長月

九月です。

夏休みもあと一週間。

うちの大学は試験の関係で、春休みが三ヶ月ほどあります。
一月の初めに少し出席したら、あとは四月の始業までずっとお休み。
なので、そのぶん夏休みはそれほど長くありません。

今日も、実家の愛媛県某市から更新中。

jikka

 

唯一の兄弟、たか君は大学受験を控え、今も下宿先で生活しています。
というわけで会っていません。元気にしているのだろーか。

弟は大阪か京都辺りの大学に行きたいとか言っているらしい。
兄としては東京に来てくれると面白いかなあと思うのだけど、
京都か大阪に住んでくれると遊びに行けるということも
考えられるので、それはそれでいいかも。
この夏の北海道旅行で、旅の味を占めました。

今年、この夏の締めくくりは岡山旅行にしようかと考えています。

まだ返事はないけど、岡山の友達の家に押しかけようかと。
まあ本人はいなくても、彼の家は喫茶店とのことなので、
客として行こうと思います。

一泊旅行ですが、それでも立派な一人旅。
そのあと新幹線でバイト先に直行ですが。

天気が良いことを祈ります。

病院の天井ばかり眺めていた去年の夏が嘘のよう。

残暑

もう夏が終わって。

誰に会うわけでもなく。

田舎の時間はのんびりと。

畑で採れた西瓜を食べて。

朝は寝過ごして。

昼はそうめんを食べ。

夕は読書をし。

夜はwowowを見て。

深夜はBSマンガ夜話。

風呂は湯を張って。

スズムシが鳴いている。

蝉の死骸をよけながら。

歩いて入る、古本屋。

浦沢直樹を探しつつ。

最近出来た、映画館。

踊る大捜査線を見るか否か。

迷って結局何も見ず。

田舎の娯楽は映画とカラオケ。

あとはボーリング&ダイソー。

することなくて、メール打ち。

返事がないからふて寝する。

 

もう夏が終わって。

あなたと会えるのは、秋ですか。

ツアー

実家で、今月半ばに上京していた従兄弟のさー君と会った。

 

今日は小学校のサッカーの試合だったらしいけど、雨で順延。
暇だったので地元の西条を案内してくれるという。

「西条の観光スポットを案内したげるよ」

一応、僕もこの町で18年間生きてきたので今さら観光もないだろうと思うが、
それでも面白そうだったのでついて行く事にした。

「はい、ここが真鍋かをりの家でーす」

「はい、ここが古本屋でーす」

「はい、ここが立川よりでかいツタヤでーす」

「はい、以上でーす」

 

・・・はやっ。

wave

今年の夏は、過去最速で過ぎていきました。

北海道に行き、従兄弟が遊びに来て、駆け足で実家に帰って。
イベントの多さと、それと逆行するように仕事を貰い、
バタバタ。
毎日のweb更新と、僕等.webの存在も大きいです。

でも。
ここにきて久々の休息気分で、田舎を楽しんでいます。

 

田舎。田舎。

戻ってくるか否かこの田舎。
そんでもっていつかは彼女といい仲。
(出:小林賢太郎)

スズムシが鳴いています。

homebase

実家に帰ってきた。

東京を住処にして五年。
実家の、相変わらずの田舎っぷりが、今となっては新鮮だったりする。

 

夜行バスの出発ギリギリまで友人宅でPC作業を進めていたので、
結局アパートに戻って荷造りする時間もなく、そのまま手ぶらで帰ってしまった。
電池が切れそうなiPodと、コンパクトデジカメとケータイ。
装備はそれだけ。
着替えもひげ剃りも置いてきてしまった。普段の、バイトに行く姿のまんま。

さすがに軽装備が過ぎるので心許ないが、のんびりやろうと思う。

部屋の本棚で埃を被っている「みゆき」と「電影少女」を読んでみよう。

 

此処で僕のコアが生成されたんだと
思えるものが、そこいらに落ちている。

疲労 夢

最近、変な夢ばかり見る。

夢ならまだいいが、幻聴まで聞こえる始末で、
少し体に変調をきたしているんじゃないかと思う。

深夜、寝ようとする時の幻聴は辛い。
人の声がひっきりなしに聞こえ、寝かせてくれないのだ。
複数の人間の話す声が止まない。
どう考えても頭の異常だということは自覚出来るので、
なんとかその「声」を無視して寝ようと試みるのだが、
どうにも「声」の勢いは衰えない。どーゆー訳か。

