1%でもいい明日

777interactive・福田敏也さんのブログで、
アートディレクター・大貫卓也さんと
永井一史さんの対談が紹介されていた。

「若年貧困層を生み出す現代に、広告のできることってなんだろう?」
がテーマだった先日のクリエイティブ・シンポシオン
そのひとつの「考え方」が、お二人の対談がおさめられた
雑誌『広告』にあるよー、とのこと。

 

 

「1%でもいい明日にしたい、という思い。」
大貫卓也・永井一史

大貫「とにかく、今、世の中の空気が良くないなということに対しての自分なりの発想だったり、世の中に対して足りないもの、みんながハッピーになれるものを考えると、大体それが答えになるというのが、今の僕の仕事のやり方。世の中の人に反応してもらうために、そういう思考回路でしかやってないと言ってもいい。」

(『広告』4月号 P118より一部抜粋)

 

大学1年か2年の夏に、武蔵美の7号館で大貫さんの講義を受けた。
あの当時も語られていた内容と被る部分もあるけど、逆に言えば
当時から一貫した志で自分の成果物と向き合ってるってことか。

世の中の空気をちょっとでも上向きに、という言葉は、
「そうだ 京都行こう。」のCD、佐々木宏さんも同様のことを
話していたなぁ。この2人がシンポシオンにいたら話は早かったかも。

 

雑誌『広告』は、他のページも今号から
永井編集長になってけっこう読み応えがある感じ。
しかも表紙写真は中川正子さん。

週末にでも一気に読もう。

美人を見たら

どなたの言葉だったか忘れてしまったが、

「街で美人を見たら300円トクしたと思え」

という名言(迷言?)がある。

この金言には続きがあって、

「だから、たとえお昼の魚定食900円がマズくて
 失敗したなァという日でも、道で美人を3人
 見つければチャラにできるんだよ」

というもの。

 

気を悪くされる方もいるかもしれないけれど、
これは素晴らしきポジティブシンキング。
シンキングなので誰にも迷惑かけないし。

この言葉に出会って以来、表参道を歩くたびに、
近所のスタジオを横切るたびに、駅前のコンビニに行くたびに、
心のEdy(心のSuicaでも可)が課金される音が胸の中で響く。
(あ、シャリーン♪は払うときに鳴るんだっけ。まぁいいや)

美人とそうでない人との違いとか、そうでない人は「出費」に
なるのか、とか、人のことを300円って失礼じゃないか、とか、
そういうことは考え出すとアレなので一切考えない。

 

心の定額給付金。大事です。

 

それにしても、美人時計はちょっと許せない。
美人の定義を見知らぬ誰かに決められたくない!という反抗心と、
個人情報さらしながら写る女の子の警戒心&羞恥心のなさへの軽蔑。

要は、十把一絡げにしちゃ一銭のありがたみもないよ!

クリエイティブ・シンポシオン 2009


広告批評のファイナルイベント
『クリエイティブ・シンポシオン 2009』「広告のこれから」に行った。

 

秋山具義、石井うさぎ、伊藤直樹、井村光明、太田麻衣子、荻原ゆか、門田陽、神谷幸之助、黒須美彦、黒田秀樹、小霜和也、権八成裕、斉藤太郎、佐倉康彦、澤本嘉光、鈴木康之、関口現、高崎卓馬、高田雅博、高松聡、谷山雅計、手島領、照井晶博、直川隆久、中治信博、中島信也、中村聖子、中村洋基、中村勇吾、福田敏也、稗田倫広、前田康二、水口克夫、森本千絵、箭内道彦、山崎隆明、横澤宏一郎、吉岡虎太郞、米村浩

(敬称略)

 

日本の広告界を牽引する40名が一堂に会する3時間‥‥
とあって、ほとんどの方が2言3言しゃべって精いっぱい。
壇上のライトが熱そうで、みなさんツラそう‥‥。

でも、この大所帯でちゃんと笑いを取りながら進行する
中島信也さんと箭内道彦さんの話術、話芸に恐れ入った。
話の内容はともかく(ってのもどうかと思うけど)、今日は
2人の冴え渡る司会っぷりで元が取れたんじゃないかと思う。

広告学校の恩師、コピーライターの神谷さんや佐倉さん、
鈴木先生の言葉に大きく頷いたり、森本千絵さんの作品に
面白みを感じたりして、相当とっちらかった時間の中にも
個人的にヒットする言葉がいくつかあった。

 

