就活 デッサン 鳥

ゼミの連中とデッサンを描いていたら、友達に電話がかかってきた。

 

それは某大手玩具メーカーからの内定通知で、
石膏像に囲まれた部屋がいっきに祝福モードに。
晴天のヘキレキというか、よかった。

 

その流れでお祝いの飲み会が開かれた。
いろんなことを喋ったり聞いたりした。

 

濃い時間だった。
自分もこんな風に祝ってもらえたらいいなぁ、と思った。

 

それが就職だろうが制作だろうが、
なにかが成果になった瞬間を求めたい。

 

内定は「運も含めて相性だ」と先生は語ってくれたが、
ねるとんのようなものかもしれない。

 

お互いの相性を探り合って、
考え方、モノの見方が似ていたり逆に新鮮だったりして、

 

そこで愛が生まれるかどうか…なのかなぁ?と、
まだ面接未経験のぼくは想像した。

 

自分が何かしたわけじゃないのに、有意義な一日だった。

 

 

デッサンの方も、やっと木炭の乗りがよくなってきた。

 

 

像記号論という授業で、ヒッチコックの名作「鳥」を見た。

 

 

最初に見たのは高校一年くらいだったけど、今見たらすごかった。

 

 

鳥の画作りも半端じゃないし、カットバックと構図、

 

役者の顔があまりにきれいで、孫子の代まで伝えたいほど。
孫とかいないけど。

 

今さらヒッチコックかよと思ってたらカウンターパンチ食らった。

 

 

1960年代の映画だけど、
ただ鳥が人を襲うパニックムービーじゃないのがすごい。

 

人の感情や激情、葛藤の記号として鳥があるとか。深い…。

 

 

週末にDVDで見たい映画。オススメ。

Re:Works

 

 

worksのページを更新した。

 

 

この前の授業プレゼンでもそうだったけど、
じぶんの作品をアーカイブス的に並べて、
じぶんの言葉でまとめるのは

 

今もっとも必要な作業かもしれません。

 

過去を振り返ることがこんなに大事&面白いとは
思わなかったなぁ。

三社祭

浅草の三社祭に行ってきた。

 

課外授業。
教授やゼミの友達と初の外出、散歩。

おもしろすぎ。出店でだんごを食った。
お囃子に一瞬まじった。

シム(志村くん)が男どもの喧嘩をいさめた。

浅草寺は人でごった返していた。

 

アサヒビールの通称う○こビルで休憩をし、

先生にドリンクとソーセージをゴチになる。

よし、出費ゼロ。そして去年のゼミにいた卒業生も合流し、

課外授業はここで解散、卒業生と先生でなんとなく同窓会へ。

OGの彼氏という微妙な立場でついて行く。
手持ちも少ないので、完全に彼女頼み。

 

祭を横目に、洋菓子喫茶アンヂェラスに入る。

就職したりバイトしたりの懐かしい友達とダッチコーヒー。

のりさんとはたまに会うけど、
あもちゃんとか、しゅくちゃんとか、
けいちゃん達は本当に久しぶり。

五月病の話とか、仕事の話とか、映画の話。

 

ラストはお好み焼きと初もんじゃと焼きそばで締めた。

げふっ。教授はもんじゃ焼きの焼き方をてきと〜に講評してくれた。

五月生まれが多くて、なんとなく誕生日会にもなった。行き当たりばったりだった。

 

う○こビルがスタルクのデザインと聞いて、妙に納得した。

 

起床学

朝は体が半分死んでいる。

 

半死で顔を洗い、服を着替え、自転車をこぎ。

 

そこまで全自動。自我とか、無い。

 

でも今日はめんどくせー。

 

なにせ一昨日から寝られないでいる。

 

夜中、床についたときが最も聡明かも知れない。

 

天井を見て、ふと起きて山田詠美の「ぼくは勉強ができない」を再読。

 

その中の一編「あなたの高尚な悩み」が面白い。

 

 

学校に着いて、一限CM論、二限教育学。

「オリエンから問題を作り直す」、「父性の影響と性的倒錯」。

 

がんばって(でもないけど)学校に来てよかったと思える瞬間。

ブルータス

午後から学校に行った。

教室からラーメンズ片桐仁の声がするので

入ってみたら、二年生の授業でラーメンズライヴを鑑賞していた。

お邪魔してコントを二本見る。いい授業だ。

 

 

デッサン部が再開した。

 

 

夕方の五時から、夜十時くらいまで木炭デッサンをした。

懐かしい。
感覚が蘇らずに手間取ったが、だんだん思い出せるだろう。

なにせ最後に描いたのが高三の時、六年前。

 

そのあと大学の前にある定食屋「フランソワ」で、先生にご馳走になった。

ビールを一杯だけ飲んだ。いろんな話をしてくれた。

 

帰ったら日付が変わっていた。

日曜日。

今日は、友達の新居でしゃぶしゃぶの予定。

プレゼン日

プレゼンテーションの日でした。

 

