mass psychology


mass psychology 集団心理

ここ何年かで、日本は大きく様変わりしてきたと思う。
恐怖とか、不安によって。

日本は世界で唯一の原爆被爆国で、
他国には無い恐怖を味わった経験がある。
しかしここ数年の日本ときたら、また別の脅威というか、
妙なものを経験してきている。と、すごく思う。
その正体はと言えば、あんまり大声では言えないが、
ずばり、カルトだ。

初めは、異臭騒ぎだった。
それはオウムという奴らで、日本中が恐怖と言うよりも
狂気に満ちた日の始まりだった。で、それからはもう、
なし崩し的にいろんなものがワンサカ出てきた。

麻原、ヘッドギア、サリン、ライフスペース、定説、クローン人間、白装束、北朝。

カルト集団のお祭りだ。
集団の歪みを、これでもかというほど見せられた。
それに群がるマスコミも、テレビに釘付けになる大衆も、集団の歪みを
形成している。日本人は確実に「おかしなもの」への免疫というか、
慣れが生まれてきていると思う。へんてこなものに慣れちゃった。

だって、あんまり驚かなくなってきたもの。
強くなったってわけじゃなく。

集団心理、思想教育。
恐いのは、それと気付かず受け入れてるとこだよな。


投稿者: tacrow

伊藤 拓郎 / Takuro ITO (April 12, 1980~) 2006年 武蔵野美術大学 造形学部映像学科卒業。デジタル系広告制作会社を経て、2017年〜広告会社にてデジタル・プランナー/コミュニケーション・プランナー職