その渦中で、インタラクティブ組と称された面々‥‥
電通の中村洋基さんやGTの伊藤さん、tha中村勇吾さん、
僕の先輩の師匠、777福田敏也さんといった方々はちょっと
場違いな感じを受けたまま終わった。

他の職能の方々の話術が国宝レベルだからだろうけど。
インタラクティブの方々は話が堅い&長い。これって損だなぁと。

ただ、その中でも、勇吾さんの

才能のある若者はiPhoneAPPで儲けたりするので
会社にいるより個人でやった方が割がよかったりもする。
ゆえに会社という組織に縛りつけておくのが自分の仕事‥‥
だけど、個人でも儲けられる仕組みが出来てきているのが今

という話には、なるほどなーと思った。

それに対してではないけれど、別の方が

本当に世の中を変えたいなら、広告なんて(代理業は)やめてメーカーで新商品をつくるか政治家になった方が手っ取り早い

と言っていて、結局、iPhoneのアプリで儲けられる世の中というのも
Appleといういち企業が創り出した流通の仕組みなわけで、これら企業や
政治の持つ仕組みづくりのパワーをいかにいい方に引き出すか。
そのお手伝いをしている上にアプリでも儲けさせてもらってると考えるのが
構造的に正しいのかなと思ったり。いや、どーでもいいか。

 

モバゲーが注目されるのは、モバゲーの広告キャンペーンを手がけた
伊藤直樹さんがすごいというよりはモバゲー自体が「すごい仕組み」なのかな、とか。

伊藤さんのように「すごい」を伝える側に立てたらいいなと思う。
さらに上の、「すごい」の仕組みづくりから関われたら最高。
でもそこへ行ったらもう「広告」じゃないじゃん、とか。

 

混沌としたまま、シンポシオンはその名のとおり「自在な放談会」のまま、
天野校長の御礼の言葉をもらい、終わった。

本当に終わっちゃうのかなぁ。

 

「広告批評の最終号を創刊準備号と言って、もういっぺん
 立ち上げたらいいじゃないですか、インタラクティブの
 人らもいてることやし。ねえ、天野校長」by 中島信也

メディアはいま!!!!!!

[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=vFok1fAAtNo&hl=ja&fs=1]

メディアレイピスト・宇川直宏氏
元2ちゃんねる管理人・ひろゆき氏
放送作家・倉本美津留氏

という濃すぎるメンツで行われた
放談会『メディアはいま!!!!!!』に参加した。

 

ネット以前のアヴァンギャルドな実験番組を元に現在のテレビとネットについて考えてみよう‥‥という趣旨で、「VHS録画チャンネル4.5(86年〜)」や「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ(86年〜)」「EX(エックス)テレビ(90年〜)」などの映像をYouTubeで(!)見ながらお三方がしゃべくり倒す2時間。

 

EXテレビが放送されていた当時、僕は小学3年生くらいだったのか。
オープニングをおぼろげに覚えているのは、親が見ていたのだろう。

改めてYouTubeやWikipediaで見てみると、倉本氏の言うとおり「今のバラエティ番組の企画のオリジナルが全て」詰まっている。「家宝鑑定ショー」は「開運!なんでも鑑定団」になり、「EX裁判」はダウンタウンの「ガキ使」で同様のコーナーがあり。他にも、今では放送できないコーナーも‥‥

 

低俗の限界
前半はスタジオに数名のヌードモデルが立っていたり、横たわる中でトークを繰り広げ、後半は上岡と紳助の2人がソファーに腰掛けて真面目なトークを展開する企画であったが、問題は2人の頭を挟むように全裸の女性(AV女優)が座っている点であった。ちょうど2人の頭が女性の股間を隠すような位置に来るように設定されており、不用意に頭を動かすと女性の局部が露出してしまうことから、2人が頭を動かさないようにしながら様々な行動を取る様子が奇妙な笑いを生んだ。

視聴率調査機のある2600世帯だけにおくる限定番組
視聴率の信憑性を調べる企画。視聴率調査機のある視聴者に「今から1分間NHK教育にチャンネルを合わせてください」と呼びかけた。当時のNHK教育は24時で放送を終了しており、チャンネルを合わせても砂嵐のみであったが、この呼びかけに応じた視聴者はNHK教育にチャンネルを合わせた。その結果、この時間帯はビデオリサーチの視聴率調査で最高2%、ニールセン社で最高5.9%(これは当日のNHK教育テレビで放送された全ての番組よりも高い数字であった)もの視聴率を弾き出し、ビデオリサーチ社からクレームが来る事態にまで発展した。また、この企画は1990年に日本民間放送連盟賞番組部門テレビ娯楽最優秀賞を受賞した。また、EX Osaka最終回では『視聴率ゼロに挑戦』と題して、「視聴率調査機のある方は今日この番組を見ないでください」とも呼びかけた。