高校時代から振り返って、
今までから今&これからの興味やテーマについて、喋りました。
順番がラストだったんで、押せ押せでぱぱーっと
進行しなきゃいけなくなって、もうテンション上げて
自分の作品やら影響を受けたものについて喋っていたら、
何を言ってるのか分からなくなってきて、
質問されるごとにイイタイコトが見えてくるという、
面白い時間でした。

ひとから質問されるっていうのは、
気づいてなかったことが自分でも分かっていいな、
と思いました。(…小学生みたいな文だな)

やっぱ、ひとりで考え込んでも無駄というか、
堂々巡りになりがちで。
外部からの投げ掛けがよかった。

 

夜、友達のライヴを見に下北沢まで行きました。
かなりよかったです。ビデオ回したかった。
三台くらい使って。

Roots

ゼミが始まりました。

他のゼミより一週間遅れのスタートでした。
「途中ならともかくね、開始が一週間遅れるとほんと時間が長かっただろ」
とS助教授。
新生活というには、あまりに時間をもて余していたので、まさしく。

夏以降に小旅行もあるとか。
で、まずはポートフォリオ制作とプレゼンテーションが控えてます。
今までいたゼミでは考えられないです。
課題を自分で考えて研究発表する事自体が新鮮。
これが普通なんだろうな。

「今までで自分が最も影響を受けた既存作品の研究・発表」

が、最初の課題です。
新しい物を作るためにも、過去の自分の
血肉となった物の正体を把握することが必要ということで。

何だろう‥‥。

ビックリマンとか、ゾイド、ポンキッキにまで遡るようなもの、かなぁ。
まず、誰だろう。原体験的な何かなんだろうなぁ。
衝撃を受け僕を形成しているもの。

荒木経惟?じゃないなー。
井上陽水?好きだけど‥‥。
庵野秀明…‥‥い?
実相寺昭雄‥‥かな?かもな。

山本直樹‥‥!

 

自分のルーツは写真家じゃなくてエロ漫画家かもしれない。

attend a lecture


起きたら午前八時半で、遅刻だけど登校した。
朝なのに暑い。

文化人類学よりも、一年次に履修したCM論に出た。
広告界の権威と呼ばれる小田桐昭氏の講義が聴けるのは、
言ってみればこの学科の特権だと思う。

でも、権威と呼ばれるような偉ぶった人じゃなくて、
物腰の柔らかい人柄に惹かれる。

四年ぶりの授業だったけど、かなり奥深い。
今日は、堀井博次の仕事集。
小田桐さんの話が淡々と進む。
遅刻したこともあって、授業はあっという間だった気がする。

 

二限目は教育学。いじめについて。
このテーマで一年間やるらしい。いじめのからくり等。

 

午後のゼミは木曜から。
することがないので、ライブラリで
「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」鑑賞。

はい、本日の授業、以上(昨日の話だけど)。

リベンジ誓う

土曜日。
体育(卓球)と英語で午前が終わり、デジタル写真で午後が過ぎた。

帰って豚丼食べてKILLBILL見て、日曜午前2時。
日付が変わって、今日はお目当てのライヴがある。

実際に就職が出来たとして
スーツで働くような職種ではないと思うけど、
履歴書用ということで着てみた。スーツ!
で、出てきた顔写真にリベンジを誓った。
なのでもう一度着ることになるだろう…。

太った。
上京してから5年で10キロ。
キツイ。卓球でダイエットが出来るとは
思えないので、毎日自転車登下校。

まぁ、明日は、じゃなくて今日は、
そんなことも忘れて踊ろう。今日はRADIOHEAD。

雨と本とTVとカレー

後から雨で、午後から英語の授業だった。

初回のせいで、オリエンだけでさっさと終わってしまった。
することがない。もう、五限だから。

仕方なく図書館で自分が持ってきた本を読む。
岡康道・吉田望『ブランド』。面白い。はまる。

家に帰って、なんとなくマンガを押入に押しやった。
なんだかんだで、滅多に読まなくなった。

適当な段ボールでも見繕って、実家に送ろうかと思う。
何もない実家で、暇つぶしに昔のマンガを引っ張り出せるから。

いつも思うんだけど、
同じニュースばかりがトップだと、他にないの?って思ってしまう。

そしたら早稲田の教授がのぞきで逮捕されていた。
「広末さんを始め、今年の芸能界は出産ラッシュです」とも報じていた。

 

朝方、夢で風の谷のナウシカを見た。
スタジオジブリに隠すように保管されていた、本当のナウシカの話という設定。

フィルムが傷んで相当見づらいけど、物語はバイオレンスだった。
ナウシカの父、ジルがペジテの軍隊に人体実験で巨神兵にされてしまい、
ナウシカを殺してしまうという話だった。ちょっと『人魚の森』入ってるな。

一度作ったカレーが美味かったので、再度カレー。
今回はキムチと納豆を入れてみた。

おいし〜。

移籍

ゼミを移りました。移籍です。

写ゼミの教授に今までのお礼と、
異動の挨拶をしに行きましたが、快く送り出してくれました。
わりとあっさり。

「このゼミにいたから、新しいことに
 目覚めたわけだし、新しい先でがんばりなさい」と。

「はい、今までお世話になりました」

「お世話するほど出席してなかったじゃない」

「は、はい…」

 

