逆を言えば

「まじめくさった人は大した考えをもっていない。
アイデアいっぱいの人は決して深刻にならない」

フランスの詩人、ポール・ヴァレリーの言葉。

 

逆を言えば、決して深刻にならなければ、
アイデアが生まれてくるんじゃないか。

目の前に深刻な事態があるとしても、
深刻ぶったところで状況は変わらない。
だったら、て話。

仮死状態からの目覚め

結局、ブログを死んだままにしていました。

人間というものはナマケモノにできているから、
楽な方へ流れるのは仕方がない。
だからこそ、知恵と工夫がいるんだよ。

と、誰かが言っていたような気がします。
その「工夫」にビジネスチャンスがあるのかな?
とか言いだしたら話が脱線するのでやめます。

 

日付は2月23日で書いていますが、実際の今日は3月23日です。
さかのぼって書くために、時計の針を1ヶ月前に戻してみました。

 

ざっくりと、この1ヶ月間に何があったかを列挙します。
誰かのために?いえ、自分のために。
ほら、Googleの偉いひとも言ってたじゃない。
「あなたのブログの読者はひとりいます。それはあなたです」って。

 

– – – – – – –

 

3月某日:宣伝会議賞1次審査に1本通過
→1本です。少なすぎます。出した数も少なかったので自己通過率は5%と高い。
 それは恥ずべきこと。講座の仲間は20本通過している人も2次に進めている人もいる。

 

3月14日(日):TUGBOATのトークショーに参加
→サインに、4人からおひとつずつ漢字1文字を書いてもらいました。

 

3月15日(月):Perfumeのツアー(ZEPP TOKYO)に参戦
→整理番号1410番なのに2列目!半径2メートル手前で舞う女神たちは美しすぎます。
 今までも最前列などトータル10回はライヴで見ましたが、過去最高に近かった!!!

 

3月18日(木):宣伝会議コピーライター養成講座・専門クラス卒業
→すばらしい師匠と、たのしい仲間にめぐまれました。また追って書きます。

 

もっと日々いろんなことがめまぐるしく起きているはずだし、
バンクーバーオリンピックではカーリングに夢中だったはず。
なのにそれらをすっ飛ばしていいの?と、2月23日の日付で書いている。

箇条書きでは書ききれないので、また後日、詳しく残します。
誰のために?自分のために。

2009 第56回カンヌ国際広告祭 入賞作品上映会

に参加した。

 

カンヌ国際広告祭(正式名称International Advertising Festival)は、毎年6月、一週間にわたって南フランスの保養地・カンヌ市で開催される広告コンクールです。期間中は世界各国から一万人もの業界関係者が集まり、文字通り”広告漬け”になります。近年では広告業界のワールドカップと呼ばれるほど大規模なフェスティバルとなっています。
この上映会ではグランプリ作品をはじめ、現地でフィルム部門の日本代表審査員として選考にあたった講師が入賞作品の中から選んだ必見の秀作CMを上映。審査会場の様子を交えながら、それらについて解説します。日本語字幕つき。一般の方が、世界の代表的なCMを見ることの出来る数少ない機会です。

 

やっぱり自分は広告が好きなんだ!と思えた上映会でした。
「表現が研ぎ澄まされた過去のカンヌライオン=オールドスタイル」と、「広告然しない映像表現の’09年型カンヌライオン=バズになるニュースタイル」の移り変わりを体験しました。

 

グランプリを獲得した、Phillips社のワイドTV「Carousel」

[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=C5yhxqkJiAQ&hl=ja_JP&fs=1&rel=0]

 

カンヌ広告祭審査員であり、博報堂 エグゼクティブCDの
河野俊哉氏のことばが非常に示唆的だったので紹介します。

「世界各国から集まった広告が、あるひとつの兆候を示していた。金融危機をトリガーとした世界不況によって、広告がのん気に幸せだった時代の終焉を告げていた。

広告は、もう広告でいられなくなった。広告は広告を超えることを要求され、テクノロジーというアダムとイブの樹の実を食べた。多くの価値が価値を持たなくなり、多くの新しい常識が生まれた。Web2.0の意味がやっと明らかにされ、人々が企業とメディアの被支配から解放された。声を持たないピープルが、大きな叫び声をあげた。」

 

フィルム部門のグランプリ作品は、
TVCMではなくWeb用のコンテンツムービーでした。
映画マニアのための超ワイドテレビというファクトを、
その画角のまま、トリッキーな映像で訴求しています。

実際にはタイムスライスも使わず、リアルに静止した状態で
撮られたらしいです。その事実がネット上で話題を呼びつつ、
ラストシーンでピエロと警官が同一人物だった!という
ミステリアスな円環もまた、非常に映画チックなシズル(=謎)に
なって、これまた話題の提供につながっています。
映画ファンはこの手の謎を語り合いたいんです。

これがつまり、声を持たないピープルがしゃべりたくなる、
2009年からの広告のカタチだ、というわけです。

 

以前にも「すげー!」と書いたこのムービーを、解説と共に改めて
見返すことができ、そのすごさの本質に気づかせてもらえました。

2010年はどうなるか?

