JOJO日記、はじまる。

「いい加減にして、読もうか」

と言って彼女は食べ終えたカレーの皿を持って立ち上がった。

流し台に皿を置き、水をさっとかけ、手を拭いて自室に入る。

部屋から声をかけられる。

「何部から読む?お薦めは3部からだけど、
 選ばせてあげるよ」

え、上から目線?

 

長年なんとなく敬遠していた『ジョジョの奇妙な冒険』を、なぜか第3部から読むことになりました。

 

Perfumeかしゆかもハマっているジョジョ。

「ほらね!ジョジョは大人のたしなみなんだよ。
 これを読んでいるだけでみんなと友達になれるよ。
 天気と野球とジョジョの話は大人の定番だよ」

なぜに大人を引き合いに出すのかがよくわからん。

だが実際、彼女は仕事場で会う業者さんたちに
自分の手帳に貼っているジョースターのカードを
見られては「ジョジョお好きなんですか」と聞かれて
コミュニケーションが活発になるんだとか。

「かしゆかと街でばったり会っても困らないよ!」

ズギュゥゥゥゥゥゥン

がぜん、読みます。


投稿者: tacrow

伊藤 拓郎 / Takuro ITO (April 12, 1980~) 2006年 武蔵野美術大学 造形学部映像学科卒業。デジタル系広告制作会社を経て、2017年〜広告会社にてデジタル・プランナー/コミュニケーション・プランナー職