理由や原因は専門医の診断でなければ判らないが、
単純に疲れているというのは間違いない。
ここ何日か、友人のお手伝いという名目の仕事が立て込んでいた。
写真撮影の仕事をふたつ。映像編集をひとつ。
web制作をひとつ。Macセットアップをひとつ。
今夜も徹夜の公算がでかい。
仕事と言うと大げさだけど、好きなことの延長なので、どれも面白くやっている。
とはいえ、からだに鞭打ってやっていることも事実。

からだは嘘をつかないんだと思う。

今日のアルバイトも過労を理由に休みたかったのだが、
明日から一週間ほど実家に帰って休息しようと思うので
その間の欠席ぶんを考えると今日は休むわけにはいかなかった。
バイトは非常に順調に進んでおり、
普通40コマから60コマかかる研修時間を、30コマという、
少し驚異的(らしい)なスピードでこなしてきていた。
(ちなみに、ひとコマは4時間。)
なもんで、今日はその疲れも出てしまい、
考えられないようなミスもしてしまった。

と言いつつも頑張ればそれだけの
ものが形になって出てくるので、面白い。
今日は友人のポートフォリオ制作を手伝った。
陶芸作品の撮影が主で、たまにはこういうモノ撮りもいいもんだと思った。

面白いくせにからだは疲れている、っていうのはかっこわるい。
デキル人っていうのは、一体いつどこでどんな風に休むのだろうか。
ラウンジ?ファーストクラス?

・・・分からない。

肖像権


肖像権侵害撲滅の広告。
「勝手に顔を撮らないで!」と。

顔は撮らないよ。
だけど、その胸に目が行ってしまうよ。

 

散歩がてらレコード屋に寄って、
DVD一枚を買い、散髪して、諏訪祭を見て帰った。
ソフトモヒカンにされた。

友達と食事に行くのは楽しい。

が、ひとりだと何も食べなくても平気だったりする。
食事という行為を忘れてしまうことすらある。
だから今日も夕方まで何も食べなかった。
けど、別段ビョーキでも拒食症でもないので、ピークに達すると腹は普通に減る。

仕方なく寿司屋で寿司をつまんだ。
回転寿司のいいところは自分で量を加減できるところ。
安いし。

 

昨日の晩は本当に困った。
バイトの友達と何か食べて帰れば良かったのだが、
残業で疲れきっていたので何も喉を通る気がせず、
案の定、帰ってみるとおなかが空く。

深夜ではファミレスか吉野家しか開いてなく、贅沢にも一人でファミレスに入った。
暇を持て余すだろうと、ブラックジャックの17巻を買って行った。
当然のことなんだけど、周りはみんな家族連れか、カップル。
・・・虚しい。

一人でもおいしく食べられるコツは無いものか。
面倒臭くて、結局はコンビニ弁当になりがち。
・・・美味しい。

 

いとこを面倒みたということで、親戚から図書カードを戴いた。
そいつで欲しい本を買いまくった。

朝日広告賞の作品集と、「私の広告術」、「小林賢太郎戯曲集」。

占めて六千円。

残りの四千円で、20世紀少年でも集めてみよう。

道具と玩具


一眼デジカメで撮影する仕事をひとつもらい、事務所の
方も見守る中でのバンド撮影というのをやってみた。
1GBのメモリーカードいっぱいに撮影して、今はその整理に追われている。

バンド撮影といってもLIVEじゃなく、ロケ現場を借り切って、
全部自分が仕切っていいということだったので、わりと好きにやらせてもらえた。
撮られ慣れていないドラム君をうまく撮るのが、けっこう難しかった。
そう、こういう写真は、使える写真でないといけない。
よーするに、あまり遊べない。仕事としての面白さと、普段のノリは違う。

そこで。
コンパクトカメラで遊びたいという欲求もたまってくる。
仕事が終わって、コンパクトデジカメの登場。やっぱ楽しい。
人にカメラを意識させないで済むし、乱暴に寄ることも平気だ。
空気みたいなもの。

バンド撮影も楽しくやれたが、なんていうか
楽しさの種類が元々違うので比べようも無い。
機材の住み分けというやつだ。

完成度とは無縁の世界。一眼レフだけでは見えなかったもの。

ポケットから出す、第三の眼。

約束

久しぶり神戸の友達から手紙が来た。

彼女は高校時代の同級生で、今は神戸の
芸術工科大学で建築の院生をやっている。

手紙を読んでみると、先日まで1ヶ月ほど入院していたらしい。

特に心配するほどのことも無いよと
書かれてあったが、1ヶ月もの長期入院はフツーじゃない。
自分も経験したことがあるだけに、なんとなく想像はつく。
朝から晩まで、僕は点滴の毎日だった。

