、いつまで?

へ?

「いつまで風邪を引いている予定?」

 

「明日までだといいなぁ」と答えたけど、今はなにも考えられないのです。

思いに触れる。

恵比寿にて。

給料日明けの週末、それも日曜日にもかかわらず、
宣伝会議コピーライター養成講座の「七代目中村組」
のみなさんに、僕と彼女の結婚を祝っていただきました。

電通のコピーライター、中村禎さんから
コピーと、人としての生きざまのいろはを教わる中村組。

その七代目の同期のみなさんがお祝いパーティーを開いてくれたのです。
結婚式も披露宴もしていない僕らにとっては貴重な催しです。

大人になってからは、自分が主役になって
誰かに祝ってもらうことはもしかしたら初めてで、
しかも僕の奥さんになったばかりの人は
中村組のみんなと会うのも初めてで。

僕の中では気心の知れた仲間なのに、
妙な緊張感と「見られている」視線を
ときどき感じながら、つまり照れながらも、
とても楽しい数時間を過ごすことができました。

 

恩師の禎さんからいただいた言葉を記します。

 

「ご結婚おめでとう。
10年も付き合って、その記念日に
結婚しているお二人だから、もう
何も言うことはないんだけど(笑)、

どんな日でも、
一日一回、相手に触れてください。

どこでもいいんだよ。
これがいいんだって。
前にテレビで言ってた。
手でも、おでこでも、口でも、肩でも。

これをやんなかったから
一回離婚しちゃったんだなー、俺は(笑)
今はやってるよ。
一日一回、相手に触れる。いいらしいよ」

 

「前にテレビで言ってた」というのと「いいらしいよ」ってところが
「納豆はダイエットにいいらしいよ」みたいなノリでかわいかったですが(失礼)、
すーっと心に沁みました。この人の言うことは、実践しなきゃ。

 

奥さんは、その場にいた別の某代理店のコピーライターさんに
「御社の請求書を見てびっくりしましたよ。電通たっけ!」
とかなんとか、ざっくばらん過ぎるおしゃべりをしていて、
その様子を救われるような思いで見ていました。

 

桃のケーキにも、配膳してくださるウェイターさんにも、
なぜか迷い込んできたシャクトリ虫にも、水にも、空気にも、
森羅万象に感謝したい気持ちでいっぱいになりましたが、
なにより素敵な会を催してくれた七代目のみなさんに
心の底から感謝しています。

 

100725

 

みなさんの気持ちに触れることができました。
ありがとうございます。

10周年の日に。

2010年7月14日、私、結婚しました。

 

お相手は、僕の彼女です。

 

2000年の7月14日、
二十歳の夏からお付き合いが始まったと
「僕は」認識しています。

 

なので、この日に区役所へ行きました。

 

当日の出来事はまた追って書こうと思います。
と言って書かないパターン。

 

ただひとつだけはっきり言えることは、
ホテルの52階から見える夜景は最高ってこと。

 

Twitterでも本当にたくさんの
お祝いメッセージをいただきました。
200件ちかいぜよ。

 

まだお伝えしきれていない方々が
たくさんいて恐縮しきりです。

 

未熟なふたりですが、
これからもよろしくお願いいたします。

New Device , Old Man

[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=SH4pklSPuAw&color1=0xb1b1b1&color2=0xd0d0d0&hl=ja_JP&feature=player_embedded&fs=1]

大変ご無沙汰しております。
2ヶ月の放置は過去最長です。

 

この2ヶ月、いろんなことがあったような、なかったような。

tweetレベルでブログを書く、新しい敷居の習慣を
つけないとコンテンツが死んでしまいますね。写真も同様。
ブログはついついオチや全体の「完成度」を求めてしまうので、
その考えを捨てなきゃゼロのままなんだと、気づいてはいましたが。

 

さて、iPhone 4に乗り換えました。

個人的には、あまりいい印象を受けていません。
やっぱりOSが重いのか、アプリが落ちる。電話まで落ちる。
メモリが倍になっても、です。

 

とはいえ、この世界的ムーブメントと、
Appleが発信するブランドメッセージは勉強になることだらけで、
改めてどこかのタイミングでエントリーしたいと思います。
OSがアップデートされれば直るでしょうし。ここまでネガティブな
現象を「我慢させてしまう」ブランドも、そうそうないと思います。

 

というわけで、ほぼ毎晩徹夜ですが、元気です。