(Wikipediaより)

 

すごすぎ。クレームもすごかっただろうなぁ。
でも、今こそTVはもっと「生」に戻るべきなんだろう。

「HDD録画もYouTubeもある時代で、
 TVって生以外にレアなものがないんですよ」

うんうん。
CDが売れなくなった現在、ライヴのできない歌手は生計が立たないという。
お客にライヴ(生)の体験を与えられる者だけが生き残れる時代。
TVも、スポーツの生中継が40%超えの高視聴率をたたき出す。

生ってクレームも増えそうだけど、逆に“健全”な気がする。

ネットもまた、生の有効性を取り入れていくと面白い気がする。
CMも生でやればいいんじゃないかな。TVができた頃のように。

初恋の人

地元の友だちを介して、
初恋の人からお手紙が届きました。

 

たっくん、元気にしてる?
今でもカブトムシを育てていますか?なぜか幼虫からメスしか育たない残念なたっくんをなつかしく思います。

穏やかなたっくんに私が「引っ張っていってくれないから乗り換える」と宣言してお別れすることになったあの日から、もう13年が経ったのですね。月日が流れるのは早いものです。

お手紙を書いたのは、何か伝えたいことがあるとか用事があるとかではないんです。ただなんとなく学校の前を通ったらなつかしくなって、思いつくままに書いてみようと思い立っただけなんです。ふふ。

今考えると、私ってたっくんに対してひどいことばかりしたなぁと思います(汗)。たっくんはいつも私のこと包んでいてくれたのに、私は臆病で心を開けなかったし、「たっくんはどうせ私のカラダ目当てじゃない!」なんて暴言を吐いていましたよね。それは事実としても、もっと他の言い方がなかったものかなぁと反省しています。

あのときたっくんにとって初恋の相手が私かな?私にとっては8人目の彼氏だったかと思います。あ、そうそう、たっくんは最初からキスが濃厚で少し気持ち悪かったなぁ(苦笑)。でも何かの雑誌で読んでキスの練習してきたって言うから、黙っているしかなかったんですけどね、私。

告白するときのたっくんは、必死で「一生大事にするから」とか酔っ払ったことを言っていましたね。とても嬉しかったのですが、お別れしたときには、やっぱり詐欺だったなぁと思ったものです。後先考えないところはたっくんらしいとも思いました。

恋愛を総合的に考えれば、私はたっくんと付き合えてよかったなぁと思います。当時は少し恥ずかしかったし疲れたけれど、私が男性のように強くなれたのも、たっくんがどこか頼りなかったおかげだと思っています。

いろいろ書きましたが、私はたっくんが大好きでした。これからもたっくんらしさを大切に、夢のドS女性を探しながら(笑)、いつか幸せになってください。

またいつか会いましょう。では。

P.S. たっくんが誕生日にくれた下着、そろそろ捨てていいですか?

 

http://letter.hanihoh.com/

上記のURLからみなさんもやってみてください。
言ってみれば占いの変化系、おもろいです。
長い文章だけど、この長さが肝(キモ)ですね。

基本的にドラマがほしいんですね、人は。

映画の時間

ブルーレイで『ブレードランナー ファイナル・カット』を、
DVDで『ザ・マジックアワー』『ダーティハリー』を鑑賞。

 

『ブレードランナー』の映像美は圧巻。
2019年の近未来が、超高解像度で広がる。
1982年の作品であることを忘れるほどクリアで、
吸い込まれそうなくらいの漆黒にゾクゾクした。

 

『ダーティハリー』(71年)は小学生の頃に日曜洋画劇場で
何度も観たと思っていたが、シリーズ第1作は初めてだった。

『硫黄島からの手紙』『チェンジリング』などを監督した、
名監督であり名優、クリント・イーストウッド。彼が演じる
ダーティハリーことキャラハン刑事が、とにかくクール!!