Better Together

ずいぶん死んだままにしていました。
更新したい自分がたくさんいるのに、
ずるずると‥‥。

忙しいのは変わらずですが、再開します。

よろしくお願いします。

デルモ

[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=nEqwKNNQBwc&hl=ja_JP&fs=1&rel=0]

大学の先輩にそっくりなんですけど。顔が。

 

この人。
もっと似ている写真は、探せばあるはず。
大量に撮ってきたもんなぁ。

 

にしても似てるなぁ。

iPad

[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=adnx6SjZpMw&hl=ja_JP&fs=1&rel=0]

 

Appleの新端末、iPadがずいぶんと話題になってます。
Flashが未対応らしいことや、カメラやUSB端子がないことには
そりゃ不満がありますが、きっと買うだろうなぁと思ってます。

 

理由はいくつか。

まず、WebAdvertisingという業界にいる者として、
この先進の体験(つってもiPhoneとほぼ一緒?)を
しないわけにはいかない、という使命、嘘、いい訳。

次に、ベッドサイドで見るネット端末として
サイズ感が魅力的(もうたいした理由じゃない)。

そして、Appleへの愛(だから単純に欲しいだけ)。

 

これらの理由の中で、やはり重視すべきは
「ベッドサイド」だと思いませんか。思いますね。
思いましょう。

 

 

家庭で手軽に見られるネット端末として、
これほど適したサイズとインターフェイスの
商品はないのではないか?と思うのです。

同じように感じてか、Twitterでも、早くも
「親にプレゼントしたい」というつぶやきが
いくつも見られます。僕も同様に書きました。
これは母の誕生日(9月)にあげたい、と。

いかんせん、ニンテンドーDSiもWiiも
プレゼントしたわりにあまり使ってくれて
いないようなので、心配ではあるのですが、
ネットやメール、家計簿、Skype用と考えれば
楽しく使ってくれるかもしれません。
なにより、触って楽しいし。

 

ここからは完全に妄想の世界ですが、
個人的には、iPadが、家庭で使うインターネットの
最適な“Window”になるなら、TimeCapsuleと連携してほしい。
で、家庭内Macとの完全同期、仮想記憶容量1TBということに
ならないかなぁ、と。もっと言えば、HDDレコーダーの中身も
iPadでリモート再生できたら最高です。寝る前に手元で龍馬伝。

 

Appleが起こしたインパクトは、
たった一枚の画面が生み出す可能性のインパクト。
家庭内クラウド、文字通り「ホーム」化を押し進める
四次元ポケットになってほしいと夢想します。

Timeline

最近のつぶやきでお茶を濁す。

 

彼女に「なんか最近、夜になると眠くなるんだよねー、そういうのない?」と聞かれた。あ、あるある。

 

この脳が欲しい RT @kazzwatabe: やばいw RT @trmd: 腹痛いw RT @shinobuk: くそっ面白い RT @motoyukin ナイス!w RT @naver_jp: 天才かもしれない小学生の珍回答ww http://bit.ly/6ipFxW

 

RT @yanagy: 今調べたけど「孤独」の反対語ってないんだね 孤独って言葉自体が孤独

 

「サロゲート」観ました。アバターより大人な脚本で、思わぬ掘り出し物でした!実相寺作品や押井攻殻のストーリー(世界観じゃなくて)が好きな人に特にお薦め。

 

Perfumeトゥアー:03/15 ZEPP TOKYO夜公演 当選!!!出張入りませんように!

 

リリーさん「キャラクターデザインは、どこで筆を置くかが大事なんですよ。いつまでも描いてるとマントとかツノとか入れたがるんです」

 

何も足さない。何も引かない。誰も引かせない。

 

いっぱいつぶやいて、おしゃべりを楽しみつつ、ライフログを残しつつ、
こうして転載してみると、なんでもない日々であることがよくわかる。

The Happiness machine

遅ポストですが、僕のTL(タイムライン)では
さんざんバズってたコカコーラの動画。

 

[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=lqT_dPApj9U&hl=ja_JP&fs=1&rel=0]

Coca-Cola “Happiness Machine”

 

これはアメリカにある大学のキャンパス(おそらく学食かな?)に人間が入ったコカ・コーラの自動販売機を設置して行なわれたもの。

かねてからコカ・コーラが世界規模で展開している「Happiness Factory」という製品コンセプトがあった上で、「小さな幸せを学生と共有する」という企画設計がされているわけです。

