案の定、帰省中は弟と母のみならず伯母からも
「ももクロのどこがいいん?」
「見た目ふつーじゃない?」
「逆にふつーがいいってこと?」
「わからんわー」
と総攻撃を食らい、昨年最後に書いたエントリーの通りになってしまったのだが、職場でも「ピンクは丸すぎないか?」と社長からストレートに問われる一年だったのでここでもノーコメントを貫き通す。どこがいいかを語り出したら止まらないけど、質問を受けているにも関わらずその回答にはまったく需要がないことも知っているので答えない。
いまはただ、インフルエンザで紅白を欠場になってしまった有安杏果の新年最初のBlogエントリーに涙し、紅白直後の24時間Ustreamであーりんママからのメールに露骨な苛立ちを見せたあーりんの人間味あふれる態度が新年早々見られたことにニヤニヤするばかりである。
「彩夏にこれ以上食べるなと言ってください。太るよ。あーりんママより」
2014年は、自分の「好き」を公言してはばからないことで世界が広がることを学んだ一年でした。
大好きなラーメンズのコントのセリフで
「言ってりゃなんとかなる!・・・・ほら、お前も言ってみ?言ってりゃなんとかなる!言ってりゃなんとかなる!言ってりゃなんとかなる!」
というのがあるのですが、まさに、言ってりゃ誰かが気に掛けてくれて世界が広がる。そのことを僕なんかよりもアクティブに実行しているのが妻で、彼女を見ていると日本でいちばん元気なのは韓流スターや宝塚や歌舞伎スターたちを追いかけるおばちゃん軍団だというのもよくわかります。
「私もいつかサブちゃんの良さがわかる時がくるのかしら」
くるね。
「江戸時代に生まれてたら絶対に写楽の浮世絵集めてたよね」
だね。
一月四日の夜、夫婦で「こんなにもお互いに好きなことばっかりしてていいんだろうか?」という話をおそらく初めて真面目に話し合いました。こういうところから、2015年は徐々に始まっているんだと思います。
それぞれに好きなことをひたすら追求するだけじゃなくて、蓄えもつくらなきゃいけないし、できればもうすこし家族っぽい編成にもなりたいし、夫なのに「同居人のおじさん」と言われることからも脱したいし、互いにソロ活動じゃなくてコンビで地方巡業じゃなかった旅行にも行きたいし。
・・・・と、パーソナルなことに目を向ける一年にしたいと思っています。あまりにも目を向けてこなかったから。
まあ、言ってりゃなんとかなる!
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。