思い出してみると、彼女と同じく
僕も大学病院に入院していたので、
大学病院の特異な生活を楽しんでいたように思う。

まずは回診。教授の周りに、多い時で8人ほどの学生が付いて回っていた。
大学生ということは同い年か年下か。そんな人らにじろじろと眺められた。
しかも肝臓の一部を採取する時、「ハイ、肝臓に針を刺す時、
一番痛いのはどの部分でしょーか?」などとクイズを出す教授がいて、
寝ながら殴ってやろうかと思ったものだ(答えはろっ骨)。

看護婦さんも大学出の新人さんだと、
「あたし伊藤さんと同い年なんですよっ」なんてこともあった。
「え?じゃあ1980年生まれ?マジですかー」みたいな。
そのコに髪を洗ってもらった。

で、病棟も充実していて、神戸の彼女の手紙にも
書いてあったけど、僕の病院も、TVはシャープのアクオス。
13インチだけど、これでワールドカップを見て盛り上がった。

普通の病院にも1ヶ月ほど入院したことがあるが、
違いは何と言っても、もてなしの態度だろう。
大学病院はサービスが徹底している。居心地がいい。

後半は点滴が500mLを8本とかで尋常じゃなかったし、
副作用で鬱になって熱が引かなくなって鼻血がひっきりなしに
出て大変だったが、それでも病院食は美味しいし、清潔で、
ナースさんも美人揃いだった(…サービス?)。
ベテランのおばちゃん看護士のスポットでさえ、市原悦子ではなく藤原紀香だった。

彼女の手紙に、こんな下りがあった。
 「入院生活って、ある山を越えると(治りかけると)、
 社会的に正当な言い訳の出来る引きこもりだと私は思います(私の場合ね)。」

彼女はそう考えて、早めの退院を決意したそうだ。
居心地の良さが怖くなる、それがいかにも彼女らしいと思う。
(そのくらい、大学病院は配慮が行き届いている)

 

それにしても、未だに手紙のやり取りが
続いている友人がいるというのは貴重。
なにかターニングポイントがあった時に筆を
執りたくなる相手がいるのって、嬉しいことだ。

返事、書きます。

 

 

遊びに来ていたいとこが、今日の午前中に新幹線で実家に帰った。

また来るという約束をして帰った。

こっちも今年中に帰郷するからねと告げた。

うなずいて、手を振ってくれました。

さいはてパレード

いとこを連れて東京ディズニーランドに行った。


どんなアトラクションよりも
最後のパレードを一番面白く感じた辺りが、トシだなあと思った。

はなちゃん

バイトから帰る時、新宿駅の改札で見覚えのある顔に出くわした。

高校時代の同級生、花ちゃん。

似てるなーと思いつつも、人違いだったら
気まずいのでなかなか声を掛けられなかった。
しかし近くに寄ってよく見ると。やはりその顔は紛れもなく・・・

「はなちゃん・・?」

ビンゴ。
向こうもこっちも吃驚。
お互い別々の美大に行き、年賀状以外に
連絡を取り合うほどのこともなかったので、予想外の出会いに
思わず笑ってしまった。はなちゃんは高校時代から変わってない。
ただ少しだけ、顔が大人びて見えた。
年月のせい?化粧の変化?

お琴の練習の帰りだそうで、元気そうだった。
立ち話は共通の友達のこととか、近況を少し。
そして再び、意外な出会いに笑ってしまう。
表情は、昔から変わっていない。

嬉しさだけが先行して、写真に撮り忘れた。
まあいい。そんなもんだ。また会えそうな気がした。

いつかはなちゃんのお琴も聴いてみたい。僕の写真も見てもらいたい。

世界一人口密度の高い都市で同級生に会えるなんて、
今日の占いは外れだな。
(11位だった)

ちいさな訪問者

実家の愛媛から、はるばる
小学六年生のいとこが遊びに来た。ひとりで。

東京駅で落ち合い、渋谷で買い物、ロイホで食事。

中央線の中で、しきりに雨の街を眺めていた。

「西条(地元)より高い建物ばっかやんね」
「山手線は終点が無いんだったら、どこから走り始めるん?」
「東京の人も水道水は飲むん?たくろーくんは飲める?」

一個一個答えながら立川に着き、汚い部屋に案内。


ごめん、寝るところを作ります。