新しいゼミは来週木曜からです。お世話になります。

カネ部

少し前に見に行ったラーメンズの
コントに、『カネ部』というのがあった。

お金のない学生らが集まって(といっても二人だが)、
あの手この手で稼ごうというのが活動趣旨。
要はバイトして文化祭で出店(しかも高利貸し!)をやって
儲けようという話なんだけど、名前が素敵すぎる。カネ部。

カネ部に入りたい。起業でもなく、部活として何か仕掛けたい。

 

昨年、うちの大学にデッサン部というのが出来た。
僕の付き合っている人とその友達三人くらいで何となく
「デッサンやりたいねー」なんて話してたら教授が即座にノって、
トントン拍子に石膏像(ラボルト、ブルータス、パジャント他色々)やら
イーゼルやら夜食用の炊飯器まで完備の部室があてがわれた。
こういうのもコネって言うのかな〜凄いなぁなんて思ったもんだ。

 

現在、デッサン部の部員数は未確認。
だが六〜七人はいると思う。僕以外は全員女の子で、しかも四年生。
つまり、このままだと来年度は自分一人になるわけだ。

こっそりカネ部に転向しようか。

式日

大阪に行っている間に、
大手広告業界はエントリーを締め切っていた。

さーどうする?っていう絶妙なポイントに
大学を卒業した先輩から連絡があって、麻布十番で会った。

先輩の勤める会社の調査に協力するとかで、
インタビュー形式で座談会のようなものが行われた。

テーマは「駅の広告」。
エキナカでの広告戦略やアイディアを規制抜きに出し合って、
普段ぼくらが街の広告をどう受けているかを確かにする。

集まったのは都内有名大学の三〜四年生7人で、
都内某美大の僕と彼女は早稲田とか法政の、
しかも就活帰りでスーツ姿の学生に混じって話をした。
リクルートスーツなんてまだ持っていないのは僕だけだな、と
内心思いつつ、それでも議題が広告関係だったので割と話せた。

広告は難しい。
そのありとあらゆる難題をまったく無視して話し合えた。
本来は規制や無理難題の中から面白いアイデアを捻り出すのが
広告だと思うが、枠を取っ払って話すことは今までにない事で、
緊張したけど収穫だった。

で、先輩の手腕で話はざっくばらんに進行し、
それぞれの就活の話なんかもするようになった。
聞くと、やっぱ社会は甘くないなーと思うことばかりで、
ネクタイもろくに締められない自分が場違いに思えて仕方なかった。

完全に出遅れてしまった。そのことは否めない。

だけど、人と話すうちに興味の対象が明確になってゆき、
自分が納得できるように進めていくしかないと思えてきた。

焦っても意味はない。
そろそろ、自分の好きなことを仕事にしてみませんか?
と村上龍(先輩)も言っている。
残念ながらぼくは14歳ではなく来月24歳だが。

グループ展とかやるときに一番面白いのは広告だと感じていた。
展示の面白さは勿論あるし目指すクオリティも表したいテーマも
ある(ない?)のだが、それをまず見てもらうにはどうすればいいか?
を考えることの方が、より熱心かもしれない。
だって、見てもらわなければ無いのと一緒だから。

広告でも写真でもそうだが、
自分は視覚が与える影響を操作したいんだと思う。
そこには当然、言葉や音も関わってくる。

 

早稲田の人は世渡りがうまそうだった。
やりあうにはアイデアしかない。

ちょっとマジメに、就活について考えてみた。
長くてごめん自分。結論無いままでごめん自分。

 

そんなこんなで、卒業式には出席できませんでした。
本来なら僕も出るはずだった卒業式。

一年先に持ち越されたと言っても、
共に入学したみんなは今日が大学最後の一日です。
そのみんなを見送りたかった。

朝方、胸から肩、腕にかけて強いしびれがあり、
入院時と同じ症状で滅入りました。もう大丈夫だけど。

僕を尻目に(?)卒業する彼女はスーツで式に出向いたようです。
写メールが届いて、今は銀座で謝恩会に出席しているとか。
KIHACHI!いいなぁ。

でも前日に、ささやかなお祝いをしました。
チーズケーキとリプトンで。おめでとう。

僕は春から、五年目の大学生活です。
彼女に先を越され、弟に追いつかれました。ひえぇ。

がんばろうっと。

高速


ゼミの友達の車に乗って、横浜から高速で帰った夜。

加藤登紀子全曲集がかかっていたので、
後部座席の連中で片っ端から熱唱した。

「この空を飛べたら」「知床旅情」「百万本のバラ」「時には昔の話を」。

いい歌だなーほんと。俺らが歌うと台無しだなー。

僕にとっては2年目の写ゼミだったわけだが、
このゼミでよかったとしみじみ思いつつ。

Spiral

四年間お世話になった助手さんの送別会に行ってきた。

慣れないビールを少し飲んだ。いろんな話をした。
いま思えば話し足りなかったなと思う。

本当にお世話になったので、4月からはもういないってのが想像できない。

帰りは駅まで乗せてもらって、とことん最後までお世話になってしまった。

お疲れさまでした!