オープニング、スタジアムのシーン、高架橋の上から
バスジャックした犯人を見下ろすシーン‥‥どれも最高。
刑事が、殺人鬼よりも冷酷に見えてくるのが面白い。

抑制の効いた音楽も、淡々と仕事をこなしながら内には
燃えたぎる怒りを秘めたキャラハンによくマッチしてる。

 

[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=ujfFSW9074c&hl=ja&fs=1&rel=0]

 

とくにオープニングは松江泰治の
写真集『cell』にも似たイメージで、
スタイリッシュという言葉がぴったり。
   ↓

やっぱり、大画面のテレビがほしいなぁ。
21インチはいろんな意味でギリギリだわ。

Say Hello!

先週末、表参道を自転車で走っていたときのこと。

きゅいっと角を曲がると、目の前に見覚えのある顔と
道路に爪を立てながら歩く白い塊が飛び込んできて、それが
糸井重里さんとブイヨンだということに気づくのはすぐだった。

 

ただ、ブイヨンがいなかったら気づけなかっただろうと思う。
うちの父もダイエットしたらあんな感じだろうな、みたいな。
いい意味で(?)、ふつーのおじさんだった。若々しいけど。

それにしても、ブイヨン。
タモリにとってのサングラスのような、
陽水にとってのサングラスのような(一緒か)、
宮崎駿にとっての髭、かしゆかにとっての前髪
のような「トレードマーク犬」に、いつのまに。

やっぱりフグよりも犬が飼いたい。

春琴

舞台『春琴』を観劇。

〜谷崎潤一郎『春琴抄』『陰翳礼賛』より〜
演出:サイモン・マクバーニー
出演:深津絵里、チョウソンハ/立石凉子/内田淳子、望月康代、麻生花帆、瑞木健太郎/高田恵篤、下馬二五七/本條秀太郎(三味線)

 

ブラボー!の一言に尽きる。いや尽きない。
心の整理がつかないほど、すごいものを見てしまった‥‥。

光と陰、命を宿したかのような人形(春琴)、それを操る深津絵里(春琴の動作と声)、激高ののちに人形と交錯し、肉体も「春琴」になる深津絵里(度肝を抜かれるシーン!)、さまざまに複雑に形を変える畳、BGMとSEを同時にやってのける三味線、緞帳の向こうに広がる光、緞帳につぶされる三味線‥‥。

 

「見立て」の舞台芸術が、谷崎文学のなかで遺憾なく発揮されている。
数本の柱が卒塔婆になり、松の葉になり、ふすまになり、階段にもなる。
今までに見たことのない世界。だけど、見覚えのある景色になる。

どうして外国人の演出家が、ここまで日本人の美意識を構築できるのだろう。

暗い舞台の上で、深津絵里の操る人形は彼女と同じ顔をしていて艶めかしい。
ご本人はそれ以上にきれいな女優さんでした。そして、サイモンの類い希なる演出に堂々と応える、正真正銘のプロ。どんなに罵られてもありゃ惚れる。

 

サイモン氏の舞台は『エレファント・バニッシュ』以来、5年ぶりの鑑賞。
まったく異なる演出でありながら、当時の衝撃が蘇るような時間でした。

世田谷パブリックシアター芸術監督の野村萬斎さんと出演者との
ポストトーク、出演者いわく「サイモンの舞台は毎日が初演」
「初日は稽古場が舞台に代わっただけのこと」だそうな(!)。

まさしくその場限りの、非常に濃密な時間・空間を得た。
ブラボー!

甘党続投

彼女が3週連続で土日とも休日出勤。

さすがに疲れがたまってきたのか、
帰ってもテンション↓↓↓。会話激減。

 

と、そんなときに我が実家から救援物資が届く。

たくさんの野菜とイチゴ、そして、父と祖父からの
ちょっと早いホワイトデーの贈り物。箱には彼女の
名前が書かれた付せんが貼られていた(母の字で)。

深夜だというのにイチゴとパイとマカロンを食べ、
ちょっと元気になったよう。ありがとう実家!

Still Red Hot

[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=KS_6HHQ7jOA&color1=0xb1b1b1&color2=0xcfcfcf&hl=ja&feature=player_embedded&fs=1]

 

今年25周年を迎えたヴァージンアトランティック航空。
その、25年前のデビュー当時のインパクトが描かれています。

エイティーズの再現度合いもさることながら、『スチュワーデス物語』を上回る迫力の赤い闊歩!100年に一度の大不況の今、当時のバブリーなパワーにあやかりたいってことかなと思ったり。輝かしい時代を描くのは“インナー(社員)向けに正しい”のかも。

 

まぁ、僕は日本のこっちの航空会社のCMの方が好きです。

 

[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=4c5hSoxZ1Hg&fs=1&hl=ja_JP&rel=0]

 

そういえば、スカイマーク社は経費削減で制服を廃止してポロシャツで乗務するらしいけど、そんなことしたら新卒の応募は減るだろうなぁ。
もしや、それも織り込み済み?

