先日、妻(1980年うまれ・33歳)がこんなことを言っていました。
「世のアラサー女はすべからく10代にゲイリー・オールドマンにやられてるよね!」
「うんうん、レオンのね!あの狂気じみた震えでフリスクを噛むあの表情な!」
と、大学の同級生であり漫画家の友達(同 33歳)。
え、あれ、フリスクだったの?
眠気覚まし?口臭予防?
やっぱ違うよね。
それにしてもしびれる登場シーン!!!
そう、おなじ80年生まれの僕も通りました、レオン。
日本公開が1995年で、翌年にテレビ放送されたとすると96年だから16歳。
居間と台所の間にあった実家ののれんを両手で優雅に開いたりしたものでした。
そんな多感な10代に観ちゃった映画は一生モノ。
一生ひきずって、こじらせていくしかないのです。
それが我々松坂世代(ただし体育会系ではない)にとっては
『レオン』であり『セブン』であり『ガタカ』であり『アキラ』。
どれもビデオテープがすり切れるほど見返しました。
声優さんのセリフ回しまで暗記したよ。
今思えば、英語で見とけばよかったよ。
映画オタクの証明以外で役に立たないよ。