 

ふむふむ。

またもや則天去私さんから知りました。
引用させていただきました。

 

以前、写真展の感想で

 

Webとか広告とかばかり見ていると、
どうしても、手法としての新しさで評価しがちですが、
この組み合わせがいいんだ、と思いました。

 

ここに書きましたが、この施策についても同様に思います。
なにか新しいテクノロジーを使ったりメディアを駆使した形跡はない。

ま、YouTube→ブログ→Twitterを経由して伝播していった、
という意味では今のメディアならではの広まりようを地でいってますが、
アイデアそのものはとってもアナログで、コアなところで
「驚き」(Happening)と「喜び」(Happiness)が上手いこと
セットになっていて、誰が見ても伝わる強さがあるなぁと感じ入りました。

 

いつかこういう企画(周囲の人がわっと笑顔になるコト)をやってみたい。

龍馬伝

大河ドラマ『龍馬伝』、一週遅れでやっと見られました。
すごいよNHK。画がいわゆる時代劇の嘘くささのかけらもない。

糸井重里さんの感想を一部引用させてもらいます。

 

2回観ただけで、いろいろなことを思いましたが、
やっぱり「ヨゴシ」の質量がハンパじゃないです。
血と汗というやつは、じつはなかなか見せにくいもので、
過剰に見せつけるような演出をしたら、
観ている人がばかばかしくなってしまいます。
しかし、『龍馬伝』は、ホコリと、泥と、訛りです。
このドラマの画面を見ていると、
ずっと泥んこ遊びをしているかのような気分になります。
どろどろのぐっちゃんぐっちゃんです。
ばんばん舞い立つホコリに咳き込んでしまいそうです。
早口の土佐訛りは、聞き取れないところもあります。
でも、それが、アニメっぽさをかき消してくれるんです。

ほぼ日刊イトイ新聞より)

 

はい、その通りのことを僕も思いました。
床も服も髪の毛も、砂ぼこりにまみれている!
その中で龍馬や弥太郎や武市さんが動いている。

実際には、コーンスターチ(トウモロコシの粉末)を
頭から被って、扇風機でまき散らしているらしいです。
目も開けられないような状況で二枚目俳優が泥まみれに
なって殴られている姿は、もう俳優じゃなくて龍馬にしか
見えませんでした。いまDVDで『新選組!』も平行して
観ているので、江口洋介と福山雅治の龍馬がごっちゃに
なりがちですが。

 

もうひとつ、ドラマ演出家・大根仁さんのブログも一部引用。

 

美術班のセット・オープンセットの素晴らしさに惹かれっぱなしだった。所謂【汚し】という、舞台に生活感・リアリズムを加味させるテクニックがまあ凄い!!
土佐篇がこんなにすごいことになってるんだから江戸や京都の町並みは本当にテレビドラマ・映画問わず時代劇史上最高の美術ワークが観られるかもしれないなあ。

大根仁のページより)

 

美術がすごいからドラマもすごいってことになるの?
と言われれば、僕はテレビの人間じゃないので分かりませんが、
いやきっとすごいでしょう。見れば分かる、みたいな気迫が
画面からびんびん伝わってくるんです。痛快です。

一年間も楽しみなものを見つけられた!
これは嬉しいことです。

From LA

美術予備校〜大学の先輩、tomoさんが
留学先のロサンゼルスから一時帰国し、
我が家を訪ねてくれました。

一緒にやった、大学のグループ展で作った宇宙服コスプレでパチリ。
tomoさんがアメリカに渡って2年半ぶりの再会でした。

 

あっちの大学は「3回休んだらOUT」のシビアさで、
課題も毎回リサーチ&プレゼンという世界だそうで。
ある意味、日本の社会人よりプロ意識が染みつきそう。
制作や英会話、日常について、いろいろ聞きつつ‥‥

 

学校をGoogleマップで見せてもらいました。

街並みは『MADMEN』や『24』で見る風景。
地図ではつながっているけれど、まるで別世界。
土地とか国とかの違いではなく、触れているものの違い。

17歳の僕に「デザイン」の洗礼を与えてくれた人は、
翌朝、日本民芸館に茶器を買いに行くとのことで、
駅で別れました。また来てください。僕も行きます。

日本の夜更け

徹夜作業中にふと出会ったつぶやき。

 

睡眠時間削ってる人の思考が理解不能。徹夜とか最悪だと思う。できればしたくない。体調悪くなんないのかな?徹夜する人って。徹夜してまで仕事したくないし。そんな仕事なら辞める。受験の時とかに深夜ラジオ聞いてる奴とかありえないし。そんなんだから受からないんだよとか思う。

Twitter / 堀江貴文(Takafumi Horie)

 

ホリエモンの直球ツイートに、
思わず作業する手が止まりました。

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