ワンルーム・ディスコ


Perfume『ワンルーム・ディスコ』ダウンロード。
知り合いの人がPVの制作をやってた。代わりたい!

といいつつ、
今のヘビロテはもっぱらチャットモンチー
徳島と愛媛出身の3ピースってことで、同郷の肩入れもありつつ。

もう顔を見ただけで四国だなぁって思う。
眞鍋かをり(同級生)、友近、Superflyを見ても思う。
四国の女性だなぁと。醤油顔というか。

逆に、Perfumeの顔はすごく「遠い」。ソース顔。広島焼き。

 

音楽っていいですね。

PhotoShare

iPhoneで撮った写真をUPして世界に公開、共有できる
App‥‥「Big Canvas PhotoShare」が面白い。

ケータイの強みである「通信」と内蔵カメラによる「撮影」、
エフェクトアプリの「効果」、Big Canvasの「共有」という
“四位一体”でステキアルバムがつくれる(しかも無料で)。

FlickrのiPhone版のような感覚で、世界中からコメントが付く。
はじめて写真サイトをオープンした頃の新鮮な驚きを思い出す。

 

tacrow’s PhotoShare

 

他の人の「人気の写真」を見ると、やっぱり女性の
日常や鏡に映ったセルフポートレイトに人気があるよう。
自分を被写体にできて間が持つというか、成立する女の子がうらやましい。

あぁ、サイトの方も更新してないなぁ。
このAppくらいカンタンに更新できればいいのに。

 

Big Canvas PhotoShare
※クリックするとiTunesが立ち上がります。

out of noise

坂本龍一、5年ぶりのアルバムをリリース。
だそうです。サイトで試聴できました。
しかも、教授の生声コメント付き。

試聴時間は短いですがラジオ風でちょっとイイ。
あると思います、こういう試聴のアプローチ。
「私」に音楽を届けてくれている感じがする。

 

どのメディアでも、「語りかけ」がポイントなのかなぁ
と思う今日この頃です。

 

「out of noise」収録の曲「hibari」

[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=FrgWYl-NPK4&hl=ja&fs=1&rel=0]

「out of noise」試聴

ラヂオの時間

今日、3月3日は「耳の日=民放ラジオの日」。

TBSラジオ『ストリーム』は2009年3月27日の放送をもって、幕を下ろすことになりました。2001年10月の番組スタートから番組を応援していただいて、ありがとうございます。最後まで『ストリーム』らしい内容でお送りしますので、ぜひお聴きください

ショック!
ストリームが終わったら、毎日何を聴けばいいんだ。

 

以下、BRUTUS 3/1号『なにしろラジオが好きなもので。』より。

“ラヂオの時間” の続きを読む

聞き耳

いま、家の近くの、深夜もやっているカフェで
ノートPCを開いて残業中です。
ここをデフォルトの仕事場にできたらどんなに幸せか。

適度に雑音がある方が集中できるタチで、
浪人時代は学科の勉強にモスバーガーへ
通い詰めだったのを思い出します。
オニオンリング食べながらマンガ読んでたけど。

 

それにしても、今夜の左隣にいるお客は声がでかい。

40代とおぼしき、頭皮の寂しい感じではあるけれど
金髪に染めた物静かな男性と、20代前半か?本日の
主役です!みたいによく声の通る目の大きな女性。
よく言えば小西真奈美に似ている。とくに声が。

その女性のしゃべる内容が尋常じゃない。

 

「あの子自殺しかけたの!でもってね‥‥」
「今日の演技、イマイチじゃない?あ、でも‥‥」
「泣いてる役者いたよね?そのくらいで泣く!?(笑)でね‥‥」
「ほんっとバカだよねー、あれじゃお客さんも‥‥」

 

女優さんなんだろうか。
美人ではあるけれど(小西真奈美風の)。

すごい巻き舌&大声で気になるワードを連発するのだが、
うん?うん?と聞き耳立てたくなるような「見出し」だけ
大きな声で発して、その後の声が急に小さくなる。うぅ。

応対する男性の淡々とした風情に、大人力を見る。
彼もうるさかったらここが魚民になるところだ。

しっかし、話の全貌がまったく見えん。
これは‥‥仕事に集中できないぞ。